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南雲忠一中将を再評価するスレ(与)

1 :GF長官:2011/10/29(土) 20:06:42.93 ID:???
南雲長官はもっと評価されるべき(16代目)

前スレ
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/
>>337〜ジュットランド海戦の章、>>717〜至上最大の艦隊決戦開幕の章)

過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo

戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【無線封鎖】本日の南雲部隊司令部 1AF【そのまま】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1316694827/


2 :GF長官:2011/10/29(土) 20:23:12.52 ID:???
前スレでの具申に基づき、旧来の大テンプレ巨レス主義を脱し、
軽快な高速機動スレに方針転換する所存であります。

それに伴いまして、テンプレを独立建制化しました。
今スレこそ1000取り合戦の復活を!

テンプレの変更点(左のサイドメニューより)は以下の通り、
兵装転換4(転換所要時間他)
即時発進2(陸用爆弾混載)
即時発進3(司令部の危機感)
その他  (参考を追加)

士官用テンプレは、リンクだけでなく引用先の本文も添付しましたが、
少し読みにくいかも・・・

ご意見をお寄せ下さい。


3 :名無し三等兵:2011/10/29(土) 20:34:57.69 ID:???
>>1 乙であります

4 :ゲショゲショ:2011/10/30(日) 18:59:08.33 ID:???
>>1乙事件(ゲショゲショ)

前スレ>822
>それにしては、後半戦は奇襲ばかり受けていたような・・・?

以外とそうでもないですよ。
19年3月30日から31日のパラオ空襲では大損害(特に船舶)を受けましたが、
同27日2355古賀GFは、
通信情報により西カロリン・ニューギニアの中間に敵有力部隊行動の算あり
と警報を発しています。
また、翌日の佐薙日誌にも
「特情ニ依レバ敵機動部隊ラシキモノ三隊行動中ト判断」
とあります。以後、
同28日
・南雲中部太平洋方面艦隊(TYF)長官(TYB指揮官)、カロリン方面第一警戒配備を下令
・メレオン発進索敵機、米機動部隊発見
敵空母2隻他十数隻、針路290度速力20ノット、メレオンの173度422浬、パラオからは750浬
・南雲TYF長官、明朝パラオ、メレオン方面空襲を予期し警戒警報
・2AB(22航戦基幹トラック方面189機)、6AB(26航戦基幹パラオ方面64機)は警戒体制
・角田1AF長官(ZAB指揮官)、2ABに対しトラック、メレオンからの索敵攻撃を指示、
マリアナ(同方面174機)からペリリュー(パラオ)へ増援等の措置
同29日
・ペリリュー発進索敵機、米機動部隊発見
ペリリューの140度380浬、空母2、戦艦2、巡洋艦数隻、駆逐艦数隻
・6AB、薄暮攻撃を実施
同30日
・6AB、黎明攻撃を企図するも離陸事故により攻撃隊発進が遅延、米側空襲が始まり多数が地上撃破される

つまり空襲3日前には通信諜報を得て、2日前から索敵機が遠距離で米機動部隊を発見し、前日には薄暮攻撃で日本側が先制しているわけです。
これ攻守は逆ですが、ミ海戦の推移にそっくりじゃありませんかね?
兵力差以外での最大の相違点は古賀GFの情勢判断が途中で変化したことで、
これにより船舶避退等が後手に回り、海軍乙事件につながります。

5 :GF長官:2011/10/31(月) 21:06:28.10 ID:???
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/858
>搭載機と交信してるから空母じゃないかと予想したみたいだが。
>というか米艦隊が不用意に電波を出すとも思えないんだが。
そうですよね。
敵索敵機に発見されてもなお無線封止を維持するくらいですからねぇ。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/859-860
やっぱりどこの国も、考えることは同じなのかw

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/861-862
そんなことがあったのか。
とっととスパイ防止法を成立させて全員タイーホ、ですな。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/863
なるほど、カタリナになりきるわけですね。
ハルゼーなら簡単に釣られそうだが、慎重なフレッチャーはどう出るかな?


6 :GF長官:2011/10/31(月) 21:25:57.40 ID:???
前スレ埋まりました。

無線方位測定に関連して、6F情報については関係者の証言がかみ合わず、
まさに「真相は藪の中」といった感じですね。
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1245844940/595-596

この語源となったのが、芥川龍之介の小説『藪の中』です。
金沢武弘とその妻真砂、そして盗人の多襄丸の三人が登場し、夫の武弘が死ぬ
ことだけは事実なのですが、当事者の証言がことごとく食い違い、自殺か他殺か
すらはっきりしない。

この作品に接した読者は、まずその巧妙な仕掛けに驚き、続いて謎解きを試みる
のですが、そこで深みにはまってしまう理由は、それぞれの証言が”事実”だという
前提で推理を進めていくから。


7 :GF長官:2011/10/31(月) 21:27:43.03 ID:???
>>6の続き

証言は、あくまでも情報であって、必ずしも事実と一致しない。
当人が保身のために嘘を言っているかもしれないし、そのつもりがなくとも、勘違い
や記憶忘れで事実と異なったことを話している可能性もある。

現実の社会においても、証言から事実を導き出すことの困難さは、裁判の判決が
二転三転することからも明らかでしょう。

さて「敵空母らしき呼出符号」の真相はどこにあるのか。
黒澤明監督の映画『羅生門』を見ながら、推理を楽しんでみるのも一興かと。


8 :GF長官:2011/10/31(月) 21:30:29.72 ID:???
>>4 情報感謝します。
>これ攻守は逆ですが、ミ海戦の推移にそっくりじゃありませんかね?
興味深い視点ですね。
米機動部隊指揮官は、不意の横槍対策にどれだけ備えていたのかなぁ


9 :GF長官:2011/10/31(月) 21:51:23.81 ID:???
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/857の続き

これで方位測定の原理を、理解できたのではないかと。

戦艦フリードリヒ・デア・グローセの呼出符号の発信位置がヴィルヘルムスハーフェン
だということは、主力の戦艦部隊が出撃していないことを示すもの。
ならば今回の作戦は、ヒッパー提督麾下の巡戦部隊が基幹であり、いつもの如く、
英本土砲撃か哨戒部隊の掃討が目的と推測される。

英艦隊にしてみれば、兵力的に圧倒的優勢を保持できる。
特に前進部隊指揮官であるビーティ中将にとってみれば、ホッと一息つけたのでは
ないでしょうか。

ヒッパー隊だけなら巡戦艦隊単独で十分対応可能だし、せいぜいドッガー・バンク
海戦の時のように、逃げられないよう注意することくらいか。
この判断が、彼の”暴走”に拍車をかけたことは間違いないでしょう。


10 :GF長官:2011/10/31(月) 21:52:28.50 ID:???
>>9の続き

ところが事実は全く違った。
独公海艦隊は「全力出撃」だったのです!

なぜ英海軍は敵の動きを見誤ったのだろうか。
当時の方位測定技術はまだまだ未熟だったのか。
傍受員が電波を聞き間違えたのか。
あるいは、呼出符号が変更された可能性もある。

「独艦隊旗艦フリードリヒ・デア・グローセは、ヴィルヘルムスハーフェン第三入口の
無線局と呼出符号を取り換えたるの事情のみにても、英国無電方向探知所は(31日)
正午頃まで、独戦艦部隊はなおヤーデ湾に在るものと推測せり」  (『北海海戦史』)

他にはどんな原因が考えられるでしょうか。
皆様も、色々と推理してみてはいかが。
もしこのコールサイン”DK”が、総旗艦のものではなかったとしたら・・・?


11 :名無し三等兵:2011/11/01(火) 21:38:39.91 ID:???
>>10
>他にはどんな原因が考えられるでしょうか。

単純に考えても、
1.総旗艦が新鋭竣工艦等の他艦と交代した
2.総旗艦が定時修理、不慮の事故・故障等で一時的に他艦と交代した
とかありますかね。

これらは下記の措置で、ある程度は誤判断を防げるとは思いますが。
例えば、他の戦隊旗艦等も呼出符号の情報を蓄積し通信状況を定時的にモニターしていれば、
独公海艦隊の大まかな動静は推測出来る、とかです。

>もしこのコールサイン”DK”が、総旗艦のものではなかったとしたら・・・?

そもそも”DK”が艦固有のものなのか、総旗艦あるいは司令部さらには艦隊長官個人に対しての付与なのかでも、意味は違ってくるかなと。

12 :名無し三等兵:2011/11/02(水) 18:19:02.63 ID:???
DK-96は伊達杏子のコールサインとか言ってみる

13 :GF長官:2011/11/02(水) 21:34:45.33 ID:???
>>11 その可能性は考えられますね。
>1.総旗艦が新鋭竣工艦等の他艦と交代した
>2.総旗艦が定時修理、不慮の事故・故障等で一時的に他艦と交代した

仰る通りで、英国側は開戦当初より独艦隊の動きを傍受し続けたわけですから、
大まかな動静はつかんでいたはずです。
それでも、例えば巡戦ヒンデンブルク(デアフリンガー級3番艦)が出撃していると
勘違いしていた(実際は竣工前)ように、完全無欠な把握は無理というものでしょう。


14 :GF長官:2011/11/02(水) 21:35:38.56 ID:???
>>13の続き

前スレで紹介しましたが、
>検討の結果、出て来た答えは、コロネットやオリンピックとほぼ一致していた。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/707

米軍の本土上陸作戦を正確に予測したのが、陸軍の堀栄三少佐(陸士46期)。
彼は生粋の”情報屋”ではなく、昭和18年10月に陸大を卒業後、大本営情報部に
配属されてからの遅咲きでした。

「いわばズブの素人として大本営情報参謀になったと本人は思った」
                            (『ミリタリークラシックス』Vol13)

おや、どこかで聞いたような言い回しですなぁ・・・


15 :GF長官:2011/11/02(水) 21:36:54.16 ID:???
>>14の続き

しかし持ち前の分析能力を発揮し、昭和20年1月の米軍リンガエン湾上陸を
的中させ、「マッカーサーの参謀」と呼ばれるほどの成果を残した。

彼の手法は、
「結局相手が何を考えているかを探る仕事だ。相手は簡単には心見せないが、
仕草(兆候)は見せる。色々な場面で現れる仕草を集めて分析する以外にない」

こう述べている通り、軍事面はもちろんのことあらゆる方面を対象とした。
例えば、米本国の証券取引所で缶詰や医療関係の株価が上がると、大規模上陸
作戦が近い、等々。


16 :GF長官:2011/11/02(水) 21:37:49.51 ID:???
>>15の続き

その手腕は敵側からも高く評価され、戦後GHQから出頭命令を受け、
「アメリカ側の暗号や重要書類が漏れていなかったら、あれほど的確な判断は
不可能なはずだ」と追及されたが、
「そんなものがあったら戦争には負けなかったし、我々の作業はずっと楽だったろう」
と静かに応じたといいます。

いかに敵側の指揮官になりきって考えられるかが、要点と言えそうですね。

>>12 そうきましたかw
普通ならDKと言えば、部屋の間取りのことでしょうが、
本職なら「ドクターK」こと、野茂英雄投手かな。


17 :GF長官:2011/11/02(水) 21:54:30.45 ID:???
>>10の続き

ここで、コールサインとはどういうものなのか。

日本海軍で用いられた呼出符号の例を挙げると、
〇エア(ブカ航空基地)
〇オカ(翔鶴)
〇カイ(大和)
三コカ(比叡)
三サウ(父島航空基地)
三セメ(那智)
四タヰ(ブイン航空基地)
四ツヨ(大和)
五ホロ(伊37潜)
五ムヨ(長鯨)
七カメ(岩国航空基地)
七フタ(伊吹)
八ヨメ(春雨)
九カヤ(摩耶)             (『新高山登レ一二〇八』)


18 :GF長官:2011/11/02(水) 21:55:24.27 ID:???
>>17の続き

ご覧のように、数字+仮名2文字の3文字で決められていたようです。

更に戦艦大和の符号が二回出て来る通り、同一艦でも種別(一般用・戦術用・航空用他)
によって何種類かあった。
しかも半年に一度更新されていたので、固有のものではない。

また艦艇や陸上基地だけではなく、海軍大臣や艦長対象の符号もあったので、
>そもそも”DK”が艦固有のものなのか、総旗艦あるいは司令部さらには艦隊長官個人に対しての付与なのかでも、意味は違ってくるかなと(>>11
コールサインDKが、「戦艦フリードリヒ・デア・フローセ」のものか、「公海艦隊司令長官」のものか、
断言できないところがありますね。


19 :GF長官:2011/11/02(水) 22:06:57.57 ID:???
>>18の続き

そして、今回英海軍省情報部が傍受したコールサイン”DK”は、実は独海軍の
仕掛けた罠だった!

「そこで不意に気付いた。
独艦隊のシェーア長官が、依然ヴィルヘルムスハーフェンに居ると伝えた、
ジュリコー長官宛ての信号。

たしか先日、海軍本部で読んだ情報局の資料にあったのではないかー
ドイツ側は司令長官が艦隊を出撃させる際、司令長官のコールサインを、
陸上の基地に移すトリックを用いると。

そうすれば、その通信機で発信される無線通信は、ずっと司令長官の符号
を用いるから、旗艦が動いていないような印象を与えるのではないか?


20 :GF長官:2011/11/02(水) 22:07:38.35 ID:???
>>19の続き

英国の海軍本部がその手に乗せられていたらー

シェーアは今頃ドイツ外洋艦隊の全艦を率いて出撃しているかもしれない。
ところが、ジュリコー長官は、敵主力がまだ港に居ると思い込まされているのだ!」
                                  (『ユトランド大海戦』)

この推測は正しかった。
英海軍全体が、このトリックにしてやられたのです。


21 :名無し三等兵:2011/11/03(木) 06:35:48.61 ID:???
アメリカに奇襲されたのも、偽電を使われたのかもしれない

22 :GF長官:2011/11/03(木) 21:12:23.82 ID:???
>>21 そうそう、「敵空母らしき呼出符号」だってワナの可能性もありますしね。
取扱いには注意しましょう。


23 :GF長官:2011/11/03(木) 21:51:07.21 ID:???
>>20の続き

種明かしをしてみれば、何のことはない。
そう、おなじみの偽電作戦です。

こちらが考えるようなことは、当然相手も考えているわけで、常に自分が「だます側」
なのではなく、時には「だまされる側」になることを、ついつい忘れがちですよね。


24 :GF長官:2011/11/03(木) 21:52:27.09 ID:???
>>23の続き

ハワイ作戦の時は、機動部隊が厳重な無線封止を行ったのはもちろん、内地で
訓練中であるかのように見せかけるため偽電作戦を実施。しかも通信員を各空母
から降ろして、偽電を打たせるという念の入れようでした。

「開戦時、全艦艇は電波輻射封止を実施していて、送信機を封印する艦もあった
ほどだが、更に機動部隊の行動企図秘匿のため、九州南部に於いて訓練続行中
なる如く、欺瞞通信を実施した」                 (『海軍作戦通信史』)

この時期、ワシントンの海軍情報部も日本海軍の動静を注視していましたが、
12月1日現在、赤城・加賀・瑞鳳・春日丸は南九州水域に、
          蒼龍・飛龍・瑞鶴・翔鶴・鳳翔・龍驤は呉に所在
と把握していたようです。


25 :GF長官:2011/11/03(木) 21:53:51.38 ID:???
>>24の続き

「機動部隊の各空母は隠密裡に単冠湾に向かったが、無線士たちは本土に残され、
今までと同じタッチで無線を叩くよう命ぜられた。無線士の電鍵の癖は筆跡と同じように、
慣れた者にはすぐ聞き分けられるので代用がきかなかったのだ」 (『新高山登レ一二〇八』)

アメリカはまんまと、これに乗せられ、南雲機動部隊がハワイ沖に接近しつつあるとは
夢にも思わなかったのです。


26 :GF長官:2011/11/03(木) 21:55:18.54 ID:???
>>25の続き

ちなみに通信士の癖については、

「赤城の通信を担当した下士官は、”足で蹴飛ばすように”激しく電鍵を叩く癖があった。
この電文は米太平洋艦隊の戦闘情報班でも直接傍受されたが、新暗号で組まれていた
ため解読はできなかった。しかし、無線機の電鍵の叩き方から空母赤城が打電したもの
と報告された」                 (『歴史群像(55)日米空母決戦ミッドウェー』)

(註)この電文とは、
発信時刻:0700時
発:1AF司令長官
宛:GF・2F・6F司令長官、2Sd司令官他
本文「タナ3375、0330AF空襲、0415以後敵陸上機多数来襲、我ニ被害ナシ
0428敵空母1隻・巡洋艦7・駆逐艦5、地点トシリ124ニ発見、針路南西・速力20節
我今ヨリ之ヲ撃滅シタル後、AFヲ反復攻撃セントス
0700当隊ノ位置、地点ヘエア00、針路30度・速力24節」

熟練者が聞けば、見分けられてしまうもののようです。


27 :GF長官:2011/11/03(木) 21:56:04.11 ID:???
>>26の続き

これを見ると、ミッドウェーでも偽電作戦をやっていれば・・・と思いますが、
実は実施されていました。

「この出撃に先立つ(5月)26日、聨合艦隊は内地に残る五航戦司令官を
指揮官とし、五航戦、二潜戦、二十六航戦の一部、高雄通信隊、第一航空
基地隊をもって、機動部隊、潜水部隊その他聨合艦隊の有力部隊が、日本
近海で訓練中であるように、6月1日から7日まで擬交信の実施を命じた」(公刊戦史p260)

同じ手は何度も通用せぬというわけか・・・


28 :ゲショゲショ:2011/11/04(金) 19:57:38.77 ID:???
>>19
>たしか先日、海軍本部で読んだ情報局の資料にあったのではないかー
>ドイツ側は司令長官が艦隊を出撃させる際、司令長官のコールサインを、
陸上の基地に移すトリックを用いると。

確認ですが、
1.上記の独側欺瞞手段は、英側には既知の情報である。
2.しかしジュッランド海戦の局面では、(何故か)有効に作用した。
ということでしょうか?

29 :GF長官:2011/11/04(金) 21:41:00.01 ID:???
>>28 その通りですね。ていうか今日の本編まんまだ・・・


30 :GF長官:2011/11/04(金) 22:11:09.69 ID:???
>>27の続き

先に言われてしまいましたが、ここで注目すべきは、
>たしか先日、海軍本部で読んだ情報局の資料にあったのではないかー(>>19

英国側はジュットランド海戦以前から、独海軍がこのような手を使うことを知っていた。
これが初めての事では無かったのです。

当然でしょう。
上記(>>24-)のように、偽電作戦は誰でも考えつくようなありきたりの方法だから。
おそらく英海軍も使ったことがあるだろうし、というより無線通信の歴史と同じくらい
昔からあった手法ではないかと。


31 :GF長官:2011/11/04(金) 22:12:20.14 ID:???
>>30の続き

>作戦の原則は先制と集中。だから奇襲を前提に立案される。
>奇襲を成功させるためには企図秘匿が不可欠で、時には陽動や欺瞞を行う。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/706

こちらが出撃したことを相手に知られてはまずい。
では、どうするか。
こちらが在泊中である”証拠”を、相手に聞かせてやれば良いじゃなイカ!

至極分かりやすいですよね。
問題は、それを知っていたイギリス側が何故ひっかかってしまったのか。


32 :GF長官:2011/11/04(金) 22:13:56.90 ID:???
>>31の続き

It was known to the intelligence staff that Scheer deliberately used a different call sign
when at sea, but no one asked for this information or explained the reason behind the query,
to locate the German fleet

「シェーア提督が海上に出る時、故意に異なった呼出符号を用いることは、英海軍
情報部も知っていたが、誰もこのことについて説明を求めなかったし、独艦隊の
位置特定をする際にも、疑問をさしはさむ者はいなかった」

これはジュリコー長官の情勢判断が誤まっていたというよりも、情報部門の怠慢と
言えるでしょう。

>それは指揮上の失策ではなく、情報上の失策と看なすべきであった。
>『知っていれば怪我はない』との古諺とは逆に、南雲は知らなかったために大怪我をした、と言ってよいであろう
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1304943480/23

何時の世も変わらぬ真理ですね。


33 :GF長官:2011/11/04(金) 22:16:22.22 ID:???
>>32の続き

「ジュリコーは海戦目前に迫れることを予期せず、独巡洋戦艦艦隊の通常の
哨戒行動が進捗中であり、独戦艦艦隊は巡洋戦艦部隊の帰航・収容のため
遅れて出港すべきことを推測せり。

独逸側に於いて、極めて明瞭に戦闘を求めたるにかかわらず、未だ之に応ずる
ことをなさざるなり。かくの如く敵を軽視せる結果は、麾下兵力の過度なる分散と
なり、その後、巡洋戦艦戦闘に於ける独逸側の勝利に著しく貢献したるものなり」
                                      (『北海海戦史』)

相変わらず、敵側の評価は手厳しいですな。
英海軍が易々と欺瞞戦術にのせられた理由はどこにあるのだろうか。
ほらほら、また何処ぞの海軍が思い当たりはしませんか?


34 :ゲショゲショ:2011/11/05(土) 15:16:05.06 ID:???
>>32
>英海軍情報部も知っていたが、誰もこのことについて説明を求めなかったし、〜疑問をさしはさむ者はいなかった

なるほど、典型的な“ホコリをかぶった情報ファイル”ですね。
情報の「収集」は行うけどそれの有機的な「分析」は行っていないため、有効に「活用」出来ない。

まあ、言うは易しで大変な作業ですけど。

35 :ゲショゲショ:2011/11/05(土) 15:39:15.84 ID:???
>>33
>英海軍が易々と欺瞞戦術にのせられた理由はどこにあるのだろうか。

暗号解読他の情報戦(そして戦力面でも)で優位にあるという“安心感”ですかね?


って、新スレになってから長官とワンツーマンになってるような気が(苦笑)
WW1、面白いのに。

36 :名無し三等兵:2011/11/05(土) 16:50:17.97 ID:???
ドイツ艦隊など出てきても鎧袖一触!蹴散らしてやるわ!
弱小ドイツ艦隊が無敵大英帝国艦隊に正面から決戦を挑むはずがなかろうて!
奴らは一撃離脱の機動砲撃で逃げ回るだけだ!

37 :GF長官:2011/11/05(土) 18:24:47.92 ID:???
>>34 そうですね。>“ホコリをかぶった情報ファイル”
今回の場合、”あまりにお約束すぎてスルーされた”が適切かも。

>>35 まぁ、無理に書き込む必要はないのですが、本編の経過説明で
分かりにくいところがあったら、遠慮なく指摘して下さいませ。

本当に面白いですよね。>WW1、面白いのに。
太平洋戦争の空母戦だけが特別でない理由が、お分かり頂けるのではないかと。

>>36 それですよ、それ! まさに今日の本編を今北産業(ry
う〜む、これだけ本職の思考が読み取られている状況証拠が揃ったとなれば、
企図漏洩の疑いアリだな。もしや長官私室に監視カメラが・・・? いやん♪


38 :GF長官:2011/11/05(土) 18:44:45.20 ID:???
今週の新刊情報
『NAVY YARD(18)』2011年秋号
「栄光の南雲機動部隊」

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
・・・失礼、つい取り乱してしまいました。

かつて日本海軍には史上最強と恐れられた精鋭部隊があったー
その名は南雲機動部隊!
いやぁ、カッコイイですねぇ。「栄光」の称号が実によく似合う。


39 :GF長官:2011/11/05(土) 18:46:27.11 ID:???
>>38の続き

本誌の中には、ひとつの海戦を特集した一章が設けられているのですが、
今回はもちろん「ミッドウェー海戦」。
著者は相曽裕樹氏。以前も「<回想>印度洋機動作戦の章」で紹介した通り、
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1263203379/565-566
本職も注目する研究家の一人です。

まず、一航艦長官人事について、
「南雲忠一中将は水雷戦の巧者として評判の高い有能な人物で、航空戦こそ
門外漢だが、第一水雷戦隊、第三戦隊、第八戦隊など高速部隊司令官として
十分な経験があり、塔載兵器である飛行機よりも、プラットホームとしての空母
運用に重きをおくならば、あながち間違った人選ではなかった」

同意ですね。艦隊長官に必要なのは麾下各艦を手足のように動かせる腕ですから。


40 :GF長官:2011/11/05(土) 18:47:52.52 ID:???
>>39の続き

海戦の経過については、おおむね定説通り。
二航戦の空装説や、二段索敵が定石などの記述がありました。

最後に総括として、
「この海戦で最高指揮官であった南雲長官の判断ミスは、古今東西の将星が
必ず一度は経験する程度の事象に過ぎないだろう。特にわずか6分間の間に
赤城以下空母3隻の被爆は、両軍共に幸悪の偶然が重なった結果であり、
南雲長官にとって、まさしく不運としか評せない」

客観的な評価としては、こんなところではないでしょうか。
南雲提督が特別無能だったわけでも、航空戦の素人だったわけでもない。
ただ判断を誤まったことは事実ですから、敗北の責任からは逃れられませんが。


41 :GF長官:2011/11/05(土) 18:48:32.17 ID:???
>>40の続き

それと、おまけ。
「サッチ少佐の戦闘機隊は、零戦隊にまたたく間に蹴散らされたのが真相であろう。
これは直衛戦闘であまりにも誉め処のない空母艦戦隊に、少しでも花を持たせて
やろうとして流された逸話だろうと思われる」

おっと、これはスプ厨には部外秘だったなw


42 :GF長官:2011/11/05(土) 19:23:25.54 ID:???
>>33の続き

「おそらく敵主力(空母部隊)は出てこないだろう・・・」
そう考えていた海軍が身近なところにありましたよね。

そう、我らが帝国海軍であります。
『戦史叢書ミッドウェー海戦』では、「敵空母出現の可能性少なしとの判断」
という一節が、わざわざ設けられているくらいですから。


43 :GF長官:2011/11/05(土) 19:24:48.10 ID:???
>>42の続き

「5月初めころ、わが海軍は太平洋にある米正規空母は3〜4隻であり、特設空母
も2隻程度あろうが、これは第一線には出てこないと判断していた。

ところが5月8日の珊瑚海海戦で、米正規空母2隻を撃沈したと報じられた。
(うち1隻は、のちに撃破と訂正)
さらに5月15日、わが哨戒機はマーシャル諸島南方に西航する正規空母2隻を
発見した、

その後、わが方はその所在を求めて捜索したが、その消息はつかめなかった。
しかし米空母は、なお南太平洋にあるのではないかとの判断が強かった」(p126)


44 :GF長官:2011/11/05(土) 19:25:41.97 ID:???
>>43の続き

ここから、ミッドウェー島を攻略しても、米空母は出現しないのではないかとの
判断につながっていきます。

「いよいよ明日は出陣なり。聨合艦隊出動の出陣なり。
今はただよき敵に逢わしめたまえと神に祈るのみ。
敵は濠州近海に兵力を集中せる疑いあり。かくては大決戦はできず。我はこれをおそる。

〜好き敵に 逢わしめたまえ 千萬の 神よ吾等が 赤心を賞て〜」(『三和日誌』5月28日)


45 :GF長官:2011/11/05(土) 19:27:32.39 ID:???
>>44の続き

他にも、

研究会で「敵艦隊が反撃に出てくれば、もうけものである」という意見が出たり、
第二艦隊参謀長・白石萬隆少将は「我が企図を若干暴露しても、敵艦隊の誘出を図ろう
としていた」と回想しています。

当の山本長官自身が、千代子さんに
「多分あまり面白いことは無いと思ひます」と書いているくらいですからねぇ。


46 :GF長官:2011/11/05(土) 19:28:52.25 ID:???
>>45の続き

これを油断や慢心、「敵をなめきっていた」と叩かれるのですが、そう簡単に
片付けてしまって良いものなのか。

現に米空母部隊が、この半年間繰り返してきたのは、「ヒットエンドラン作戦」
であり、南雲機動部隊との正面対決を避けて逃げ回ってばかり。
唯一の決戦であった珊瑚海海戦でも、五航戦相手に2隻とも撃沈破され、
再起不能と見込まれる。

>弱小ドイツ艦隊が無敵大英帝国艦隊に正面から決戦を挑むはずがなかろうて! (>>36
   (米空母部隊)  (南雲機動部隊)

こう考えるのは、自然な流れのように思えますね。
「それが勝利病なんだ!」と批判を受けたら、「その通りでございます」と応えるしか
ないんですけれど・・・


47 :名無し三等兵:2011/11/05(土) 19:44:38.63 ID:???
>>42
首席参謀なら、わざわざ不意の横槍を衝かれないよう半数雷装待機を厳命する位だから、GFは米空母が必ず出てくると確信して作戦を発動したのだ、と言いそう。
山本の意図するミッドウェー作戦は、米空母の捕促撃滅なのだから、米空母が出てこないという状況で作戦発動しても無意味だし、何の為の作戦なのだと
単に南雲司令部が山本の意図を理解しなかったから、米空母は出てこないと勝手に思い込んだだけで、山本は米空母出現を確信し予言した(だからこそ半数雷装待機)のだとね。

48 :名無し三等兵:2011/11/05(土) 19:59:55.55 ID:???
>>37
長官の企図するとこ等、呉の床屋でも知っている。
長官が(架空の)妾に「今回は多分あまり面白いレスは無いと思います」「レスが付けば儲けもの」と言ったとか。
第二艦隊でも、「長官は企図を若干暴露しても、レスの誘出を図ろうとしてるのだ」と言うとった。
ツッコミがないと思う事こそ、慢心・驕りではないか。

49 :名無し三等兵:2011/11/05(土) 21:19:05.18 ID:???
長官て、彼女どころか2号までいるの?

サイテー!もう擁護してやんない!プンプン

50 :名無し三等兵:2011/11/06(日) 05:20:07.21 ID:???
>>40 「二段索敵が定石」は批判しないんだw

51 :名無し三等兵:2011/11/06(日) 05:38:08.17 ID:???
>>50
「定石」って言葉を辞書で調べてみな。
一般に最善と思われる手段や方法って書かれてるから。
定石と標準は意味が違う。

52 :名無し三等兵:2011/11/06(日) 06:48:06.13 ID:???
>>49
嫁(後妻)妾、愛人、娘(兵站支援 という四方面に作戦を展開していると聞い(ryウソ

まあ、女性の撃沈ほど難しい物は無い。

53 :GF長官:2011/11/06(日) 10:35:14.77 ID:???
テンプレ用資料

2.真珠湾攻撃(昭和16年12月8日)
[参加空母]6隻 第一航空艦隊(南雲忠一中将)
            第一航空戦隊(南雲忠一中将)空母「赤城」「加賀」
            第二航空戦隊(山口多聞少将)空母「蒼龍」「飛龍」
            第五航空戦隊(原忠一少将)空母「翔鶴」「瑞鶴」

[索敵計画]機密機動部隊命令第3号 ハワイ作戦空襲計画(『戦史叢書(10)ハワイ作戦』p235)
五.偵察
 (1)事前偵察 特に行わないのを建前とする
 (2)直前偵察 第八戦隊(重巡利根・筑摩)の水上偵察機2機(零式三座水偵各1機)は0045発進、
          真珠湾及びラハイナ泊地を隠密偵察し、敵艦隊(主として空母および戦艦)の存否を報告する
 (3)索敵哨戒 第三(戦艦比叡・霧島)、第八戦隊の水上偵察機4機(九五水偵各1機)は0200頃発進、
          彼我中間海面およびオアフ島東西両水道付近の海面を、なるべく広範囲にわたり捜索し、
          敵出撃部隊の有無・動静、敵反撃飛行機の有無・動静を報告する

(註)ラハイナとは真珠湾の東約90浬にあるマウイ島の泊地。米太平洋艦隊が演習時の根拠地として使用していた
   直前偵察は利根機がラハイナ泊地、筑摩機が真珠湾を担当


54 :GF長官:2011/11/06(日) 10:37:11.60 ID:???
[索敵結果]
0100 直前偵察機発進
0130 第一次攻撃隊、上空警戒機発進
0200 索敵哨戒機発進
0245 第二次攻撃隊発進
0300 直前偵察機(筑摩機)より報告
     「真珠湾在泊艦艇ハ戦艦10、甲巡1、乙巡10」および停泊隊形
     「敵艦隊真珠湾ニ在リ、真珠湾上空ノ雲高1700米・雲量7(0308)」
0305 直前偵察機(利根機)より報告
     「ラハイナ泊地ニ敵艦隊無シ」
0319 第一次攻撃隊、全軍突撃下令
0425 第二次攻撃隊、全軍突撃下令
0445 攻撃隊収容開始(0922終了)
     索敵機は全機収容するも、利根零式水偵は揚収時に破損(搭乗員は無事)


55 :GF長官:2011/11/07(月) 20:56:41.67 ID:???
>>47 有難うございます。
本職も最近気になっているところなのですが、予期せず敵空母が出現し
「不意の横槍」をつかれないよう警戒しなければならないのは、ミッドウェー
に限ったことではなく、真珠湾でも、ウェークでも、ラバウルでも、ポート
ダーウィンでも、インド洋でも同じですよね。
「神出鬼没」こそが、空母部隊の本領なのだから。

なのに、どうしてミッドウェーだけが雷装待機を厳命されたのか。
そもそもGFが兵装にまで注文をつけるのは、異例中の異例ではないのかと。
MI作戦だけに、何か特別な事情があったのだろうか。
もしかしたら機密保持の弛緩や楽観気運の蔓延は、実はGF自身が仕掛けた
作戦の一部だったのかもと疑いさえ出て来るのですよ。

「敵をあざむくには、まず味方から」と昔から言いますからねぇ。


56 :GF長官:2011/11/07(月) 20:57:26.79 ID:???
>>48 こいつは一本とられましたな(脱帽) 知らぬは長官ばかりなり・・・

>>49 申し訳なし。
実はいきつけのキャバクラにGカップ嬢がいまして、度々督促電(谷間アップの写メ)を
送ってくるものですから、その誘惑に抗しきれず、先週もお店近海に誘出されて、撃沈
されてきますた。

火曜日がお休みだったのは、それが理由だったりして。
全くお恥ずかしい限りで、しばらくは自室で謹慎しております。


57 :GF長官:2011/11/07(月) 20:58:18.79 ID:???
>>50 その上に書いてある通りですよ。
>おおむね定説通り。(>>40

そしてもっと詳しく知りたい貴方のために、新テンプレを鋭意製作中→>>53

>>51 そうですね。定石だからって、何時でも採用すれば良いというものでもないし。

>>52 戦闘指揮より難しいのかも。>女性の撃沈


58 :名無し三等兵:2011/11/07(月) 21:08:47.52 ID:???
我々が米海軍相手に死闘を繰り広げているあいだ、長官は後方で女の乳を吸うていたとはな。
全くけしからん話だ。これでは牟田口と一緒ではないか。
以後貴官のことを、G(Gカップ)F(フェチ)長官と呼ばせてもらおう。

ところで、そのGカップ嬢とやらの写真はまだうpしないのかね?

59 :GF長官:2011/11/07(月) 21:36:10.16 ID:???
>>46の続き

ジュットランド海戦当時の英海軍もまた、似たようなものではないかと。

>「どこか倦怠感が漂っている。今度もまた、ただ一走り索敵をするだけで、
>空くじを引きスカパ・フローに戻って、来週はまた索敵・・・
>英国艦隊にとって、この戦争はドイツ人相手の戦いというより、倦怠感を
>敵にまわしての戦いといった感じがする。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1288357779/560

これまで何度も何度も、警報に接して出撃しながら空振りに終わってきた。
またこちらが罠を仕掛けても、なかなか誘いに乗ってこない。
今回も同様に、それの繰り返しではないのか・・・


60 :GF長官:2011/11/07(月) 21:38:31.11 ID:???
>>59の続き

「”今度もドイツ野郎には会わないぞ”
”そうでしょうか、艦長”
”ヒッパーの斥候部隊は出て来るかもしれない。が、たった今海軍本部から入った
無線だと、シェーアの旗艦はまだヤーデ湾にいるそうだ。
戦艦隊が出撃しているとしたら、旗艦が港内にいるなどということは、あまりないの
じゃないかね?”

”戻った方がいいんじゃないでしょうか、艦長。シェーアが出てきてないんじゃあ”
”ヒッパーが出て来るかもしれんじゃないか。ドイツ野郎はシェーアだけじゃないだろう”
”もちろんです、艦長。ですが、ヒッパーには十分なのではありませんか? ビーティ提督の
巡戦艦隊だけで”」                             (『ユトランド大海戦』)

これは小説なので史実とは言えませんが、雰囲気は感じられますよね。


61 :GF長官:2011/11/07(月) 21:40:26.96 ID:???
>>60の続き

英海軍全体に蔓延した”倦怠感”は、もはや一個人の力ではどうにもならなかったのかも
しれません。

「真珠湾の際、あれほど厳重に電波管制を敷いた帝国海軍が、なぜミッドウェーであんな
ヘマをやったのか。山本五十六は六ヶ月でバカになったのか。
答えは否。戦勝におごった軍事組織の全体を引き締めることは、聨合艦隊司令長官個人
の能力を超えていたのである」               (『レイテ戦記』大岡昇平/著)

かくして英国側も、独公海艦隊全力出撃に気付かないまま進撃を続けることになった。
この誤報の影響は、ジュリコー長官よりもむしろビーティ提督にとっての悲劇だったと
言うべきでしょうか。

これから始まる巡戦隊同士の戦闘において、彼がどのような指揮を執ったか。
上記の事情を考慮しながら観察すると、よく理解できると思われます。


62 :GF長官:2011/11/07(月) 21:41:30.45 ID:???
>>58 ははは・・・返す言葉もありません・・・orz
えっと、写真は軍機につき(ry


63 :名無し三等兵:2011/11/07(月) 22:25:35.63 ID:???
>>37
>>35 まぁ、無理に書き込む必要はないのですが、
フフフ、長官私の企図を見誤っていますよ。
本当は書き込みたいことがたくさんあるけど、私の文才と携帯入力速度が無いだけですからーー!orz

ちなみに私は当時の日本海軍が「単純に敵を舐めきっていた」とか思ってないです。
当時の状況(開戦から僅か半年)を日露戦争と当て嵌めて見て下さい。
私には誤認戦果を含めても、旅順艦隊を行動不能にできずウラジオ艦隊の跳梁を許しバルチック艦隊が来航中、よりも遥かに不利としか思えません。
これで「鎧袖一触!」とか言ってられるんでしょうか。
連戦連勝?、実際にはウェーク、バリクパパンで明確に敗北していて、スラバヤ、バタビア他での苦戦や損害は幾つもあります。

たしかに関係者の証言・回想には「油断していた」と多くありますが、果たして本当にそうなんでしょうか?
「運命の5分間」同様に“言い訳にならない言い訳”の可能性はないのかなと。
あと5分あれば勝てた(負けなかった)=油断しなければ勝てた(負けなかった)
それに人間の記憶はいい加減なものです。
運命の5分間が否定された後も、その場にいたはずの下士官、兵の戦記や証言が引きずられているのが良い例でしょう。
私なら昨日の夕食の内容すら怪しいところ。

勿論、ミスや無理は幾つも見受けられます。
しかし同時に「驕っていた」「油断していた」では説明のつかないことが、
作戦計画でも海戦の推移にも多々ありますんで。

当時の状況は「油断していた」のではなく『焦っていた』のではないでしょうか?

64 :ゲショゲショ:2011/11/07(月) 23:20:13.12 ID:???
>>42
>敵主力(空母部隊)

一般に“敵主力”と言えば「米空母機動部隊」が思い起こされますが、
MI作戦を策定した山本GFは必ずしもイコールとは認識していないようですよ。
“敵主力”の「部分構成」には空母機動部隊も含まれますが、
一般的には“敵有力部隊”との扱いのようです。

前スレ>>701前後で長官、携帯参謀長他が議論していた
<機密聨合艦隊命令作第14号>
をよーく見て下さい。
“決戦”対象は、単純に米空母機動部隊ではありません。

ここから山本GF司令部の、攻略船団発見から三空母炎上直前までの作戦思想と行動方針が読み取れるかと。
・何故主力部隊が出撃したのか
・何故山本GFは三空母炎上まで無線封止を解除しなかったのか
・山本GFにとってのMI作戦の最大達成目標とは何か?
(米空母機動部隊の捕捉撃滅のみでは、中の上くらいでしょう。
最低達成目標はミ島占領による哨戒線の前進。)

以上から、単純な大艦巨砲主義に基づく艦隊決戦を夢見ていた分けではないことは、明らかでしょう。
そして>>63の何に『焦っていた』のかも見えてくるなかと。


とまあ、専任参謀や首席参謀以上にぶっ飛んだ自説を振って見ます。
フルボッコの予感w

65 :名無し三等兵:2011/11/07(月) 23:58:48.45 ID:???
>>58
本官ハ貴官ニ全面的ニ同意スルモノナリ
GかっぷF長官ハ、スミヤカニ写真ヲうぷスベシ

66 :名無し三等兵:2011/11/08(火) 00:06:04.96 ID:???
太平洋戦争を日露戦争で例えるなら、真珠湾で撃破された戦艦隊は旅順艦隊
米機動部隊はウラジオ艦隊で、南雲艦隊は上村艦隊
バルチック艦隊は、これから就役するだろう米新空母による機動部隊てとこかね。
となると、ミッドウェー海戦は黄海海戦・蔚山沖海戦位の位置付けか。

67 :GF長官:2011/11/08(火) 21:27:16.00 ID:???
>>63 そうでしたか。
日露戦争との比較は面白そうですね。
>当時の状況は「油断していた」のではなく『焦っていた』のではないでしょうか?
バルチック艦隊来航=昭和18年後半にエセックス級大量就役
と考えれば、焦っていたが適切かも。

>>64 まぁ、米空母部隊を敵主力と書いたのは比較のためでして、普通主力艦と
いえば、軍縮条約でも戦艦(巡洋戦艦)ですからね。
ただ本来の目的というものは、えてして忘れがちですからなぁ
>・山本GFにとってのMI作戦の最大達成目標とは何か?


68 :GF長官:2011/11/08(火) 21:28:26.44 ID:???
>>65 仕方ありませんな。他言無用ですぞ。
おっぱい占いの歌
http://www.nicovideo.jp/watch/sm474218

Gカップ好きとHカップ好きは
でかけりゃいいってもんじゃないことを 
肝に命じておいてください
女性の敵ですよー♪

>>66 なるほど、これは分かりやすい。
ウラジオ艦隊(米空母部隊)が東京湾にまで現れて(帝都空襲)、
上村邸に石が投げられる(南雲が叩かれる)・・・かな。

う〜む、やっぱり相手が悪かったか。
アメリカを本気にさせちゃったことが敗因のように思えてきた。


69 :GF長官:2011/11/08(火) 21:42:54.53 ID:???
>>61の続き

ここまで決戦当日の両軍における敵情判断を見てきましたが、様々な”兆候”を
察知しながら、結局のところ「情勢判断に変化なし」でした。

双方とも全力出撃しているにもかかわらず、「敵主力は出てこない」と認識して
いるのは不思議ですよねぇ。

しかしそれは、我々が両軍の作戦目的から艦隊編制、行動経路に至るまで
全部頭に入っているからなのかもしれません。


70 :GF長官:2011/11/08(火) 21:43:38.10 ID:???
>>69の続き

どれだけ科学技術が進歩し知敵手段が発達しても、それに基づいて判断する
のは人間の仕事であり、人間が不完全な存在である以上、”錯誤の戦い”から
逃れることは出来ないのでしょう。

「それほど戦争にあっては、偶然の入り込む余地は大きく、何が幸いになるか、
神様だけがご存知なのだが、しかし戦争はやはり人間がやるものである。
参謀と司令官が、”やってみなくては分からない”という哲学だけを信奉して、
万全を尽くさなかったら、戦争は確実に負けてしまう」     (『レイテ戦記』)


71 :GF長官:2011/11/08(火) 21:45:25.65 ID:???
[北海要図](日出0341時、日没2048時)

    ■スカパ・フロー
□□
□□□□    
□□■クロマティ                              スカゲラック海峡
□□    ←モーレイ・ファース
□□□□□□                        (B)
□□□□■アバディーン                                  □□ ユ
□□□                                              □□ ト
□■ロサイス                          (A)             □□ ラ
□   ←ファース・オブ・フォース                             □□ ン
□□■エジンバラ                                       □□ ド
□□□□□□                                         □□ 半
□□□□□□□                            ホーンリーフ   □□ 島
□□□□□□■サンダーランド                         □   □□
□□□□□□□                       ヘルゴランド島       □□
□□□□□□□□                             ■      □□
□□□□□□□□□         ドッガー・バンク                 □□
□□□□□□□□■ヤーマス                      □□    □□□□
□□□□□□□□□■ローストフト                □□□□■ □□□□□
□□□□□□□□□□                     □□(ヴィルヘルムスハーフェン)
□□□□□□□□□■ハリッジ          □□□□□□□□□□□□□□□□

(註)A点(北緯56度40分・東経5度0分)英巡洋戦艦部隊進出点
   B点(北緯57度45分・東経4度15分)英大艦隊合同点

72 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 06:38:10.50 ID:???
一次大戦編が終わったら、今度は日露戦争編が始まる予感。
全くこのスレ全体に蔓延する倦怠感ときたら。

73 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 18:54:22.43 ID:???
そこで、そーぷ瑞鶴で心も体もリフレッシュ

74 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 19:09:31.09 ID:???
>>68
長官…

長官の大テンプレ巨レス主義は「おっぱい」の好みだったんですね。
GとかHとかの超弩級戦艦がお好きだからなんですね…

ちなみに私が3年くらい前に付き合っていた女性もH級戦艦でした。
大テンプレ巨レス主義ばんじゃーい!

75 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 19:27:29.63 ID:???
>>74
H級戦艦のスペックを。

全長、最大幅 排水量、主砲門数(口径) 副砲数 速力……

76 :74:2011/11/09(水) 20:03:33.01 ID:???
>>75
ワレ手元ニ資料ナシ
観測記憶ニヨリ申告ス

全長…160?
全幅…上甲板95強?喫水幅65強?バルジ90?
排水量…60トン強
艦齢…えーと、当時28かな?
速力…けっこう「イキ足」は早かったです

77 :GF長官:2011/11/09(水) 21:15:34.57 ID:???
>>72 ですよねー >倦怠感
一応、今後の見通しとしては、
ジュットランド海戦→青島攻略戦(第一次世界大戦)
八八艦隊→軍縮条約→友鶴・第四艦隊事件(建艦史)
ダメコン→レキシントン沈没(珊瑚海海戦)
そして、ミッドウェー海戦編突入!  何年後になるだろうか・・・

>>73 もう、思わず検索しちゃったじゃないですか!
罰として吉原の翔鶴でおごってもらいますぞ。

>>74 ナ、ナニヲイッテルノカナー?
本職が大艦巨乳主義なんて、とんだ濡れ衣デスヨー

>>75 ジェーン年鑑にのってるかも。

>>76 95・・・だと? 超超超超弩級戦艦ではないか!


78 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 21:19:43.57 ID:???
>>76
喫水幅65強ですか…
船型はややぽっちゃり型ですなぁ
艦齢もお若く一番油がのっていますなぁ

私の相手は細身の高速船型で
全長164
全幅82-喫水幅-58?バルジ85
排水量…不明
艦齢21年の新型艦でした。高校を出て間がないので超高巡!?
なにしろ装甲板が新しくて艶々でしたよ(笑)
残念ながらもう沈没してしまいましたが…

79 :74:2011/11/09(水) 21:38:37.95 ID:???
>>78
新型艦ですか。それは羨ましい。
さぞ取り回しも軽快でしたでしょうな。
本官の場合はやはり重装艦のため転舵にも難儀したものですよ。
でも、排水量がそれなりにあるおかげで「乗り心地」は抜群でしたな。


敵艦に拿捕されちまいましたが…

80 :GF長官:2011/11/09(水) 21:49:16.56 ID:???
>>70の続き

いよいよ両軍の遭遇、巡洋戦艦部隊同士の戦闘に入っていきます。

「要するに、本戦闘は決戦に至らざりしと雖も、緒戦より平行戦、進撃戦、退却戦、
及び乱戦の各種戦闘状況を連続せしめたるものにして、普通の戦闘に於いて、
起こり得るすべての状況を総合したいるものと見るを得べし」
      (『ジュットランド海戦における造船関係事項の研究』藤本喜久雄/著)

http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/20-fujimoto_jutland.html
(48/195)頁
著者の藤本造船大佐(当時)は、「造船の神様」こと平賀譲造船中将と並んで
日本を代表する設計者の一人です。
友鶴事件において重要な人物となりますので、名前を覚えておいて下さい。


81 :GF長官:2011/11/09(水) 21:51:27.57 ID:???
>>80の続き

藤本大佐が指摘する通り、本海戦は水上砲戦のあらゆる要素を含んでいるのですが、
中でもその嚆矢となった”南下戦”は、両軍の巡洋戦艦部隊が正面からがっぷり四つに
組んだ、見ごたえのある大相撲のようなもの。

これ以降の北上戦から主力決戦にかけては、戦力差が大きく、優勢な方が追撃し、
劣勢な方が逃走する一方的な展開となります。
それに対して、この緒戦は兵力もほぼ同数、両指揮官とも逃げる気は毛頭ない。

「その結構な面構えで、よもや私の剣がにぶるものと期待してはおるまいな」
「そうなっては興醒めも甚だしいが、結構、この顔のせいで腰の抜けた女を斬るのは
俺の面目にもかかわるからな。最初の一人が骨のある奴で嬉しいぞ」
「ほう、尋常な勝負を所望であったか。誇り高い英霊と相見えたのは私にとっても幸いだ」
「それでは、いざ・・・!」


82 :GF長官:2011/11/09(水) 21:58:20.12 ID:???
[ジュットランド海戦](5月31日1400頃)

  └┐英戦艦部隊(ジュリコー大将)
    └┐
      ▽→
          (B)



     └┐
       └┐英巡戦部隊                    ↑
         ▽ (ビーティ中将)                 ▲独巡戦部隊
         └→  (A)                      ┃(ヒッパー中将)
                                       ┃




                                       ↑
                                       ▲独戦艦部隊
                                       ┃(シーェア中将)
                                       ┃


83 :GF長官:2011/11/09(水) 22:08:36.70 ID:???
>>83の続き

開戦! というわけで、会敵直前の相対位置関係は上記の通り。

ビーティ隊がこのまま進撃を続ければ、ちょうど独艦隊の中間地点に突っ込んで
しまうことになりますね。

By around 14:00, Beatty's ships were proceeding eastward at roughly the same latitude
as Hipper's squadron, which was heading north. Had the courses remained unchanged,
Beatty would have passed between the two German fleets, 40 mi (35 nmi; 64 km) south
of the battlecruisers and 20 mi (17 nmi; 32 km) north of the High Seas Fleet at around 16:30,
possibly trapping his ships just as the German plan envisioned


84 :GF長官:2011/11/09(水) 22:09:36.73 ID:???
>>83の続き

「1400頃までに、ビーティ隊は北海の東方海面に進出し、北上するヒッパー隊と
ほぼ同緯度の海域にいた。もし彼が変針しなければ、英巡戦艦隊は二つの独艦隊
の間を通過することになっていただろう。

1630頃には独巡戦部隊(ヒッパー隊)の南方35浬、独戦艦部隊(シェーア隊)の
北方17浬で両部隊に挟まれる形となり、それはまさに独海軍が仕掛けた罠に陥る
ところだった」

危うし、ビーティ提督!


85 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 22:35:32.81 ID:???
>>76
何という美しい軍艦だろうか・・・


86 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 22:38:42.32 ID:???
>>78
これからのテンプレによう

・相手 (大体の形、船型・形式)
・全長(身長)
・全幅(B)82-喫水幅(W)-58?バルジ(H)85
・排水量…(体重)不明
・艦の戦歴(誇張多少よろし)

87 :名無し三等兵:2011/11/09(水) 22:44:38.66 ID:???
長門型は細身で足が長いよな
だが大和型はずんぐり短足だ・・・

88 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/09(水) 22:47:31.71 ID:???
無線封鎖解除 発2F前衛 宛 GF長官 
本文 南雲支隊スレ新スレ建制完了
【敵機直上】本日の南雲部隊司令部 1AF【急降下!】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1320846156/

89 :名無し三等兵:2011/11/10(木) 00:33:40.51 ID:sf1EDIgD
>>27

ミッドウェーでは日本側は米側の偽電策にひっかかったところもありますよ。
 5月15日に視認されたマーシャル沖を西航する米空母はハルゼーの第16機動部隊
 にわざわざ日本側に発見されるようニミッツが指示したもの。そのあと、急ぎ
 真珠湾に戻るよう命じた。マッカーサーの司令部が「豪州付近を行動中の味方空母と
 の交信を装った偽電を盛んに打っていた。ただし、日本側も無線手のくせが違うので
 「どうも空母は依然、南西太平洋にいると思われるが、真珠湾に戻った可能性もある」
 と見ていた、と戦史叢書にありました。


90 :名無し三等兵:2011/11/10(木) 20:01:00.13 ID:???
>>81
長官もご覧になっていましたか…
まさに1対1の一騎打ちですなぁ

91 :GF長官:2011/11/10(木) 21:16:56.58 ID:???
>>78- そろそろこのスレもR−18指定かな。
良い子のみんなは、こんなところに出入りしないで、しっかり宿題をしましょう。

>>88 了承セリ  支隊スレも1000までいかなかったか。
時代は大テンプレ巨レス主義のようだ。

>>89 そうだったのか。本職は単純にハワイへの帰還命令の前日に発見された
だけだと考えていましたが、
>わざわざ日本側に発見されるよう
ということは、TF16が無線封止を破って電波を出したということですか?
一刻も早く真珠湾へ帰投して補給整備を行うべき状況に、そんな余裕はないような・・・

>>90 まぁ本職の場合は、にわかなんですがねぇ。
こういう文語調の台詞が出て来る作品が好きなのですよ。
銀英伝とか、十二国記とか、封神演義とか。


92 :GF長官:2011/11/10(木) 21:24:22.48 ID:???
>>84の続き

しかし、そうはなりませんでした。

もともと英海軍の作戦計画では、
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/545
>明31日1400時までに、北緯56度40分・東経5度0分の海域へ進出せよ。
>1400時までに敵情特に変化なければ、貴艦隊は我と合同せよ。

よってビーティ提督は索敵行動を打ち切り、A点で変針北上、B点へ向かいます。
こうして、独海軍の”幻の挟撃作戦”は実現しませんでした。
しかし、物語はここから始まるのです。


93 :GF長官:2011/11/10(木) 21:37:51.54 ID:???
[英巡洋戦艦部隊](1415時)

    ↑<第五戦艦戦隊>
    △戦艦バーラム(エバントーマス少将)
    △戦艦ヴァリアント
    △戦艦ウォースパイト  
    △戦艦マレーヤ
                         ↑<第二巡戦戦隊>
                         △巡戦ニュージーランド(パクナム少将)
                  ↑      △巡戦インディファティガブル
(ビーティ中将)巡戦ライオン△                           <第一軽巡戦隊>↑
                                                 軽巡ガラティア△
                  ↑<第一巡戦戦隊>                 (シンクレア代将)
                  △巡戦プリンセス・ロイヤル(ブロック少将)
                  △巡戦クイーン・メリー             ↑
                  △巡戦タイガー                  △水上機母艦
                                                エンガーディン
                             ↑<第三軽巡戦隊>
                             △軽巡ファルマス(ネピーア少将)

   ↑<第ニ軽巡戦隊>
   △軽巡サウサンプトン(グッデナフ代将)

94 :GF長官:2011/11/10(木) 21:42:24.34 ID:???
>>93の続き

変針前の陣形は、
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/599
各戦隊が現地点で回頭を行ったため、上図のように変更された。

対する独巡戦部隊の陣形は、出港時から変化はありません。


95 :GF長官:2011/11/10(木) 21:44:42.09 ID:???
[独巡洋戦艦部隊](1415時)

                    ↑
                    ▲軽巡フランクフルト(ベーディッカー少将)

            ▲軽巡ピラウ        ▲軽巡ヴィースバーデン

    ▲軽巡エルビング                      ▲軽巡レーゲンスブルク
                                       (ハインリヒ代将)

                    ▲巡戦リュッツオー(ヒッパー中将)
                    ▲巡戦デアフリンガー
                    ▲巡戦ザイドリッツ
                    ▲巡戦モルトケ
                    ▲巡戦フォン・デア・タン
[独偵察部隊陣形図](駆逐艦は省略)
                    ↑
                    ▲軽巡フランクフルト(ベーディッカー少将)

            ▲軽巡ピラウ        ▲軽巡ヴィースバーデン

    ▲軽巡エルビング                      ▲軽巡レーゲンスブルク
                                       (ハインリヒ代将)

                    ▲巡戦リュッツオー(ヒッパー中将)
                    ▲巡戦デアフリンガー
                    ▲巡戦ザイドリッツ
                    ▲巡戦モルトケ
                    ▲巡戦フォン・デア・タン


96 :GF長官:2011/11/10(木) 21:46:27.72 ID:???
おおっと訂正。独艦隊が二倍に増強されてしまった・・・
正しくはこちら

[独巡洋戦艦部隊](1415時)

                    ↑
                    ▲軽巡フランクフルト(ベーディッカー少将)

            ▲軽巡ピラウ        ▲軽巡ヴィースバーデン

    ▲軽巡エルビング                      ▲軽巡レーゲンスブルク
                                       (ハインリヒ代将)

                    ▲巡戦リュッツオー(ヒッパー中将)
                    ▲巡戦デアフリンガー
                    ▲巡戦ザイドリッツ
                    ▲巡戦モルトケ
                    ▲巡戦フォン・デア・タン


97 :GF長官:2011/11/10(木) 21:52:13.67 ID:???
>>96の続き

以上により、変針後の相対位置はこのようになりました。

[ジュットランド海戦](1415時)


            ↑              ↑
    英巡戦部隊△(>>93)      (>>96)▲独巡戦部隊
 (ビーティ中将) │               ┃(ヒッパー中将)
           │                ┃
   └┐     │                ┃
     └┐   │                ┃
       └┐ │                ┃
          (A)                ┃


98 :GF長官:2011/11/10(木) 21:56:16.63 ID:???
>>97の続き

なんという偶然か!

両軍は、ほぼ同緯度を同航状態で北上することになったのです。
「史実は仮想戦記よりも奇なり」ですよね。

ここからどのように戦端が開かれるのでしょうか。
前スレで出した軽巡の名前を思い出したかな?


99 :名無し三等兵:2011/11/10(木) 23:48:56.84 ID:???
今週は先週よりむしろ面白い。
地味なようで金がかかっている。
出てくる人出てくる人みんな個性的で味がある。
つるべえ息子もそのうち見慣れてくるだろう。
糸子が好きでたまらない人の一人になるんだろう。


100 :名無し三等兵:2011/11/11(金) 08:28:37.88 ID:???
>>99
またお前かw
さあ俺と一緒にカーネーションスレに帰るぞ?いいな?

101 :GF長官:2011/11/11(金) 21:49:06.02 ID:???
>>99-100 ああ、朝の連ドラの話でしたか。本職も見てますよ〜
しかしなぜ南雲スレに?


102 :GF長官:2011/11/11(金) 22:11:58.79 ID:???
>>96の続き

敵がすぐ隣にいるというのに気付かないとは、これまた戦場の妙でありましょう。
それには例の如く、北海の天候が関係してきます。

「当時、独警戒巡洋艦西翼と英警戒巡洋艦東翼との間すら、尚16浬の距離を
隔てり。彼我両部隊の針路が漸次近接することをもって、早晩必ず戦闘接触を
生ずること畢竟なり」                         (『北海海戦史』)

独警戒巡洋艦西翼とは、軽巡エルビング(>>96
英警戒巡洋艦東翼とは、軽巡ガラティア(>>93
両艦の間隔が16浬(30km)だった。


103 :GF長官:2011/11/11(金) 22:14:38.75 ID:???
>>102の続き

通常ならば視認可能距離ですが、当時は雲が低くたれこめ、海上には靄(もや)がかかり、
西北西の風、風力3、視界は6〜12浬(11〜22km)だった。

ちょうどお互いの煤煙がかろうじて見えない間隔で北上していたのです。
ちなみに、旗艦同士の距離は約50浬(93km)なので、航空索敵でも発見できません。

しかし両艦隊の針路は、漸近線の如く徐々に接近する航路をたどっていたので、
いずれ接触する運命にあったのです。
それが何時になるのか。


104 :GF長官:2011/11/11(金) 22:16:06.48 ID:???
>>103の続き

イギリス側にとっては、遅ければ遅い方が良い。
それだけジュリコー本隊(約70浬北方)に近づくから。
逆にドイツ側は早ければ早いほど良い。
(シェーア本隊はヒッパー隊の約60浬南方)

今回、気まぐれな女神さまは、独海軍に微笑んだようです。

「英国巡洋戦艦艦隊が北方に変針せる直後において、極めて些細なる事件により
早期の戦闘接触を生ずるに至りたるは、独艦隊にとりて僥倖なりと言うべし」

さて、”極めて些細なる事件”とは。


105 :GF長官:2011/11/11(金) 22:21:52.90 ID:???
明日より帰省しますので、お休みを頂戴します。
今回は家族旅行ということで、両親を連れて安芸の宮島へ行く予定。
ま、本職としては帰りに寄る大和ミュージアムが本命なのですが。
それでは、次回は来週の火曜日に。

[聨合艦隊機密第五番電]
発:GF長官
宛:>>106
本文:貴官ハ、コレマデノ乗艦経歴(>>86)ヲ公開シ、理想ノ「カップサイズ」ヲ提案スベシ
    但シGカップハ、本職直率ノ部隊ニシテ、何人モ之ヲ語ルコトハ禁ズ
    武運ヲ祈ル
   

106 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/12(土) 19:56:59.25 ID:???
受信 発2F長官 宛 GF長官

本文 内容了解セリ
我従来情感(乗艦)セリ艦ハ下ノ如シ
・艦形細小船形、高速嚮導駆逐艦
・全長 148m
・全幅 75 喫水幅 52 バルジ(H)78
・排水量… 45トン
・艦の戦歴 
水雷艇の拡張改装型ナリ、小型ニシテ細身ナルモ、潜在力ハ旗艦一式装備ノ就役30年ノ熟練艦ナリ。
我ガ旗艦候補ナリシモ、上位艦隊司令長官ヨリ拒絶サレ、他国海軍ニ譲渡サレリ。。。

艦ハ外見ニアラズ、内面ノ装備ニアリ。 シカシナガラ多国間デノ政治決定ニハ抗シキレザルハ軍ノ運命ナリ。


107 :名無し三等兵:2011/11/12(土) 21:56:46.98 ID:???
>>106
/(TT)

108 :名無し三等兵:2011/11/15(火) 20:14:50.22 ID:???
発 関西根拠地隊 宛 GF長官
・艦形細小船形、高速軽巡洋艦
・全長 174m
・全幅 84? 喫水幅 58 バルジ(H)84
・排水量… 不明
・艦齢… 25年
・艦の戦歴 
我、交戦地店某府<とおるず>ニテ細身長身型ノ軽巡洋艦ト交戦セリ
敵艦ハ<はいひーる>ナル追加装備ニヨル全長10mノ延長、オヨビ黒色ノ迷彩ヲ確認ス
我、40分ノ交戦ニテ敵艦ノ無力化ヲ企図シ胸部バルジ二火力を集中スルモ
敵艦ノ長脚ト全長ヲ駆使シタ熟練シタ手腕ニヨリ交戦20分ニテ爆沈ス

[戦訓]
Cカップ侮リガタシ。若年齢長身ノCカップ艦ハ視覚的ニモ魅惑的ナリ。
Gカップノ弾力ニ対シテモ、優レザルトモ劣ラヌモノナリ。

109 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/15(火) 20:29:03.01 ID:???
>>108
発 南西方面艦隊司令部 中継2F司令部 宛 関西根拠地隊司令
本文 
天佑ヲ確信シ全軍突撃セヨ、コノ機を逃セバ再ビ突入ノ好機ヲ得難シ
めいど湾所在船舶ヲ覆滅セザラズバ、関西失陥及ビ萌一号作戦ノ根幹ハ瓦解スベシ

110 :GF長官:2011/11/15(火) 21:00:09.48 ID:???
>>106 ご協力感謝します。
さすがは前衛部隊の指揮官だけあって、軽快な艦艇をお好みのようですな。
>艦ハ外見ニアラズ、内面ノ装備ニアリ。
全く。婦人の外見ばかりに拘泥するのは紳士としてあるまじき行為であって、
女性の価値は中身にあると反省させられる次第であります。

>>107 心情、お察しします。

>>108 なんか無理やり付き合わせてしまったようで、恐縮です。
>全長 174m
もしかして欧米との共同建造艦ですかな。
これに<はいひーる>が加わると、最大仰角でも届かないと思われ。
20分ならまずますの奮闘かと。

>>109 今度、関西に視察に行くとしよう。


111 :名無し三等兵:2011/11/15(火) 21:06:02.51 ID:???
発 関西根拠地隊 宛 2F長官 南西方面艦隊司令部
[本文]
返信二謝ス。
我、コレヨリ<めいど>湾ノ秘密倶楽部沖敵艦隊二突撃ス。
敵ハ我ヨリ練度ガ高ク、キワメテ受身ノ戦闘ガ予測サレルモ
誓ッテ戦果ヲ掲グナリ。

112 :GF長官:2011/11/15(火) 21:27:29.83 ID:???
ご無沙汰しております。

宮島を訪れたのは初めてでしたが、平日というのに観光客の多さに驚いた次第です。
ガイドさんに聞いた話によると、あの朱の大鳥居は地面に刺さっているわけではなく、
ただ置いてあるだけなんだそうです。よく倒れないもんだな。

閑話休題
厳島神社と言えば、三景艦ですよね。
松島・厳島・橋立の三艦は、当時東洋最強艦だった清国北洋水師の定遠・鎮遠の
30センチ砲に対抗するため、単装の32センチ砲を各艦に一基ずつ塔載している。


113 :GF長官:2011/11/15(火) 21:28:42.67 ID:???
>>112の続き

面白いのはその砲塔配置で、厳島と橋立は前部、松島は後部だった。

「松島のみ主砲を後部に置いたのは、けだし三艦編隊にて単縦陣ないし梯陣戦闘を
目的とし、松島を殿艦に計画したものであろう」 (『世界巡洋艦物語』福井静夫/著)

ちょうど第一次大戦時のロシア黒海艦隊を思い出します。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1288357779/508-509
個艦能力で劣る場合、考えることは似通ってくるのかもしれません。


114 :GF長官:2011/11/15(火) 21:30:24.39 ID:???
>>113の続き

もうひとつは、呉の大和ミュージアム。

2回目の訪問だったので、目新しいものはありませんでしたが、年末公開の
映画『山本五十六』の予告編が流れていました。
(公式HPのものとは内容が異なります)

一見して、CGの出来は素晴らしいと感激。
戦艦群の複縦陣の場面が出てきましたが、長門先頭だったので開戦前の
訓練風景だったのかも。
他にもミッドウェー上空の戦闘とか、敵機直上急降下ーとか見所たくさん。


115 :GF長官:2011/11/15(火) 21:31:41.38 ID:???
>>114の続き

南雲長官役の中原丈雄氏は一瞬だけ登場。
一種軍装に双眼鏡を手にしていたので、ハワイへ向かう赤城艦橋かと。

ただ監修が半藤一利氏らしいので、「ミッドウェーの南雲司令部は集団催眠
にかかっていた」みたいになりそうで、ちょっと不安。

とにかく公開が楽しみですね。


116 :GF長官:2011/11/15(火) 21:33:11.49 ID:???
>>111 ちょw 抜け駆けは許しませんぞ。
「従兵、今から関西へ発つ。一式陸攻を用意させろ!」


117 :GF長官:2011/11/15(火) 21:43:26.77 ID:???
>>104の続き

些細な出来事とは、一隻の民間船により演出された。
両艦隊のちょうど中間点に、デンマーク船籍の汽船(N J Fjord)が現れたのです。

まず独軽巡エルビングがこれを発見し、臨検のため駆逐艦2隻(B109、B110)
を派遣した。


118 :GF長官:2011/11/15(火) 21:49:26.45 ID:???
[ジュットランド海戦](1420時)

                   N.J.フィヨルド
                       ☆
                        ←┐(B109、B110)
          ↑              └▲▲駆逐艦        ↑
  英巡戦部隊△                   ▲軽巡エルビング  ▲独巡戦部隊
(ビーティ中将)│                   └─           ┃(ヒッパー中将)
         │                                  ┃


119 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/15(火) 21:51:00.43 ID:???
>>116
97式艦攻で、部下に操縦させて、二日酔いのまま岩国に行った淵田さんが居ますね<呼び出された

120 :GF長官:2011/11/15(火) 22:05:20.17 ID:???
>>118の続き

ここで臨検について、少し確認しておきますと、

「戦時国際法では、公海において交戦国軍艦は、(中立国船舶を含む)いかなる船籍の
商船にも停船を命じ、臨検をおこない、交戦国保有の、もしくは交戦国仕向けの戦時
禁制品を没収できる。

その場合、船体について抑留.撃沈することはもちろん、乗組員について拘束することも
可能である。戦時禁制品については私有財産でも戦時利得とすることができ、この点で
略奪を禁じている陸戦規定とは異なる。その他の中立国財産については戦争終了後、
金銭で補償すれば十分である」
http://ww1.m78.com/sib/hoto%20battle.html


121 :GF長官:2011/11/15(火) 22:07:01.80 ID:???
>>120の続き

通常は軍艦なら軍艦旗を、民間船ならば国旗を掲げているので、どこの国の船で
あるかは一目瞭然のはずですが、ゲーベン追跡戦でも紹介した通り、中立国船に
偽装する例はいくらでもあります。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1276688293/525

そこで、公海上で中立国の船を発見した場合、臨検を行うのが通例となっている。


122 :GF長官:2011/11/15(火) 22:07:52.23 ID:???
>>121の続き

「中立国の船舶は、敵が偵察用に偽装している場合もあるので、行き会えば必ず
臨検しなければならない。

しかもジュリコー長官は、そのために幾度か全艦隊の速力を落とさせた。
そうしないと、臨検する駆逐艦は艦隊に追いつくために全速力で走らなければ
ならず、そうでなくとも十分とはいえない燃料が枯渇してしまう恐れがあるからだ」
                                    (『ユトランド大海戦』)

今回の独艦隊の行動も、その通例に従ったものと言えます。


123 :名無し三等兵:2011/11/15(火) 23:23:43.97 ID:???
>>116
抜いたらカケるものではないのですか!?

124 :GF長官:2011/11/16(水) 21:09:35.17 ID:???
>>119 飲酒操縦はいけませんからね。「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」

>>123 どこに!? ・・・じゃなくて、貴官は廊下に立ってなさい。


125 :GF長官:2011/11/16(水) 21:50:41.05 ID:???
>>122の続き

特に第一次大戦期、仮装巡洋艦があの手この手を使って臨検を切り抜けるのは、
ひとつの見せ場になっていますね。

今日の主役は、独海軍の武装帆船「ゼーアドラー」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC_(%E5%B8%86%E8%88%B9)

時代遅れとも言える帆船を通商破壊戦に投入したのは、見た目が旧式であることを
利用して敵を油断させる効果を期待したのと、帆船に燃料は必要ないので海外に
補給地を持たないドイツにとっては有利と判断されたためです。
(補助機関としてディーゼルエンジンも搭載)


126 :GF長官:2011/11/16(水) 21:52:38.82 ID:???
>>125の続き

指揮官に選ばれたのが、フェリクス・フォン・ルックナー少佐。

各国語に堪能で、現役士官で帆船の熟達者は彼しかいなかったのがその理由
ですが、大西洋・太平洋を股にかけ、224日間に14隻の貨物船を撃沈、
「海の魔王」と畏怖された。

ところが一方では、敵船を沈める際には乗員からペットにいたるまで残らず収容し、
作戦期間中、一人の死傷者も出さず捕虜も丁重に扱ったことから、敵からも尊敬
され、「偉大なる人道戦士」としてローマ法王から叙勲を受けている。


127 :GF長官:2011/11/16(水) 21:56:17.26 ID:???
>>126の続き

1916年12月21日、ゼーアドラー出港。

ジュットランド海戦以降、英海軍は北海の封鎖網を強化しており、その監視の目
から逃れることは至難の業。案の定、英哨戒艦に発見されて臨検を受けます。

乗り込んできた英海軍士官に、ニセの積荷証明書や航海日誌を見せる。
この航海日誌は、ノルウェーの木材輸送船マレタ号のもので、なんとルックナー
自身が出港前に、コペンハーゲン港に停泊中の同船から盗み出したものだった。


128 :GF長官:2011/11/16(水) 21:57:13.42 ID:???
>>127の続き

更に手の込んだ芝居が演出され、

「船長室では”秘密戦闘員”が迎えた。小柄な部下が変装した”ルックナー夫人”だ。
金髪のカツラにドレス、ノルウェー語ができないのを隠すため虫歯で頬がはれている
ことにして、口に綿をつめこみ、女っぽい仕草で痛そうに頬を押さえている。

ノルウェー船長には妻同伴が多いことを利用したものだ。名演技をすっかり信用した
敵士官は早々に引き揚げた」              (『ミリタリークラシックス(5)』)

見てみた・・くはないな。
きっと出港前から猛練習を重ねた成果でしょう。


129 :名無し三等兵:2011/11/17(木) 10:27:58.25 ID:???
タテタテタテ、ヨコヨコヨコや〜!

130 :GF長官:2011/11/17(木) 21:06:15.54 ID:???
>>129 まるかいてちょん?


131 :GF長官:2011/11/17(木) 21:58:03.52 ID:???
>>128の続き

なんとか無事に大西洋へ進出したゼーアドラーは、早速行動を開始した。
その手際は、実にあざやかなものでして、

「獲物を発見すると、マストの中立国旗をドイツ国旗に替えCID旗(停まれ、
然らずんば砲撃せんの意)を掲揚、従わなければ威嚇射撃。
停船すると直ちに士官が乗り移り、乗員・乗客をゼーアドラーへ移乗。
完了すれば爆薬を仕掛けて沈める。

船が見つからない時は、撹乱戦術。
”SOS、SOS、独潜水艦・・・”まで打電してプッツリ切る。
他船とすれ違うときは、メガホンで”潜水艦警報が出ているぞお!”とニセの
情報を流す。

こうして出港を見合わせる船が激増し、海上保険料は急騰した」


132 :GF長官:2011/11/17(木) 22:00:00.56 ID:???
>>131の続き

通商破壊は何も敵船を拿捕し、沈めることだけが仕事ではない。
船団が港にくぎづけになれば、それも立派な通商破壊の任務達成です。

どうも軍板には「撃沈(完全喪失)以外は戦果として認めん!」と、かたくなな方が
いらっしゃるようで、真珠湾攻撃でも「米戦艦を沈めたといっても、後半に復旧して
いるから意味ない」とか。

浮揚から真珠湾で仮修理、西海岸へ回航して本格修理(大改装)。
これにどれだけの手間や労力、時間を要するでしょうか。
その間の作戦行動は阻害されるし、新鋭艦の建造や損傷艦の修理を制約することに
つながるのでは。


133 :GF長官:2011/11/17(木) 22:01:18.29 ID:???
>>132の続き

真珠湾で完全喪失した米戦艦は2隻。
アリゾナは現在も記念艦として有名ですが、もうひとつがオクラホマです。

オクラホマも転覆していましたが、最初から諦めたわけではなく、浮揚準備だけに
一年以上も費やし、1943年3月から8ヶ月かけてサルベージ作業が実施され、
乾ドック入りまで進んだが、損傷が激しく修理を断念。1944年11月に除籍。

これらも「戦果」として認められないものでしょうかねぇ。


134 :GF長官:2011/11/17(木) 22:05:27.56 ID:???
>>133の続き

さて、1917年4月にはホーン岬を通過して太平洋を入ったゼーアドラー。
さらに戦果を拡大していったが、不幸にも8月2日海底火山噴火による大津波に遭い、
ソシエテ諸島のモピリア島で座礁した。

ルックナー少佐以下6人は救命ボートで脱出し、フィジー諸島までたどり着いたが、
ついにワカヤ島でイギリスの守備隊に逮捕され、そのまま終戦を迎えます。

「この間、日英同盟に基づいて洋上警備中の日本海軍第三特務艦隊がワカヤ島
を訪れた。司令官・山路一善少将は、旗艦筑摩(初代)にルックナーを招待した。
潮風で色あせた軍服姿の”海の魔王”を、日本側は登舷礼で迎えた」


135 :GF長官:2011/11/17(木) 22:06:17.94 ID:???
>>134の続き

実は、南雲忠一大尉(当時)は第三特務艦隊参謀だった。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1288357779/42
きっとこの時、ルックナー少佐に会ったはず。

魔王に直に接して、何か影響を受けたかもしれませんね。
「海軍をやめて、海賊王に俺はなる!」とか言い出さなくて、良かった良かった。


136 :名無し三等兵:2011/11/18(金) 04:07:25.75 ID:???
>>132
野球やサッカーで言う所の、何らかの事情で欠場みたいなもんだな
病気しましたでも、国際試合行ってましたでも、うっかり遊んでましたでも理由は何でも良いけど、「その時、戦力として成り立たない」事には変わらないからな

「欠場したとしてもシーズン後半に復帰する。死なない限りいずれ復帰するんだから関係無いね」という人はまず居ないけど、米海軍に限って何故かそう言われない場合が確かにあるな
不思議だな

137 :名無し三等兵:2011/11/18(金) 09:22:59.26 ID:???
>>133
戦後解体しようと引っ張り出したら西海岸への曳航中に沈んだな
世艦の米戦艦史によると建造中にも火災事故を起こした運の悪い艦だったようで

138 :GF長官:2011/11/18(金) 22:09:49.54 ID:???
>>136 そうなんですよねぇ。
勝っても負けても叩かれる南雲提督は、ある意味貴重な存在なのかも。

>>137 陸奥(日)、シャルンホルスト(独)と組んでアイドルデビューできるかな。>不幸戦艦娘。


139 :GF長官:2011/11/18(金) 23:03:03.17 ID:???
>>135の続き

このような女装・・・もとい仮装巡洋艦は我が帝国海軍にもありました。

特設巡洋艦報国丸
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%B1%E5%9B%BD%E4%B8%B8_(%E7%89%B9%E8%A8%AD%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6)

商船改装艦といえば、隼鷹に代表される空母がまず思い浮かびますが、
大正初期より大阪商船はアフリカ航路に5隻の客船を就航させていた。
(はわい丸、まにら丸、あふりか丸、あらびあ丸、ありぞな丸)

神戸を出発し、シンガポール、コロンボを経てケニアのモンバサ、南アフリカの
ケープタウン、更に南米のリオデジャネイロまで往復する長大な航路だった。


140 :GF長官:2011/11/18(金) 23:04:01.33 ID:???
>>139の続き

昭和期に入り、老朽化したこれらの代替船として発注されたのが報国丸級3隻
(報国丸、愛国丸、護国丸)
1万総トン超、21ノットの優秀船で、政府の援助により建造された。

一番船報国丸は昭和15年6月に竣工したが、アフリカ航路を往復したのは
一度きりで、翌16年8月に海軍籍へ編入。17年4月よりインド洋での通商破壊
作戦に入った。


141 :GF長官:2011/11/18(金) 23:05:16.93 ID:???
>>140の続き

航海中は客船になりすますのだから、乗客が男ばかりというわけにもいかない。
敵の目をごまかすためには、婦人客がぜひとも必要になる。
となれば、もうお分かりですよね・・・女装するしかありません。

報国丸の訓練風景には、
「敵船発見、右40度・距離2万、非番直員女装用意」と下令されるや、
華奢で小柄な兵員がおしろいを塗って女装完了、
甲板上を日傘をさしながら、しゃなりしゃなりと歩いて、敵船に手を振って油断させる。


142 :GF長官:2011/11/18(金) 23:16:25.02 ID:???
>>141の続き

・・・想像したくもありませんなぁ。
ただゼーアドラーとは異なり、実戦で使ったかどうかは不明の模様。

報国丸は昭和17年11月11日、インド洋上でオランダのタンカーを発見し、拘束しようと
試みるも、反撃にあって命中弾により塔載魚雷が誘爆沈没してしまいます。

救出された生存者の中には”何か”に目覚めてしまい、復員後に歌舞伎町でお店を出す人
もあったが、それはまた別の話である、なんちてな。


143 :GF長官:2011/11/19(土) 18:50:13.92 ID:???
>>142の続き

臨検と聞いて思い出すのは、やはりこれでしょうか。

高陞号事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%99%9E%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E9.AB.98.E9.99.9E.E5.8F.B7.E4.BA.8B.E4.BB.B6

日清戦争の緒戦、朝鮮半島沖でおきた豊島沖海戦に併発した事件です。
明治27年7月25日、第一遊撃隊(坪井航三少将)巡洋艦「吉野」「秋津洲」「浪速」の3隻は、
清国の巡洋艦「済遠」「広乙」と交戦し、広乙は追い詰められて座礁。


144 :GF長官:2011/11/19(土) 18:56:31.64 ID:???
>>143の続き

続いて逃走する済遠を追撃していたところ、一隻の輸送船に遭遇。これが高陞号だった。
坪井少将は高陞号の処置を三番艦浪速に任せ、自身は旗艦吉野と秋津洲を率いて、
済遠追撃を続行した。

この巡洋艦浪速の艦長こそ、のちの聨合艦隊司令長官・東郷平八郎大佐(当時)だった。
浪速はまず高陞号を停船させ、臨検のため分隊長・人見善五郎大尉を派遣。
その結果、以下のことが判明した。

「本船は英国ロンドン所在インドシナ汽船会社代理店、恰和洋行(ジャーディン・マセソン・
カンパニー)の所有船、高陞号にして、清国政府に雇用され、清兵1100名、大砲14門、
その他の武器を太沽より牙山に運送するもので、船長にわが艦に随航することを命じた
ところ、船長はこれを承諾した」

(註)太沽は北京の南東150km、渤海湾沿岸の港(天津近郊)
   牙山は京城(ソウル)の南80km、半島西沿岸の港


145 :GF長官:2011/11/19(土) 18:57:58.30 ID:???
>>144の続き

東郷艦長は「錨をあげよ。猶予してはならない」と信号旗をあげた。
ところが高陞号より、「重要なことがあるので語し合いたい。再度端艇をおくれ」と信号。
人見大尉が再度向かうと、船長以下英国人の船員が清国兵に脅迫されていることが
分かった。つまり「日本軍の命令に従ったら皆殺しだ」というわけですね。

相も変わらず、支那は法治国家とは無縁のところですなぁ。

その後、押し問答が続き、「我々を見逃してくれ。出発港である太沽に戻る
ということで手を打とうじゃないか」と提案されますが、東郷艦長はこれを拒否。
「船を見捨てて脱出しろ」と信号するが、清国兵が見逃すはずがない。

熟考の末、彼が下した決断とは・・・
「砲撃により、高陞号を撃沈します」


146 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/19(土) 21:56:57.87 ID:???
>>145
当時の清国軍=郷軍の連合=>軍閥連合 みたいなもんだから、そういう言い方は無いと思います。

147 :GF長官:2011/11/21(月) 21:13:38.52 ID:???
>>146 いえいえ、豊島沖海戦でも済遠は白旗を掲げながら、日本側が砲撃を中止すると、
増速して逃走するというような姑息な手を弄していますよ。

白旗が何を意味するか、知った上での行動ですから。
満州の馬賊といえども、最低限守るべきルールは存在するでしょう。

「日本兵の白旗による欺瞞は、ニューギニア戦線でもよく見られた行動である。
20対1、50対1の状況になった時、敵を倒すためには手段を選ばずとうい考え方は、
太平洋戦線の将兵に浸透していた。
しかし白旗は戦闘放棄の意思表示であり、これは戦争以前の問題である。


148 :GF長官:2011/11/21(月) 21:15:02.60 ID:???
>>147の続き

殺されるまでも一矢を報いようという闘志は尊重すべきである。
しかしどんな事態になっても、人間にはしてはならないことがなければならない。
卑怯を忌む観念は戦国武士にも、ヤクザの中にすらあるのだ」 (『レイテ戦記』)

うちの会社でも、昨年上海に工場を建てましたが、なかなか操業許可が下りずに
困っていたところ、現地の地方役人に”袖の下”を使ったら、あっさり通ったそうです。

なんでも、向こうでは下級官僚の方が稼ぎが良いそうですね。
出世して中央に行くと、業者と接する機会が少なくなるので、「副収入」が減るのだとか。
今も昔も、人治国家ですなw


149 :GF長官:2011/11/21(月) 21:44:05.97 ID:???
>>145の続き

当時はまだ、日英同盟の締結前であり、英国は中立国に過ぎません。
英国船を公海上で沈めて、もしも敵対するようなことになったら・・・
世界最強のロイヤルネイビーを相手に、弱小日本海軍では勝負にならない。
アドミラル・トーゴーには、どんな勝算があったのだろうか。

それはさておき、砲撃開始前、浪速から高陞号に向けて1本の魚雷が発射された。
これは水雷長の具申によるもので、
「どうせ沈めるんだったら、砲撃する前に試しに使わせてください」と。

当時の魚雷の射程は、300メートル(!)
高陞号までの距離は900メートルだったが、遠距離用に調整して発射。
日本海軍史上、初の魚雷実戦使用でした。


150 :GF長官:2011/11/21(月) 21:45:38.77 ID:???
>>149の続き

双方とも停船しているので、的速とか方位角とか、面倒な計算は必要ない。
外すことなんて有り得ないはずでしたが、結果は意外なことに・・・
発射された魚雷は途中で速力が落ち、高陞号まで届かず、海面に浮かんでしまった。

後に帝国海軍が漸減邀撃作戦の切り札として、猛訓練によって磨き上げた水雷夜戦も、
その事始めは、なんとも情けない結末だったのです。
ただもともと射程外から発射したのだから、ある程度は仕方ないかもしれませんね。

実はジュットランド海戦でも、似たようなことが生じます。
「なに! 非敵側から雷跡・・・だと?」


151 :GF長官:2011/11/21(月) 21:47:27.77 ID:???
>>150の続き

魚雷攻撃の失敗を受けて、東郷艦長は砲撃開始を下令。
こちらは外すわけがない。900メートルだから直接照準の水平射撃ですね。
たちまち命中弾により、高陞号は沈没。

砲撃と同時に浪速はカッターを降ろし、英国船員の救助に向かった。
船長以下、士官全員の救助を完了。

この時、さきほど発射した魚雷が浮いていたので、ついでに回収。
なにしろ「魚雷1本で家が建つ」と言われるほどの高級品ですからねぇ。

清国兵1000余名は、海の藻屑となった。
半島での戦いも日本側に有利に展開し、7月30日、陸軍は牙山攻略に成功した。
これにて一件落着、めでたしめでたし・・・とはならなかったのです。


152 :GF長官:2011/11/22(火) 21:36:41.74 ID:???
>>151の続き

この事件が報じられるや、英国世論は激昂した。

「極東の島国が大英帝国の船を沈めるとは何事か」
「文明の遅れたアジア人の野蛮な海賊行為を許すまじ」
まぁ海賊の末裔みたいな国民に、とやかく言われる筋合いは無いですがねぇ。

当時ワイドショーがあったら、格好のネタになっていたことでしょう。
民衆やゴシップ誌の反応はさておき、英国政府が問題としたのは、
「(英国船籍の)高陞号が撃沈されたこと」ではなかった。


153 :GF長官:2011/11/22(火) 21:38:43.12 ID:???
>>152の続き

なぜなら、戦時国際法には、
>公海において交戦国軍艦は、(中立国船舶を含む)いかなる船籍の商船にも停船を命じ、
>臨検をおこない、交戦国保有の、もしくは交戦国仕向けの戦時禁制品を没収できる。
>その場合、船体について抑留.撃沈することはもちろん、乗組員について拘束することも
>可能である。(>>120

故に、交戦国軍艦(日本海軍の巡洋艦浪速)が、中立国船舶(高陞号)に停船を命じ、
臨検を行い、撃沈したこと自体は、何ら問題はありません。

議論の対象となったのは、「この事件が”戦争中”の出来事か否か」。
戦時国際法とあるように、上記の規定は平時には適用されない。
ゲーベン追跡戦でも、英独両艦隊が最初遭遇した時に発砲しなかったのは、
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1276688293/555
宣戦布告前だったからです。


154 :GF長官:2011/11/22(火) 21:40:04.26 ID:???
>>153の続き

では日清戦争の宣戦布告はいつだったのか。
我が国では、天皇陛下の詔勅をもって宣戦の証とする慣例になっている。
これは日露戦争、第一次大戦、太平洋戦争でも同様。

日清の戦役では、
「天佑ヲ保全シ万世一系ノ皇祚ヲ践メル大日本帝国皇帝ハ、忠実勇武ナル汝有衆ニ示ス
朕茲ニ清国ニ対シテ戦ヲ宣ス、朕カ百僚有司ハ宜ク朕カ意ヲ体シ、陸上ニ海面ニ清国ニ
対シテ交戦ノ事ニ従ヒ、以テ国家ノ目的ヲ達スルニ努力スヘシ」
                                    (『清国ニ対スル宣戦ノ詔勅』)

この勅語が下されたのは、8月1日。
高陞号事件は7月25日だから・・・あれ?開戦前だ。
こ、これは不味いのでは。もしかして国際法違反になるんじゃ・・・


155 :GF長官:2011/11/23(水) 21:36:56.53 ID:???
>>154の続き

実はこれより前、7月19日に日本政府より清国に対して「最後通牒」が通告されていた。
回答期限は7月24日。
よって高陞号事件の起きた7月25日は、すでに期限切れであり、戦闘が開始されても
問題はないと言える。

日露戦争でも宣戦布告は明治37年2月10日だが、その前日に仁川沖海戦が勃発している。
当時は、宣戦布告が絶対条件ではなかったようですね。

ただし全世界に向けて発表される宣戦布告とは異なり、最後通牒は当事国が公表しない限り
第三国には分かりません。
そのあたりは解釈の分かれるところですが、ここでも強力な援軍が現れました。
しかも英国内からです。


156 :GF長官:2011/11/23(水) 21:38:09.01 ID:???
>>155の続き

高陞号事件から1週間後の8月1日、英タイムズ紙に論評が掲載された。
著者はケンブリッジ大学のウエストレーク教授。

ウエストレーク論文
http://ww1.m78.com/sib/westlake.html

「すなわち、戦地において局外中立国民が軍事行為に参画すれば、その敵対国(団体)に
いかなる危害を加えられても、母国と係争国双方に損害賠償を請求できない。
また軍事行為は実体であって、係争国の宣言によらない」


157 :GF長官:2011/11/23(水) 21:39:32.71 ID:???
>>156の続き

同じく6日には、国際公法の権威、イギリスのホーランド博士も同紙に寄稿した。

「高陞号の沈没したのは戦争が開始されたあとである。戦争というものはあらかじめ
宣言せず始めても、少しも違法ではない。これは英米の法廷で幾度も審理され確定
している。

高陞号の船員は初め戦争が起こったことを知らなかったに違いない。だが、日本の
士官が船に乗り込んできたときこれを知ったとみなさざるをえない。このとき英国旗を
かかげていたか否かは重要ではない。

日本水兵が乗船し捕獲することは不可能と認められるので、日本の(浪速)艦長が、
いかなる暴力を用いようとも、それは艦長の職権である。また沈没後に救助された
船員は規則通り自由になることができたので、この点でも国際法に背馳していない。

それゆえ日本政府が英国に謝罪する義務は生じない」


158 :GF長官:2011/11/23(水) 21:40:18.56 ID:???
>>157の続き

東郷艦長は英国留学中に国際法について深く学んでおり、このような事態においても
適切に対処できたというのが通説ですが、

ナポレオン戦争におけるレベッカ号、南北戦争におけるハート号など、類似の事例は
多く存在し、当時の海軍士官にとっては”常識の範疇”だったとも言われます。

かくして英国世論は一気に沈静化した。
まぁ、これが法治国家というものでしょう。


159 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/24(木) 13:53:23.83 ID:???
しかしながら、一転関係が冷却化すると、パネイ号事件の様に惨状になったりするから分からないものである。

つうかGF長官、ひいきのひいき倒しはいけませんよ。昭和天皇は戦後の英国訪問の時
退役軍人から背を向けられていますけど、そういうこともある訳ですから。
なにやら、驕り症候群を感じますよ。

160 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/24(木) 13:58:57.45 ID:???
山本五十六長官も、険悪化したワシントン条約後のロンドン会議(第二回)で
英国の情勢について天皇に奉答しております。

「英国は、むしろ我が国に同情的であり、広く流布されている様な
 英国米国が結託して帝国の防衛に齟齬をきたしめん陰謀なるものは
 全く存在しないのでありまして、今後も英国、及び米国との関係を密にし(ry」

敵機直上急降下は、前衛では防ぐことかなわず。
GF司令部のフレキシブルでジェントルマンシップな思考により担保されるとここに意見具申。


161 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/24(木) 14:01:22.69 ID:???
無論、一個人の私的な世界感や他国への感情は、まったく容喙する所ではありません。
それが、ネイヴィー魂では無いでしょうか?

162 :名無し三等兵:2011/11/25(金) 17:16:43.90 ID:???
復旧急げ

163 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/25(金) 17:35:47.09 ID:???
問題なし、昨日の板落ち余波を食らった模様
でも関係ない鯖にある様な気がするのだが<軍板

164 :名無し三等兵:2011/11/25(金) 18:03:44.46 ID:???
>>163
toki鯖にあるもんだから模型板やら鉄道各板共々やられてる

165 :ゲショゲショ:2011/11/25(金) 20:33:40.52 ID:???
>>158-159
その手のモノを歴史的事件として政治的に利用するかどうかは、その時の国際&国内情勢次第でしょう。
ぶっちゃけ国家体制を問わず、古今東西不変の事象かと。
状況は違いますけど、英海軍もアルトマルク号事件とか起こしてますし。

と、ほぼ毎日外国船舶の臨検(任意というか国際慣習としての入港尋問、船内検査)を行っていた私が言って見ます。

166 :名無し三等兵:2011/11/25(金) 21:11:09.83 ID:???
ところで、
>>145
>船長以下英国人の船員が清国兵に脅迫されていることが分かった。
これはこれで、交戦国の一方としての“正当な権利”の可能性がありませんかね?
本船の傭船契約内容と当時の国際法、海事法令、慣習が不明ですけど、
仮に英国人船長が清国指揮官(軍人)の指揮下にあるとしたならば、
「正当な命令」であり英国人船長はそれに従う「義務」があるのではないかなと。

純粋に軍事面のみを考察するならば、
「この時の清国指揮官の判断は作戦・戦術的に妥当だったか否か」
じゃないですかね?
例えば、時間稼ぎを行えば清国艦隊が救援に現れる可能性があったのか?とかです。

それに軍隊という組織は、なんら抵抗せずに無力化されることが許されますかね?
抵抗は無意味と潔く降伏することは、ある意味で利敵行為ですし。
日露戦争では、ウラジオ艦隊に襲撃された日本陸軍輸送船が降伏せずに絶望的な小銃反撃を行ってます。

167 :GF長官:2011/11/26(土) 18:22:33.05 ID:???
>>159- そうですね。
法治国家といえども、個人の思想や感情を統制できるわけではありませんし。
もし逆の立場なら、日本国民はどう反応しただろうかとふと思った次第です。

>>162- なんか書き込めないと思ったら鯖落ちでしたか。
ダメコン班の奮闘に感状を。


168 :GF長官:2011/11/26(土) 18:23:52.03 ID:???
>>165 も、もしかして女装の経験も・・・?
>と、ほぼ毎日外国船舶の臨検を行っていた私が言って見ます。
あ、臨検する方だったか。

>>166 ご意見感謝します。まぁ、ほどほどにしておきたいと思いますね。
国際法云々を言い出すと、無差別爆撃がどうのこうのとか話がややこしくなる気が・・・

>例えば、時間稼ぎを行えば清国艦隊が救援に現れる可能性があったのか?とかです。
これは無いと思います。
本編では省略しましたが、高陞号の護衛として巡洋艦操江が随伴していましたが、
真っ先に逃げ出してしまいましたのでw


169 :GF長官:2011/11/26(土) 18:33:25.12 ID:???
>>158の続き

それでは北海に戻ります。

独軽巡エルビングが発見した、デンマーク船籍の汽船「N.J.フィヨルド」は、
仮装巡洋艦でもなければ、陸兵を輸送していたわけでもない。
ましてや、乗員が女装(ry

ただの貨物船でした。
まぁ北海を航行する以上、臨検は避けられず、乗員たちも慣れっこになっていた
のではないかと。


170 :GF長官:2011/11/26(土) 18:34:45.85 ID:???
>>169の続き

いつも通り、指示に従って停船し、書類等を揃え、臨検を受ける準備を整えて
待っていたのでしょうが、結局この臨検は実現しませんでした。

エルビングがN.J.フィヨルドを見つけたのと同様に、西側を北上していた
英艦隊警戒艦の最右翼・軽巡ガラティア(>>93)もこれを発見し、臨検に向かった。


171 :GF長官:2011/11/26(土) 18:39:32.97 ID:???
[ジュットランド海戦](1420時)

                       N.J.フィヨルド
                           ☆
                        ┌→  ←┓(B109、B110)
          ↑   軽巡ガラティア△      ┗▲▲駆逐艦        ↑
  英巡戦部隊△   軽巡フェートン△           ▲軽巡エルビング  ▲独巡戦部隊
(ビーティ中将)│          ─┘            ┗━          ┃(ヒッパー中将)
         │                                       ┃


172 :GF長官:2011/11/26(土) 18:46:02.06 ID:???
>>171の続き

期せずして、一隻の貨物船が戦端を開く”導火線”となったわけですね。

英第一軽巡戦隊司令官シンクレア代将は、自ら旗艦ガラティアと僚艦フェートンを
率いて、中立国船の方へ向かった。

そして、互いにその向こうから接近してくる敵艦を発見したのです。
直ちに無線封止を解除、史上最大の艦隊決戦の幕開けを告げる鏑矢を放った。

「敵艦見ユー」


173 :GF長官:2011/11/27(日) 19:01:48.39 ID:???
テンプレ用資料

3.ウェーク島攻略支援(昭和16年12月21日〜23日)
[参加空母]2隻 増援部隊(阿部弘毅少将)
            第二航空戦隊(山口多聞少将)空母「蒼龍」「飛龍」

[索敵計画]実施せず


174 :GF長官:2011/11/27(日) 19:02:45.12 ID:???
(註1)機動部隊は対潜哨戒を実施(日出0429・日没1529)
蒼龍飛行機隊戦闘行動調書(1)【 レファレンスコード 】C08051578600 (28/50)頁
12月22日 第一直 0430発0740着(九九艦爆4機)
        第ニ直 1000発1430着(九九艦爆4機)
結果は敵を見ず。
※収容時に1機が母艦付近に着水(搭乗員は救助)

12月23日 第一直 0415発0800着(九九艦爆4機)
        第ニ直 1000発1230着(九九艦爆4機)
結果は敵を見ず。


175 :GF長官:2011/11/27(日) 19:03:21.36 ID:???
飛龍飛行機隊戦闘行動調書(1)【 レファレンスコード 】C08051579100 (21/51)頁
12月22日 第一直 0720発1010着(九九艦爆4機)
        第ニ直 1205発1455着(九九艦爆3機)
結果は敵を見ず。

12月23日 第一直 0600発0855着(九九艦爆2機)
        第ニ直 0730発1015着(九九艦爆4機)
        第三直 1235発1505着(九九艦爆4機)
結果は敵を見ず。


176 :GF長官:2011/11/27(日) 19:04:31.35 ID:???
(註2)基地航空隊は日施哨戒を行っている
(『戦史叢書(38)中部太平洋方面海軍作戦(1)』付表第二「南洋部隊航空部隊作戦経過表」)
12月21日 千歳空(陸攻1機)ルオット島発(クエゼリン環礁) 敵を見ず
        横濱空(大艇8機)ウォッゼ島発(ウォッゼ環礁)  敵を見ず
12月22日 千歳空(陸攻2機)ルオット島発 敵を見ず
        横濱空(大艇7機)ウォッゼ島発 6機 敵を見ず
                   イミエジ島発(ヤルート環礁) 1機 敵を見ず
12月23日 千歳空(陸攻5機)ルオット島発 敵を見ず
        横濱空(大艇) 実施せず
※発着時刻、進出距離等は記載無し


177 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/27(日) 20:06:40.57 ID:???
意外かも思えるかもしれませんが、日本もちゃんとやっていたのです。
実の処、米国も索敵とか哨戒という分野では日本と同じく苦手だったと言われています

178 :ゲショゲショ:2011/11/28(月) 21:00:57.99 ID:???
>>167
>もし逆の立場なら、日本国民はどう反応しただろうかとふと思った次第です。

横レスですが、浅間丸事件がありますよ。
国内世論は英側を激しく非難し、最終的に日英双方が政治的に妥協してます。
ですから>>165
>その時の国際&国内情勢次第でしょう
と書いたのです。

179 :GF長官:2011/11/28(月) 21:13:19.20 ID:???
>>177 ま、日施哨戒は退屈な任務だと思いますけどねぇ。
さて、われらが多聞丸は、ウェーク島空襲中に米空母が出現し、「不意の横槍」を
突かれないよう対策を講じていたのだろうか。

これを聞いた草鹿参謀長は「索敵に慎重さが欠けている」と憤慨したに違いない。
なにしろ二段索敵が「標準」のはずなのに、一段索敵どころか、索敵自体を実施
しなかったのだから、敵をなめきっていたとしか思えませんな。


180 :GF長官:2011/11/28(月) 21:21:33.43 ID:???
>>178 まぁ、そうですね。
本職が知りたかったのは、浅間丸事件が起きた時、戦時国際法からみて
正当な行為だったかを冷静に分析する学者なり報道なりがあったのか、です。

こういう時、言論界が世論をあおるのは、どこの国でも同じだと思いますので。


181 :ゲショゲショ:2011/11/28(月) 21:40:42.06 ID:???
>>168
>も、もしかして女装の経験も・・・?
変装はしますよ。
>あ、臨検する方だったか。
税関という組織です。
業務の一つとして密輸取締があり、港湾区域やその沿岸等で巡回、張り込み、尾行、情報の収集と分析とかも行います。
これを哨戒、索敵、触接に置き換えれば、軍事行動の大変さはある程度想像できます。
通信手段として無線を用いてますから、その不確実性も経験してます。
張り込みに関していえば、2名以上で監視しているのにとんでもないものを見落としていて、
録画ビデオを再生して愕然とするなんてこともありますよ。
人間の認識能力や判断能力はいい加減なものだと痛感しますね。

182 :GF長官:2011/11/28(月) 21:48:46.86 ID:???
>>172の続き

両軍の敵発見電を確認しておきます。
まずイギリス側は、

発:軽巡ガラティア(シンクレア代将)
宛:巡戦ライオン(ビーティ中将)
本文:敵ラシキ巡洋艦2隻、東南東ニ見ユ

「巡洋艦2隻」とは、独駆逐艦B109とB110のこと。
駆逐艦を巡洋艦と誤認するのは、航空索敵でも日常茶飯事ですね。
前線では、極度の緊張感から敵が実際より大きく見えてしまうものなのでしょう。


183 :GF長官:2011/11/28(月) 21:50:56.00 ID:???
>>182の続き

「射撃指揮所にいた私は、観測眼鏡をとおして敵艦隊を凝視していた。
そしてふと思い出した。開戦前にキールを表敬訪問した時の彼らの堂々たる姿である。
今、眼前に見る同じ巡洋戦艦は、あの時より何故か大きく強そうに見えるのだ」

独巡洋戦艦デアフリンガーの砲術長フォン・ハーゼ少佐の手記は、本海戦を語る際に
欠かせないものですが、彼の告白からもそれが伝わってきますね。

それと、第一電はやはり「敵ラシキ」になってしまうのかも。


184 :GF長官:2011/11/28(月) 21:51:57.28 ID:???
>>183の続き

対するドイツ側ですが、

発:駆逐艦B109(アドルフ・デトマー少佐)
宛:巡戦リュッツオー(ヒッパー中将)
本文:独立セル敵部隊、164γ4ニ在リ

「独立セル敵部隊」については、続報(1430時)
「西微北ニ敵装甲巡洋艦見ユ」で艦種が判明した。

また「164γ(ガンマ)4」は、特定海域を表す符合です。
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/608


185 :名無し三等兵:2011/11/28(月) 21:52:20.93 ID:???
大豪院邪鬼ですねわかります。

186 :GF長官:2011/11/28(月) 21:58:11.05 ID:???
>>184の続き

打電後、双方の軽巡はそのまま砲撃戦に移った。

[ジュットランド海戦](1422時)

          ↑                     ┏━━━━━━━
 軽巡ガラティア△      N.J.フィヨルド     ▼駆逐艦B110
  軽巡フェートン△         ☆          ▼駆逐艦B109
           │                     ↓   ▼軽巡エルビング
           │                          ↓
 ───────┘


187 :ゲショゲショ:2011/11/28(月) 22:54:48.98 ID:???
>>168
>まぁ、ほどほどにしておきたいと思いますね。
>国際法云々を言い出すと
これを先に振ったのは長官でしょうが(苦笑)

>高陞号の護衛として巡洋艦操江が随伴していましたが、
>真っ先に逃げ出してしまいましたのでw
その情勢判断は、後知恵と根拠に乏しい楽観的観測が混じっていませんか?
当時の日本側(第一遊撃隊)は、そんな敵側の意図(内情)を即座に見抜けましたかね?
それにこの時点では、日清ともに敵主力の動向は把握出来てなかったと思いますが。

実は近海に北洋水師の主力なり有力部隊が存在していて、
操江なり済遠が通報艦よろしく敵の新手を引き連れてきたら、第一遊撃隊は危機に陥ると思いますよ。
ジュットランド海戦の会敵端緒と似通ったものになる可能性もありかと。

あと長官がよく言っている「その立場に成り切る」ですが、
私が高陞号上の清国陸軍指揮官なら、可能な限り時間稼ぎを行いますよ。
清国海軍の状況を知っている知らないに関係なく。
最終的に降伏なり抵抗するにしても、これ以上状況は悪くなりませんからね。
むしろ時間を稼げた分だけ「その間、日本側の行動を拘束できた」という、ささやかな“戦果”になりますんで。

ちなみに“イメージの悪く感じられる”高陞号の清国陸兵ですが、
二度に渡る日本側臨検隊に危害を加えたり拘束して人質にしたりしてませんね。
結局英国人船長も殺害してませんし。
実は統率が取れていたんじゃないですかね?
英国人船長の証言とかを確認しなければ何とも言えませんけど。
それと有名事件の割には、清国陸兵指揮官の名前や彼の情勢判断や決心等が伝えられていないのも不思議なところ。
(これは私が浅学なだけでしょうけど)

188 :GF長官:2011/11/29(火) 21:22:51.20 ID:???
>>181 大変なお仕事ですね。>税関という組織です。
ひょっとしてこのスレも監視されているのでは・・・(ドキドキ)
ならば本職も臨検に備えて女装を(ry

※この発言は当局の検閲により削除されました※

>>185 確かにw 初期の頃は規格外の巨大さでしたからねぇ。
あれは「鬼の一号生徒」に対する恐怖心が生み出した幻影だったのかも。
桃たちと仲良くなるにつれて、標準サイズに縮んでいったし。

よし、次回の図演では統監役に王大人を招聘しようか。
「加賀に爆弾9発命中」「撃沈確認!」
これで宇垣参謀長の横暴も抑えられることだろう。


189 :GF長官:2011/11/29(火) 21:24:27.75 ID:???
>>187 おや、そうでしたっけ・・・わっはっはっ
>これを先に振ったのは長官でしょうが(苦笑)

ご意見有難うございます。
>実は近海に北洋水師の主力なり有力部隊が存在していて、
当時の状況から判断すれば、その可能性は薄いかと。

本海戦は「豊島沖」とあるように半島沿岸で生じており、周辺には複数の小島が散在し、
大艦隊の行動には適しません。

もし清国側に誘出の意図があるならば、外洋(黄海方面)へ逃走するはずですが、
操江は秋津洲から砲撃され、早々に降伏していますし、済遠は巧みに島の間をすり抜けて
離脱に成功している。
(吉野の方が高速だったが、座礁の危険を恐れて追撃を断念)


190 :GF長官:2011/11/29(火) 21:26:28.74 ID:???
>>189の続き

>私が高陞号上の清国陸軍指揮官なら、可能な限り時間稼ぎを行いますよ。
なるほど。本職の対象は海上指揮官だけでしたが、陸軍の指揮官とは新鮮な視点ですね。
今後、ガ島での攻防を検証する上で必要になるでしょう。

>二度に渡る日本側臨検隊に危害を加えたり拘束して人質にしたりしてませんね。
本職も詳しくは・・・
今回の基礎資料としたのは、『日露戦争物語』(江川達也/作)ですが、
沈没時に殺害されそうなところ、カッターで駆けつけた日本海軍の水兵に救助
される場面が出て来ます。

アジ歴で探したらあるかな。


191 :GF長官:2011/11/29(火) 21:37:52.67 ID:???
>>186の続き

こうしてみるとN.J.フィヨルドは、臨検を免れただけではなく、この世紀の大海戦を
”特等席”から観戦したことになりますね。

目の前で軽巡同士の砲撃戦が開始され、それが終わったと思ったら、今度は頭上を
大口径砲弾が飛び交うわけだから、生きた心地がしなかったでしょう。

「外には濛々たる砲煙があるばかりである。
N.J.フィヨルドの行方は誰も知らない」          (『羅生門』民明書房/刊)


192 :GF長官:2011/11/29(火) 21:38:45.59 ID:???
>>191の続き

この戦闘は、短時間のうちに終了しました。
もともと反航戦だったのと、英軽巡が北西へ避退を始めたからです。

それでも独軽巡エルビングは英軽巡ガラティアに対して、命中弾1発を出している。
(距離1万3千メートル)
早速、独艦隊の射撃能力の高さが現れていますね。

エルビングは直ちに追撃に移った。


193 :GF長官:2011/11/29(火) 21:43:29.95 ID:???
[ジュットランド海戦](1425時)

  ←┐
    └┐
      └△軽巡ガラティア(シンクレア代将)
         △軽巡フェートン
          └┐
            │                           ┃
            │                           ┃
            │       ←┓                 ┃
                      ┗▲軽巡エルビング     ┃
                         ▲駆逐艦B109    ┃
                           ▲駆逐艦B110  ┃
                            ┗━━━━━━┛


194 :GF長官:2011/11/29(火) 21:47:41.21 ID:???
>>193の続き

シンクレア代将の意図は明らかですね。
敵軽巡を味方主力(ビーティ中将の巡戦部隊)の方へ誘出するための行動です。

続いては、敵発見電を受けた両軍指揮官の指揮について見て行きます。


195 :GF長官:2011/11/30(水) 21:03:11.22 ID:???
>>187 アジ歴で調べてみたので、その報告を。
英国商船高陞号撃沈ノ事
【 レファレンスコード 】B03030208100

13頁より、コンスタンチン・フォン・ハンネケン氏の供述が掲載されています。
彼は清国政府お雇いのドイツ人で、高陞号に乗り組んでいましたが、沈没時に
救助され、仁川の英国副領事の審問を受けたもの。

本事件においては、最も中立的立場にある人物と思われます。


196 :GF長官:2011/11/30(水) 21:04:12.87 ID:???
>>195の続き

浪速に停船を命じられた時、
「船中の清兵司令長は、余(ハイネケン)に告げて曰く、
我が兵は俘虜たらんよりは、むしろ海底に葬られんことを望む」(15頁)

兵卒の様子については、
「清兵は甚だ激昂の有様にして、余は之を鎮めて談判中に船上秩序を保つこと、
困難を感ぜり」

人見大尉が船長室で書類の確認等を行っている間、ハイネケン氏は清国兵を
沈静化させるのに苦心した様子が記されている。


197 :GF長官:2011/11/30(水) 21:05:16.98 ID:???
>>196の続き

臨検後、浪速に随行することを知らされると、
「司令長はじめ清兵中に大騒擾起こり、剣及び小銃を擬し、船長水手等、
すべて在船の欧人を威嚇し、船長あえて抜錨するに至りては、之を殲殺
せんとす」(16頁)
(註)騒擾(そうじょう)とは、騒ぎ乱れること
   殲殺とは、皆殺しにすること

人見大尉が2回目の臨検に訪れた時、ハイネケン氏は清国兵に殺害される
危険があることを告げ、船内に入らないよう忠告したので、大尉もそれに従い、
要求事項のみを確認して浪速へ戻った。


198 :GF長官:2011/11/30(水) 21:06:05.11 ID:???
>>197の続き

高陞号沈没後、
「清国兵は水中にある欧州人に発砲したる」

以上を鑑みると、
>実は統率が取れていたんじゃないですかね?
とは言えないのではないでしょうか。

少なくとも、指揮官が兵卒と同じ行動をとる時点で、すでに冷静さを失っているかと。


199 :GF長官:2011/11/30(水) 21:14:50.70 ID:???
>>194の続き

第一報を受けて、ビーティ、ヒッパーの両指揮官はどう対応したのか。

この時点で、双方が発見したのは巡洋艦のみであり、その後方に主力艦が控えている
ことには気付いていない。
あくまでも「敵哨戒部隊に接触した」との認識の上で、行動を起こします。


200 :GF長官:2011/11/30(水) 21:15:45.15 ID:???
>>199の続き

まず独艦隊のヒッパー中将は、受電直後の1425時、第一偵察部隊(巡戦部隊)に
一斉回頭を命じ、針路を南南西へ。
続いて、西南西へ正面変換し、22ノットに増速した。

ベーディッカー少将の第二偵察部隊(軽巡部隊)、ハインリヒ代将の水雷戦隊も、
各艦が西方へ変針し、26ノットでエルビングの支援へ急行します。


201 :GF長官:2011/11/30(水) 21:26:43.51 ID:???
[ジュットランド海戦](1425時)独巡戦部隊

              (ベーディッカー少将) ┏┓
                 軽巡フランクフルト▼┃
                           ←┛ ┃       ┏┓
          ┏┓            軽巡ヴィースバーデン▼ ┃
   軽巡ピラウ▼┃                        ←┛  ┃
        ←┛ ┃                         (ハインリヒ代将)┏┓
                                   軽巡レーゲンスブルク▼ ┃
                                               ←┛  ┃
                               ┏┓
                             ┏┛ ┃
                      (>>202)┏┛   ┃
                 第一偵察部隊▼      ┃
            (ヒッパー中将)  ←┛       ┃
                                  ┃
                                  ┃

202 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/30(水) 21:30:29.11 ID:???
>>201
見事な一斉回頭


203 :GF長官:2011/11/30(水) 21:36:05.48 ID:???
[ジュットランド海戦](1425時)第一偵察部隊

                                           ┏┓
                                         ┏┛ ┃
                                       ┏┛  ┏┫
                                     ┏┛  ┏┛ ┃
                                   ┏┛  ┏┛  ┏┫
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                               ┏┛  ┏┛  ┏┛  ┏┫
                             ┏┛  ┏┛  ┏┛  ┏┛ ┃
                           ┏┛  ┏┛  ┏┛  ┏┛  ┏┫
           (ヒッパー中将)    ┏┛  ┏┛  ┏┛  ┏┛  ┏┛ ┃
           巡戦リュッツオー←▲┛  ┏┛  ┏┛  ┏┛  ┏┛   ┃
           巡戦デアフリンガー←▲━┛  ┏┛  ┏┛  ┏┛     ┃
              巡戦ザイドリッツ←▲━━┛   ┏┛  ┏┛       ┃
                 巡戦モルトケ←▲━━━━┛  ┏┛         ┃
             巡戦フォン・デア・タン←▲━━━━━┛           ┃
                                                  ┃

204 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/30(水) 21:41:30.60 ID:???
>>203
激闘ソロモン海戦史のような見事な一斉回頭(DOS版及びWindows版

205 :GF長官:2011/11/30(水) 21:42:54.54 ID:???
>>203の続き

やられたか!
>>201の「第一偵察部隊(>>202)」は、「第一偵察部隊(>>203)」に変更します。

ご覧の通り一斉回頭を行ったので、当初の単縦陣(>>96)から単横陣へ変化した。
横に広がったのは、広範囲を視野に入れるための接敵陣形と言えます。

戦闘時は単縦陣が基本ですが、現時点で敵兵力は「装甲巡洋艦」であり、巡洋戦艦
ならば、単艦で十分に対処できるからでしょう。
火力の集中よりも、索敵力の強化を優先した判断ですね。


206 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/11/30(水) 21:59:40.92 ID:???
よく衝突で損害起こしたり、ヘタすると沈むときがあるので、
こういう一斉回頭は、指揮官の技量とともに、
各艦の艦長以下乗員の技量も試されますねえ。

207 :くりた:2011/11/30(水) 22:34:59.83 ID:???
>>206 ・・・・・・どうせ俺なんて

208 :名無し三等兵:2011/12/01(木) 16:50:08.34 ID:???
>>207
見事なターンだったじゃないか!

209 :名無し三等兵:2011/12/01(木) 19:17:52.46 ID:???
栗田は悪くない
一斉回頭の号令は旗艦熊野から鈴谷まではちゃんと伝わってる
最上から三隈の伝達が遅れたのが衝突の原因だ
ただでさえ夜明け前に間に合わせる為に、駆逐艦を振り切る位の高速だったしな


210 :2F 前衛部隊 東雲司令長官:2011/12/01(木) 21:16:37.80 ID:???
>>207
おかげで、後世の若者が海軍のことに興味を持つきっかけになった。


211 :GF長官:2011/12/02(金) 21:58:11.30 ID:???
>>206 全く。拙いAA航跡図で申し訳ないですが、各自脳内補完の上、
「フランツ・ヒッパーの激動」を堪能下さい。

>>207 そ、そんな、一般論ですよ一般論! ・・・ねぇ?

>>208 そっちかw

>>209 斉動命令は栗田長官じゃなくて、熊野の当直将校が出したものですから。

>>210 まぁ、南雲と栗田の両提督は鉄板でしょうなぁ。


212 :GF長官:2011/12/02(金) 22:04:01.05 ID:???
>>205の続き

その後エルビングより、英巡洋艦が北西方面へ避退したとの続報が入り、
各艦は同方向に転針、追撃態勢を整えます。

エルビングは、追いついてきた第二偵察部隊旗艦・軽巡フランクフルトに合同。
第一偵察部隊の巡戦群も単縦陣に戻った。


213 :GF長官:2011/12/02(金) 22:13:12.12 ID:???
[ジュットランド海戦](1445時)独巡戦部隊

  ←┓<第二偵察部隊>
    ▲軽巡フランクフルト(ベーディッカー少将)
     ▲軽巡ピラウ
 ↑   ┗━        ←┓
 ┗┓              ▲軽巡ヴィースバーデン
   ▲軽巡エルビング    ┗━                ←┓<水雷戦隊>
   ┗┓                                 ▲軽巡レーゲンスブルク
                                        ┗━


                     ←┓
                       ┗┓<第一偵察部隊>
     (ヒッパー中将)巡戦リュッツオー▲━━━━━━━━━━━━━
              巡戦デアフリンガー▲━━━━━━━━━━━━━
                 巡戦ザイドリッツ▲━━━━━━━━━━━━━
                    巡戦モルトケ▲━━━━━━━━━━━━━
                巡戦フォン・デア・タン▲━━━━━━━━━━━━━


214 :GF長官:2011/12/02(金) 22:21:52.67 ID:???
>>213の続き

ここまで独艦隊の動きは、見事に統制がとれており(>>202>>204)、各艦の練度の高さと
ヒッパー提督の優れた艦隊運用の手腕をうかがい知ることが出来る。

ていうか、あまりに見事すぎて指摘するところが無いというか、ツッコミ所に困るというか・・・
ちょっと淋しい、と思ったそこの貴方。
ご安心を。いよいよ本命の登場ですよ!

もう一方の雄、デイビッド・ビーティ中将の指揮はどうだったのか。
こちらも「暴走」の開幕であります。

嗚呼、煤煙が目にしみる・・・


215 :名無し三等兵:2011/12/02(金) 22:31:29.83 ID:???
というか、やっている事は「発見→攻撃→追撃」ってだけな気が
ドイツ海軍が、何か凄い事をやっている訳でも、何かを新しい事をやっている訳でも無いわけで、ああ普通だねだとしか

216 :名無し三等兵:2011/12/03(土) 08:22:48.81 ID:???
まぁまぁw

217 :ゲショゲショ:2011/12/03(土) 16:39:53.03 ID:???
>>215
「その“普通”(基本動作)を実際に実施出来る」
というのは、スゴイことですけどね。
だからこそ
「訓練は実戦だと思え、実戦は訓練のとおり行え」
という言葉があるわけで。
「出来て当たり前」という建前論は全く正しいですが、現実は得てしてそうではない。
これまでのスレでも、艦隊運動で失敗している例は幾つも出ています。
>>4で詳細は省いてますがパラオ空襲時の日本基地航空隊は、
ミ海戦時の米航空隊を笑えないくらいにグデグデです。

まあ軍事に限らず、仕事、学校、社会生活、私生活の全てに当て嵌まることですが。

218 :GF長官:2011/12/03(土) 17:46:55.68 ID:???
>>215 でしょでしょ? 仰る通りなんですよ。>ああ普通だねだとしか
独艦隊の行動は、特別なことは何もなく、敵情の変化に応じて当たり前のことを
やっただけ。

ところが前線では、時に錯誤や誤認が介入し、しばしばこの「当たり前」のことが
出来なくなる。
当人たちがふざけているわけでも、手を抜いているわけでもないのに、我々から
すると、有り得ないことが起きてしまうのです。


219 :GF長官:2011/12/03(土) 17:48:33.79 ID:???
>>218の続き

今期限りとなった中日ドラゴンズの落合監督ですが、先日の退任会見の場で
語っていたことが印象的だった。

「私の中での”らしい野球”というのは、基本に忠実にやるということ。
それが勝利への一番の近道。
しかし、当たり前のことを当たり前にやるのが、一番難しい」

勝負の世界には共通する真理ではないかと。
それをこれから検証していくことにしましょう。

嗚呼、煤煙が目にしみるぜ。


220 :GF長官:2011/12/03(土) 17:49:41.11 ID:???
>>216 いえいえ、重要な視点だと思います。
英チャーチル首相が”栗ターン”に同情的だったという話を紹介しましたが、
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/686

ハルゼー提督も自身の”ブルズ・ラン”について、こう回想しています。
「私がこの時直面していたような、同じ状況と同じ情報を与えられていたならば、
私は再び、自らの艦隊を北方に走らせていただろう」

自己弁護も含まれているでしょうけど、我々が考える「当たり前」は、机上の話
であって、現実は当たり前ではないのかもしれませんね。


221 :GF長官:2011/12/03(土) 17:51:30.36 ID:???
>>217 有難うございます。
>「訓練は実戦だと思え、実戦は訓練のとおり行え」

落合監督の言葉にもありますね。
「練習で出来ないことは、試合でも出来ない。
練習で出来ることでも、試合で出来ないことがある。
試合で出来るようになったら、その質を高めていくことだ」

本職が真珠湾での南雲長官を百点満点と絶讃するのも、ここに理由がある。
ハワイまで行って、空襲して、帰ってくる。
誰にでも出来る当たり前のことですよねw

第二撃が云々・・・とかまびすしいのは、当たり前に対する認識の違いからかと。


222 :GF長官:2011/12/03(土) 18:01:52.42 ID:???
>>214の続き

ビーティ中将が行動を起こしたのは、ヒッパー隊より少し遅れて1432時。

麾下の巡戦戦隊に、南南東への逐次回頭を命じ、軽巡戦隊はガラティア救援のため、
北東方向へ向かった。


223 :GF長官:2011/12/03(土) 18:13:11.04 ID:???
[ジュットランド海戦](1432時)英巡戦部隊

   ┌┐
   │└┐              ↑
   │  └┐ (>>224)      △水上機母艦
   │    ▽巡戦戦隊      │エンガーディン               ↑<第一軽巡戦隊>
   │    ↓(ビーティ中将)                            △軽巡インコンスタント
   │                                           △軽巡コーディリア
   │                             ┌→           │
   │                             △軽巡ファルマス(ネピーア少将) 
                                ┌┘  <第三軽巡戦隊>
              ┌→
              △軽巡サンサンプトン(グッデナフ代将)
            ┌┘    <第二軽巡戦隊>


224 :GF長官:2011/12/03(土) 18:20:45.08 ID:???
[ジュットランド海戦](1432時)巡戦戦隊

    ↑<第五戦艦戦隊>
    △戦艦バーラム(エバントーマス少将)
    △戦艦ヴァリアント
    △戦艦ウォースパイト  
    △戦艦マレーヤ        ┌┐
    │                │ └┐  <第二巡戦戦隊>
    │                │   ▽巡戦インディファティガブル
    │                │    ▽巡戦ニュージーランド(パクナム少将)
    │                      ↓
           ┌┐
           │└┐
           │   ▽巡戦タイガー  <第一巡戦戦隊>
           │    ▽巡戦クイーン・メリー
           │     ▽巡戦プリンセス・ロイヤル(ブロック少将)
           │      ▽巡戦ライオン(ビーティ中将)
                   ↓


225 :GF長官:2011/12/03(土) 18:30:43.17 ID:???
>>224の続き

おーい、エバントーマスさーん、どこ行くんですかー?

旗艦ライオンからの回答命令には、第五戦艦戦隊も含まれていましたが、
なぜ彼らは直進してるのでしょうか。

「シンクレア(第一軽巡戦隊司令官・旗艦軽巡ガラティア)の報告を受けたビーティは、
1432時、敵の退路を遮断するためホーン・リーフに向けて南南東に正面を変換し、
22ノットに増速した。


226 :GF長官:2011/12/03(土) 18:31:39.50 ID:???
>>225の続き

パクナム隊(第二巡戦戦隊)は直ちに追従したが、折悪しくライオンに背を向けていた
トーマス隊(第五戦艦戦隊)はビーティの変針に追従せず、約7分後にようやく正面変換
したため、ビーティ隊との距離が約10浬と、それまでの2倍に開いてしまった。

増速するライオンの煤煙で信号旗が見えにくかったのと、トーマスがビーティの指揮に
慣れていないことが原因であった」             (『ジャットランド海戦の真実』)

早速、「当たり前」のことが当たり前に出来ない事例が登場しましたね。
英巡戦部隊が意思疎通に失敗した原因はどこにあったのだろうか。


227 :名無し三等兵:2011/12/03(土) 18:42:36.48 ID:???
>>217
提督になるのは凄い事、戦闘で指揮する事は凄い事、ミス無く実施する事は凄い事、と言う事であれば全く異論は無いし、実際その通りだと私も思ってる。

ただ、もう一度言うがヒッパー隊の動きや判断は何か凄いか?
特に混乱状態に陥っている訳でもなく、得た情報は前衛の部隊からの敵巡洋艦隊の発見程度。で、その敵部隊に向かった事。
逆に聞くが、この状況で「その“普通”(基本動作)じゃない行動」とはどんな行動・判断がありえるのかと
巡洋戦艦隊の衝突か、はたまた同士討ちか?

228 :名無し三等兵:2011/12/03(土) 20:03:45.40 ID:???
兵装転換とか

229 :名無し三等兵:2011/12/03(土) 20:13:16.86 ID:???
弾種徹甲から通常弾(榴散弾)に転換するんですね、わかります。

230 :名無し三等兵:2011/12/04(日) 21:58:23.48 ID:???
いやあー今日の<坂の上の雲>よかったですねぇ、
長官はご覧になりましたか?
第三軍もいろいろと批評にさらされる司令部ですが
乃木将軍の苦悩、指揮官の苦悩がよく伝わっていました。
来週が楽しみです☆

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