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女勇者「逆賊にされたので魔王と復讐するのです」

1 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 21:54:48.44 ID:JrQG7B4e0
初めて。明日からまた仕事だと思うと少し現実逃避したかった。
むしゃくしゃしたからやった。

2 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 21:58:27.83 ID:JrQG7B4e0
たったのです。
一応書き溜めはしてあるけど、24時には終わらせたいです。
過去にSSを披露した方は、投稿する際の注意点なんかがあったら・・・

変にへりくだった設定ではなく、ある種SSでは王道的な設定です。
月曜日は日本から出て行け。

3 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:01:35.04 ID:JrQG7B4e0
ー魔王城・お食事の間ー

魔王「さて、皆揃っておるな・・・」

上級魔族「」ソワソワソワソワ

魔王「(わしはミルク割り)乾杯!!」

上級魔族「乾杯!」

女勇者「ィエーイ!乾杯ー!」ニヘラニヘラッ

魔王「うまいッ!皆、ご苦労じゃった!近隣の村々の復旧も終わり、最悪の事態も免れた!」

上級魔族達「魔王様、万歳!」パチパチワーワー
上級魔族達「うぅ・・・これで旦那も浮かばれる・・・」

魔王「死んでいった下級魔族達の魂はわしらが受けよう!この美酒には彼らの魂が宿る!多分な!」

上級魔族達「いいぞー!」ウルウル

女勇者「私はやってないもん」

魔王「うむっ!かっこよく決まった!」

魔王「・・・して、女勇者よ」

魔王「何故そなたがここにおるのじゃ?」

4 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:04:20.36 ID:JrQG7B4e0
上級魔族達「お呼びじゃないぞー!帰れー!」

女勇者「へへっ!いやね、なんか城に戻ったらあたしたちのパーティーが謀判隊扱いされててさ」

女勇者「文字通り帰る場所がなくなってたのよ」

魔王「???」

女勇者「家は壊されてるし、城からは兵士どころか近衛兵まで出てきて追いかけてくるし」

女勇者「実家の様子、こっそり見に行ったら燃えてる最中だしで・・・」

魔王・上級魔族達「・・・」

女勇者「なんとか命からがら、ね?」

5 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:07:34.76 ID:JrQG7B4e0

女勇者「辛かったよ・・・」

女勇者「ある程度歓迎してくれるだろうと思ってたらさぁ」

女勇者「・・・投石を受けるなんてさぁ」グスッ

魔王「なんと・・・」

魔王「・・・そなたしか来とらんようじゃが、女戦士や賢者、遊び人はどうしたのじゃ?」

上級魔族達「そうだそうだ!女戦士様に会いたいぞ!」

女勇者「いや、あたしを逃がすために大勢の兵士を相手に立ち回ってて・・・そこから先は・・・」

魔王「!」
魔王「逃げてきたのか!」

女戦士派・上級魔族達「なんと非道な!女戦士様の身に何かあったら許さんぞ!」ワーワー
女勇者派・上級魔族達「なんだと!女勇者タンだけでも助かったんだぞ!その言い草はなんだ!」ワーワー
女戦士派・上級魔族達「黙れロリコン魔族がぁ!だいたい奴らはまだ死んだと決まった訳ではないだろう!」

ガシャン!バリーン!ヒヒーン!!ウヘヘ!!イツモパシリニシヤガッテ!!

女勇者「やめてぉ・・・うえぇ、うぅ・・・」

6 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:08:54.87 ID:JrQG7B4e0
魔王「静かにするのじゃ!」

魔王「して、そちの両親は無事じゃったのか!?」

女勇者「ふ、風呂桶の中で、よr、寄り添うようにして・・・」グスグス

魔王・上級魔族「・・・!」ワナワナ

女勇者「今までごめんね・・・仲間や両親が殺されることがあんなに辛いだなんてさぁ・・・」グスグス


7 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:10:02.93 ID:JrQG7B4e0
魔王「静かにするのじゃ!」

魔王「して、そちの両親は無事じゃったのか!?」

女勇者「ふ、風呂桶の中で、よr、寄り添うようにして・・・」グスグス

魔王・上級魔族「・・・!」ワナワナ

女勇者「今までごめんね・・・仲間や両親が殺されることがあんなに辛いだなんてさぁ・・・」グスグス


8 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:11:14.68 ID:JrQG7B4e0
魔王「それは痛み分けじゃがな・・・」

魔王「しかし女戦士達はまだ死んだと決まった訳であるまい」

上級魔族「そうだ」

女勇者「うん・・・」

魔王「ようやく国交が正常化されると思っていたんじゃが・・・早とちりじゃったな」

カチャリ
コツコツ・・・

側近「魔王様」

側近「そのことについては私の方から」

魔王「うむ」


同じの乗せてしまいました。すまん

9 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:14:28.42 ID:JrQG7B4e0
側近「長岐に渡った魔王軍と王国軍の戦争なのですが」

側近「魔王城に眠る財宝へ賞金をかけ、国王が蛮族や盗賊を次々と魔王城に送り込んだことがきっかけであります」

側近「我々上層の魔族は本来争いを好まず、力だけでなく気品を大事にし、知力があれば心も広い。敷地に忍び込んだ賊共にも、いつも深追いはせずただ追い払っていただけ。これは周知の事実であります。女勇者様もこれは存じているでしょう?」

女勇者「秘薬目当ての戦争だったってのはこないだ魔王ちゃんから聞いたよ」

上級魔族達「(とっても説明口調、しかも魔王ちゃんときたか)」

側近「そう。しかし、それだけならまだ良かったものの、蛮族共による下級魔族の村への徹底的な破壊、鉄鉱石を初めとする資源に食料、それに金品の強奪、エルフに対する強姦に惨殺、それに・・・」

魔王「もうよい!して、人間共の目論見を聞かせてくれんか?」

側近「失礼しました。つまり魔王様を打倒せず、いかにこの戦争に中身が備わっていないものなのか、魔王様により説き伏せられた勇者ですが・・・国王からすれば当然邪魔な存在といなるわけです」

女勇者「・・・」

側近「魔王様の首を持ち帰ることが女勇者達の使命であったはず」

側近「だのに国交正常化を確約する条件を持ち帰られては・・・。そしてこれが国民に知れ渡るのは、国王はどうしても避けたかったと」

側近「国王の非を魔王になすりつけ、挙句強行手段にでているのが人間側だと知られると体裁が悪すぎます」

側近「近隣に被害を及ぼし、なおも魔王軍がその軍力を広げていると説き、あちこちから進軍資金を集めていた」

側近「真相が広まれば国王はたちまち反感を買い、あちこちの国から攻め入られてしまいます」

10 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:15:44.68 ID:JrQG7B4e0
女勇者「説き伏せられただなんて言い方しないでよ。アタシは対等な立場で・・・」グシグシ

魔王「確かに人間共は皆、我らに対する憎しみに支配されておる。ついこないだまでの女勇者達、同様にな」

魔王「わしが考えていたよりも、国王とは分別のつかん人間じゃったか」

魔王「・・・女勇者よ」

女勇者「・・・?」

魔王「なんじゃその目は。泣いておる場合か。他の仲間がどうなったのか、知りたくないか?捨て駒の如く都合の良い様に使われ、悔しくないのか?」

女勇者「・・・」

魔王「・・・両親の死に様を目撃し、どう思ったのかと聞いておる!」

女勇者「・・・」ビクッ

魔王「最後まで愛し合い、理不尽な仕打ちにも耐え、そなたのことを信じながら・・・寄り添うようにして死んでいったのじゃ!」ワナワナ

女勇者「うぅ・・・うぁ・・・うぅぅ・・・!!!」

上級魔族「ま、魔王様!」

魔王「わしには、他人事とは思えん」

上級魔族「・・・」

11 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:16:38.23 ID:JrQG7B4e0
魔王「側近」

側近「はい、ここに」

魔王「女勇者を風呂に入れ、着替えをさせてやるのじゃ」

側近「かしこまりました。寝室も用意しましょうか?」

魔王「いや、ベッドはわしのベッドでよい。一人にしてはおけん」

側近「かしこまりました。女勇者様、ほら、行きますよ?今日はゆっくり休みましょう」

女勇者「うぅ・・・えっえぐっ」

ガチャッ
バタン

魔王「行ったか・・・」

12 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:19:20.74 ID:JrQG7B4e0
上級魔族達「魔王様、どうするおつもりでしょうか?準備はすぐにでも」

魔王「うむ・・・しばし猶予をくれんか」

上級魔族達「・・・」シーン

魔王「皆、声を荒げてすまんかったの。せっかくの料理に酒じゃのに・・・」

カツカツ
バタン

上級魔族達「魔王様、とても寂しげな目をされていたな」
上級魔族達「あぁ・・・」

13 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:20:10.22 ID:JrQG7B4e0
ー魔王城 廊下ー

コツコツコツコツ

側近「魔王様!」

魔王「側近。女勇者の様子はどうかの?」

側近「今は湯に浸かっておりますが、風呂場からはまだ嗚咽が聞こえてきます。とても耳に痛くて・・・」

側近「それに、全身に引っかき傷が・・・険しい山道を無理やり通ったのでしょう・・・」

魔王「そうか。あのお調子者で健気な女勇者があそこまで打ちひしがれておるのだ」

側近「えぇ・・・」

魔王「(細い体に鋼鉄の剣を構え、恐怖に震えながらわしに向かってきた)」

魔王「(あの姿はもはや・・・)」

魔王「どれ、少し様子を見てくるとしよう。側近、わしの寝巻きを置いといてくれ」

側近「かしこまりました」

側近「(一緒に入れて欲しいなぁ)」

14 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:22:11.32 ID:JrQG7B4e0
ー浴室ー

ガラガラ・・・

女勇者「えぐっ・・・うぇ、えぐっ」

魔王「女勇者よ、わしじゃ。近う行くぞ?」

チャパ・・・スイーッ 

女勇者「うえぇ・・・」

魔王「よっと。こうかの?」

ザブン

女勇者「!?」

魔王「こうすると人間は落ち着くと聞いておる。涙は最後の一滴まで流しきらねばならん」

魔王「泣ききるのだ。そなたは強い」

女勇者「ふ・・・ふぇぇえあーん!魔王ぢゃぁあーーーん!」ギューッ

15 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:25:12.12 ID:JrQG7B4e0
女勇者「うぁあーん!!」グスグス

魔王「(なんと弱弱しい・・・)」

魔王「(どんな心境でここまで一人できたのか・・・)」

魔王「(しかし可哀想に・・・)」ヨシヨシ

女勇者「う、うぇえ・・・」

魔王「(泣き止んだ・・・?)」コチョコチョ

女勇者「・・・!?キャハハ!ダメ!こら///」ジタバタ

魔王「ふふっ」



16 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:28:11.27 ID:zsxWiNVW0
何となく、強制age

17 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:28:55.82 ID:JrQG7B4e0
魔王「落ち着いたか?」

女勇者「ありがとう、魔王ちゃん」

魔王「よいよい。汗をかいたじゃろう?まだ冷たいデザートが残っておる。食べに行かんか?」

女勇者「うぅん、もっとこうしてたいな。ダメかな?」

魔王「・・・!」

魔王「(は、鼻血が)よよよ、よいぞ///」

女勇者「前にも思ったけど、あたしも魔王ちゃんくらいグラマーなお姉さんに生まれたかったな・・・」

魔王「わしは、これ、わしはお姉、やめんか、お姉さんではないぞ。人間の暦ではとっくにおばあちゃんじゃ、おばあちゃん」

女勇者「そ〜お?」

魔王「うむ・・・どれだけでもわしらは生きるからな。未だ寿命に辿り着いた者はおらん」

女勇者「あたしなんて女としての魅力ゼロだからなぁ・・・なによ、この張りのあるオッパイ、くびれ」ピチピチ

魔王「うむむ・・・そ、そなたのスラっとした細い肢体もキュートじゃぞ//そうじゃ、今度タキシードを着てくれんか?きっと似合うぞ」

女勇者「首筋から良い匂いがする」クンクン

魔王「(鼻血が・・・)」

魔王「(まあ、よいか。元気になってくれればよい)」

側近「魔王ざまぁぁぁ・・・」ガジガジ


18 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:30:37.59 ID:JrQG7B4e0
ー再び食間ー

女勇者「あー、お腹一杯」

魔王「今ここら一帯は食の月じゃからな。雑草ですら食べれるんじゃぞ?」

女勇者「そうなの!?いいなーあたしもここに住みたいよ・・・」

魔王「よいぞ」

女勇者「本当!?やったー!」

飲んだくれ上級魔族
A「お、元気になって帰ってきたぞ」
B「ねえ、私たちも元気付けてあげませんこと?」
C「そうだな」

「おーい、女勇者ちゃん!こっちきてもう少し飲まないか?他はみんな帰っちまってさー!」

女勇者「行く行くーー!あたしの肝臓は鉄で出来てるからね!」

上級魔族A「はは!涙腺はシルクで出来ているみたいだがな!」

ハッハッハッハ
オホホホホホホ

女勇者「言ったわねー!!」ドタドタ

側近「良かったですね、魔王様」

魔王「うむ」

側近「どうなさるおつもりですか?ここに女勇者が来ていることは向こうも分かっているような・・・先手を取られるのではと」

魔王「・・・わしが行くことにした」

側近「!!」

19 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:40:56.31 ID:JrQG7B4e0
魔王「うむ」

側近「どうなさるおつもりですか?ここに女勇者が来ていることは向こうも分かっているような・・・先手を取られるのではと」

魔王「(人間共め。共存と均衡の術すら知らぬ愚者どもめ)」

魔王「(ルーペ越しに覗けば奴ら程おろかな存在はいまい。下らぬ世俗での自負に従い、やがて訪れる死に怯え、必死にのたうちまわり、偽善、妬み、嫉妬、自己保身と自己救済の念に悶え続ける哀れ短命な種族よ)」

魔王「(まったく理解できん。だいたい・・・)いかんいかん」

側近「???」

魔王「・・・わしが行くことにした」

側近「いっ」

魔王「そなたにも手伝ってもらう」

20 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:43:52.25 ID:JrQG7B4e0

ー魔王寝室ー

女勇者「たいしたことないわね、連中」

魔王「おぬしの飲み方が異常なのじゃ・・・」

魔王「さて、女勇者よ。本題にはいるが、あのな、その、王国なのだが・・・」

女勇者「うん、イエス」

魔王「良いのか?」

女勇者「その代わり、あたしも着いてく」

魔王「それは構わんが・・・中身は違えど、故郷なのじゃぞ?」

女勇者「あんな国より、女戦士達のことよ。行く末を確かめなければならないし、場合によっては・・・」

魔王「わかった。先陣はわし、女勇者、側近の三人じゃ。数に対抗するには少数に限る」

女勇者「魔王ちゃんのあの魔法と側近さんの回復術があれば、恐いものなしだね」

魔王「本当によいのだな。必ず、生きて帰るのだ」

女勇者「うん、絶対だよ」

21 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:45:48.98 ID:JrQG7B4e0
ー翌朝 大広間ー

魔王「ここに戦の始まりを宣する」

上級魔族「ぅおおーー!!」

魔王「先陣はわし、側近、そして女勇者の三人でいく!」

上級魔族「魔王様!?なにを!?」

魔王「ええい!最後まで聞けい!」
魔王「空を飛べる者は空から城内に向けてドラゴンを四頭ばかり放て!」
魔王「そして我らが誇る魔法部隊は四方から城門と共に城壁を破壊し、市民の逃げ道の確保、そして下級魔族を進入させ、それを援護せよ!」
魔王「占星術者達は城に残り、合図があり次第隕石を呼び寄せるのじゃ!」
魔王「下級魔族を有する者達は敵の拡散、撹乱を目標に深追いはせぬよう指揮を取れ!」

上級魔族達・側近「(魔王様・・・男でも惚れるがな)」

側近「しかし魔王様、それでは接近戦を担うのが主に私達だけになってしまいます!」

魔王「よい。人間は手先が器用だ。接近戦になれば我ら魔族に勝ち目はない。それに・・・」

側近「それに?」

魔王「わしの魔法の威力を知っておろう。半径10メートル円内を一瞬にして焼き尽くし、氷の矢は大木を際限なく貫く」

魔王「わしらに主力部隊をぶつけたがやつらの最後というわけじゃ。単純な作戦だが、ばっちりじゃよ」

側近「ブルブルブル」

魔王「おびき寄せるにはわしが必要なのじゃ」

魔王「それでは敵地の視察も兼ねてわしらは夕方に城を出る。明日、太陽がもっとも高い位置に達した頃に総攻撃を始める!」

魔王「さらばじゃ」


22 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:48:25.19 ID:JrQG7B4e0
ー魔王城 城門ー

魔王「女勇者、待たせたの」

女勇者「す、すごい作戦ね」

魔王「ふんっ。だてに魔王はやっとらん。しかしすまんな、空からは目立ちすぎるんでな」

女勇者「・・・女戦士達、無事だといいんだけど」

魔王「女戦士達は時間稼ぎを担い、女勇者を撤退させたのじゃろう?」

魔王「ならばむざむざ全力で打つような真似はせず、時間を引っ張るだけ引っ張り、女勇者の姿が見えなくなったのを境に逃げおおせると思うが」

女勇者「うん・・・」

魔王「少なくともわしが女戦士達の立場であれば、そうする。案外途中で鉢合わせたりしてな!」

側近「きっと大丈夫だと。さあ、この山の向こうです。まずは山頂まで頑張りましょう!」

23 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:50:23.98 ID:JrQG7B4e0
ー国王の城に隣接する山々 山頂付近ー

女勇者「うぃぃー・・・疲れる・・・魔王ちゃんや側近は疲れたりしないの?」

魔王「わしは反重力を発生させておるからな」
側近「私は人間だった頃、姑息なせこい行商人をやってましたからね。丸太を担いで山を越えることだって出来ます」

女勇者「側近って人間だったの?」

側近「はい。楽をしようとワイバーンを手懐かせていたら魔族になっていました」

女勇者「??もっと詳しく」

側近「いえ、ワイバーンに乗れれば輸送も楽だし山をあっという間に越えられるし・・・」

側近「ようやく手懐かせたと思って乗ってみたら、そのまま魔王城に連れて行かれまして」

魔王「その姿が余りに滑稽だったので聞き分けの良いワイバーンをプレゼントしてやったら・・・」

側近「一生ついていきます!・・・でしたよね?」

魔王「そうじゃったな。実際頭も良かった上、せこい商人らしく策士めいた一面をもっておってな、専門的に術を勉強をさせ、今に至るのじゃ」

女勇者「??どうやって魔族になったの?」

側近「こう、夜明けのバンパイアよろしく、血液を交換してですね・・・」

魔王「人型の魔族はエルフ並みに長生きする上、剣も斧も振るえれば、魔術も下級魔族のそれとは比較にならん」

側近「さて、頂上が見えてきましたね。温泉の村があります」


24 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 22:53:04.90 ID:JrQG7B4e0
ー下級魔族の温泉街ー

下級魔族「魔王様!お話は伺っておりであります!」

魔王「うむ!この村からも戦士が参加するようじゃな。戦いはしなくても良い、市民の先導だけで良い。この村の存在に気づかれたらたまったものではない」

下級魔族「御意ーっ!」

魔王「とにかく市民を無理やり捕まえてでも城から遠ざけるのじゃ。殺してはならんし、死んでもならん」

女勇者「ねえ側近、下級魔族は羽が生えてるから下級なの?」

側近「そうです。他にも滑稽な角が生えていたり、可愛らしい尻尾が生えていたり・・・いわゆる奇形です」

女勇者「ほーん・・・」フムフム

側近「(horn・・・洒落かしら?)彼らは非力な存在ですが仲間意識が強く、皆少なからず魔法が使えます」

女勇者「理性もあって社会性もあって魔法も使えて・・・魔族のイメージは正反対ね」

女勇者「ふぅぅ、疲れたよ。温泉行って休もう」


25 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:00:08.62 ID:JrQG7B4e0
ー酒場ー
カランコロン

女勇者「ごめんくださいな、温泉はどちらn」

女戦士「!?」ツルッ バシャーン!

遊び人「おー女勇者じゃねえかこんにゃろう!」ガタン!

カランコロン
魔王「マスターよ、水と果物をくれるk」

女戦士「それに魔王も!しかも側近まで!」

遊び人「魔王姉さんじゃん!」ワクワク

側近「っふふ」

コンビニ行ってくるわな
誰かいたら、レス下さい。
ってコメント残す人の気持ちが良く分かった。

26 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:17:09.82 ID:JrQG7B4e0
コメントなんもあらへんがなw


女戦士「私の故郷で落ち合おうって言ったじゃないか!どこに行っていた!」ガミガミ

女勇者「ごめんなさい・・・」

魔王「そう責めるでない。女勇者はおぬしらと別れてから、不眠のままたった一人で魔王城までやってきたのじゃ」

女戦士「まったく無茶なことを・・・モンスターに食われたらどうする!」ギャミギャミ

女勇者「でも、こうして無事に再会できたんだからいいじゃない!」

魔王「結果オーライじゃな」

女戦士「それはそうだな・・・魔王よ、面倒をみてもらってすまなかったな」

魔王「うむ!気にするな!」

女戦士「まて、仲良くなりたいわけじゃないぞ。下級魔族は好きだが上級魔族は好きになれん」

魔王「なぜじゃ。わしの部下のなかには女戦士の安否を気にする者もたくさんおったぞ?」

女戦士「お前たちの気取った態度に肌の色、髪の色が好きになれない」

遊び人「側近ちゃん、こないだの返事考えてくれた?」

側近「なに?やーよ、年下は。それに手当たり次第口説いてそうだもの」

女戦士「休憩しにきたんだろ?温泉行かないか?いい湯なんだぜ、ここの温泉」


27 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:22:42.23 ID:JrQG7B4e0
ー温泉ー

魔王「下級魔族だけでなく上級魔族とも仲良くしてやってくれんかのう・・・それはよいが、女勇者よ」ザブザブ

女勇者「あい?」

魔王「なんじゃその返事は。仲間も見つかったことじゃし、どうするのじゃ?この村で待っていても良いぞ」

女戦士「そうそう、賢者がいないんだ」

女勇者「そういえば賢者・・・あたしと一緒に逃げたはずだったけど」

女戦士「捕らえられたと、伝書鳩がきたんだ」

魔王「・・・」

女勇者「迎えに来いって?」

女戦士「いや、預かったとだけ」

遊び人「おーい、側近ちゃん。聞こえる?俺は真剣なんだよ!」

側近「うるさいなぁ!」

遊び人「まともに取り合ってくれないなら今から覗くぞ!」

側近「ふざけるな!魔王様、男湯が隣接しているのはなぜですか!」

魔王「しかたないじゃろう。きっとあるであろうTPOが許してはくれんのじゃ」

28 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:25:07.65 ID:JrQG7B4e0
ー酒場ー

魔王「夕方まで休むか。女勇者よ、少し眠ったらどうじゃ?」

女勇者「うん、そうしようかな!」スタコラスタコラ

女戦士「いったい、どうするつもりなんだ?」

魔王「話は聞いておる。悪いが、おぬしらがなんと言おうと国王は討たせてもらうぞ。討たなければわしらの平和も危うい」

女戦士「そうか・・・」グビッ

女戦士「魔王軍が直々に来たらあのジジイもたまらんだろうな・・・」

魔王「女勇者の両親が無残にも殺されたらしいしな」

女戦士「!?」

魔王「それを目の当たりにしたあやつの仇も取るつもりじゃ」

女戦士「確かに逃げるとき泣いてばかりだったが。そんなことが・・・」

女戦士「作戦の指揮は誰だ?」

29 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:27:17.21 ID:JrQG7B4e0
女戦士「私と遊び人も着いていくからな。それを知ってしまった以上、私の生まれ故郷も危ない」

魔王「それは構わん・・・側近よ」

側近「なんでしょうか?」

魔王「伝書鳩を飛ばした国王の思惑を聞かせてくれ」

側近「えっとこれは、明らかに女勇者達へ降伏を促すものですよ。暗に含んでいる女勇者の両親に対する仕打ちがミソ」
側近「なので、降伏しない限り女戦士さんの故郷は安全です。切り札がなくなりますからね。しかし、魔王様に今回の事が伝わっていることは向こうの誤算でしょうね」

魔王「ならば支障はないだろう。遊び人は役に立つのか?」

女戦士「あいつはまあ・・・隠れて魔法の勉強してたからな」

魔王「最初、わしから逃げ回っておったぞ」

側近「私も反対です」

女戦士「なに、あいつが味方でよかったと思うようになるさ」

女戦士「しかし総攻撃を仕掛けたら賢者が殺されてしまうかもしれない」

側近「捕らえられた賢者も、国王側からしてもキリフダ。殺されはしないでしょう」

女戦士「いや、行き場をなくした国王が殺してしまう可能性も高い。窮鼠なんたらを噛む、だ」

女戦士「私と遊び人に遊撃と救出を任せてくれないか?きっと手薄になるのは城内で、うまくやれるのは私達だ」

魔王「戦場を自由に駆け回る器量もある。上級魔族が支持するのも頷けるのう」ザブザブ

側近「狂信的人気ですからね、女戦士さんは」

30 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:29:40.06 ID:JrQG7B4e0
魔王「さて、女勇者を起こしてくるとするか」ノソノソ

遊び人「誰も返事をしなくなったと思ったら先にみんな上がってたのか・・・のぼせるとこだった・・・」フラフラ

女戦士「情けない・・・」

遊び人「しかし魔王さんもあの身のこなしと話し方がなければストライクゾーンなんだけどなぁ」

側近「(あたしの前で言うかよ・・・)無礼は許しませんからね」

女戦士「まあまあ、この男は火遊びがしたいお年頃なのさ」

遊び人「あーそーですよ、そーですとも」

なんか良い休日だす。好きな音楽流して、こうしてるのがね。
いいんだす。

どんじゃらす!

31 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:32:29.80 ID:JrQG7B4e0
ー宿ー

女勇者「・・・」スースー

魔王「(なんと無防備な・・・///)女勇者よ、そろそろ出発じゃ。起きよ」

女勇者「うー・・・あと5分・・・zzZ」モゾモゾ

魔王「これ、ダダをこねるでない」ユサユサ

女勇者「ぐぅ」zzZ

百合要素は省きます

32 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:41:03.12 ID:JrQG7B4e0
ー酒場ー

魔王「昼前には着くであろう」カチャカチャ

女戦士「釜焼きをもう二枚くれ!気付けにビールだ!」ムシャバリムシャバリ

マスター「おうよ!しっかり食ってしっかり働きなよ!」

女戦士「なははっ!まかせときな!」

側近「(なるほどね・・・気質が違う)」モグモグ

女戦士「げふーっ。女勇者はただ仇を取ればいいさ。賢者は私達が助けてくる」

女勇者「!?知ってたの!?」

女戦士「やっぱりそうだったか。深くは聞かないけどさ、とにかく気にせず国王を叩け。な?」グビグビ

魔王「(下手な芝居をしおってからに・・・人間は不器用じゃ)」チラチラ

魔王「(わしも不器用ではないか?)」

魔王「(!?いかんいかん!)」ウグウグモグモグ

側近「(魔王様にも葛藤の色が・・・この戦いだけは成功させないと・・・)」

遊び人「はい側近、あ〜ん。食べてくれよー・・・」


33 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:42:48.06 ID:JrQG7B4e0
ー魔王城と国王の城に挟まれた山 腹部へ向かう下り坂ー

女勇者「なんか最初の頃を思い出すよね」

女戦士「最初は大変だったけどな。女勇者は戦いでは勇ましいのだが・・・歩くのが嫌いだったな」

遊び人「俺はいつも疲れたとダダをこねる一輪車に乗せて運ぶ役だ」

女戦士「魔物が出てきたら、真っ先に先頭に立つのは女勇者だったな」

女勇者「そりゃあ、何かあったらいけないからね」

遊び人「そして俺はいつも疲れたとダダをこねる女勇者を一輪車に乗せて運ぶ役だ」

女戦士「遊び人は今回活躍できるからいいじゃないか」

遊び人「火遊びしたい年頃らしいからな」

女戦士「卑屈になるなよ・・・」

魔王「なんかいいもんじゃのう、側近よ」

側近「人間もいいもんですよ。元人間のあたしが保障します」

34 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:44:31.00 ID:JrQG7B4e0
ー魔王城と国王の城に挟まれた山 腹部(作戦本部)ー

魔王「さて、皆は着いておるかな?」

上級魔族「魔王様!」

魔王「うむ!不備はないか?」

上級魔族「抜け目一つありません。向こうもまだ作戦本部には気づいていない様子」

下級魔族「さっき門番なんてあくびしてたよ。略してモンクビです」

魔王「よし・・・」

女戦士派・上級魔族達「女戦士様!ともに戦えるとはなんっと光栄な!」

女戦士「ぎゃー!寄るな!」

側近「そろそろ始まりますね・・・」

上級魔族「女勇者様・・・」

女勇者「ん?どしたの?」

上級魔族「私はエルフの血をひいています。燃やされた村の思いを託します。そしてどうぞ生きてお帰りください」

女勇者「もちろん!誰かの思いを背負うのは、あたしの宿命だからね!任せといて!」エッヘン

上級魔族「(神々しい・・・)」フルフル

上級魔族「(この場に居合わせたことを神に感謝します)」


35 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:45:27.13 ID:JrQG7B4e0
ドドド・・ズゥゥン・・・

門番「わー!敵襲だぁー!」

魔王「城壁が破壊されたな。市民の誘導は任せたぞ!」

下級魔族「よし、お前ら俺の後ろに続け!何かあったら全て俺のせいにして逃げろ!でも極力やめてくれ!」ドドド

オーッ!!ワキャワキャワキャ!!

女戦士「さて、先に山を下りて裏門から城内に入ってるよ!」タタタタッ

遊び人「よし来た!側近!何かあったら助けに行くからな!またな!」スタコラスタコラ

側近「さっさと行くといい!」

女勇者「(よし・・・見てなさい!国王!)」

女勇者「さあ行きましょう!魔王!側近!背中は預けたわよ!」

魔王「(これじゃ・・・この凛とした佇まい!!)任せよ!」

側近「それでは魔法部隊!この山に結界を張り、逃げてきた市民と下級魔族の・・・」

上級魔族「安全の確保でしょう?大丈夫よ。ほら、出遅れるわよ!」

側近「///行ってきます!」


36 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:47:53.59 ID:JrQG7B4e0
ー国王の城 王の間ー

国王「さて、賢者よ」

賢者「・・・」

国王「どう責任をつける?」

賢者「この時期に魔王軍から攻めてくるとは・・・盲点でした」

国王「何が盲点じゃ!城門が破壊されておるぞ!」

賢者「申し訳ありません・・・」

隊長「王様!城壁が破壊され、人型の魔族が侵入、暴れています!」

国王「なんだと!さっさと鎮圧にかかれ!」

近衛兵「隊長!今入った情報です!」ゴニョゴニョ

隊長「!?見間違いでは・・・王様。正門に勇者の姿が・・・」

賢者「!?」

国王「なんだと!?」

37 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:48:43.78 ID:JrQG7B4e0
ー国王の城 正門ー

女勇者「私は今ここに反旗を翻すぞ!どうした?命を捨てるつもりで来い!」

隊長「ハァッハアッ・・・くそう!本当に勇者がいやがる!」

ザワザワ

兵士「隊長!相手はたったの三人です!」

隊長「おのれ、舐めくさりおって!勇者が居るとしてもたかが女三人だ!かかれ!」

魔王「そうか。わしの姿は知らんかったか。作戦失敗じゃな」

側近「しかし向こうは主力をぶつけてきたようですね」

魔王「うむ!ならいい!側近、女勇者から目を離すでないぞ!」

側近「わかりました!」

38 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:50:14.17 ID:JrQG7B4e0
ー作戦本部ー

魔法部隊A「おっ。下級魔族と市民達が出てきたな」

魔法部隊B「よし、ドラゴンを放とう。空中部隊に伝令を急げ!」

下級魔族「はいっ!」バサッバサッ

魔法部隊A「空を飛べるって羨ましいよな」

魔法部隊B「そうかしら?」

魔法部隊A「こんな山に登らなくても、夕日を浴びることが出来るんだ。羨ましいじゃないか」

魔法部隊B「ロマンチストね」


39 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:50:54.71 ID:JrQG7B4e0
ー国王の城 城内ー

女戦士「魔王達がなんとも派手に暴れてくれたな。城内までノーマークで来れたぞ」

遊び人「ほんとだな。さて。賢者先生は地下の牢獄だろう。行こう」

女戦士「行こうって、道わかるのか?」

遊び人「・・・一回カジノでディーラーと揉めた時に逮捕されて、反省房に詰め込まれたことがあってな」シミジミ

女戦士「この国にいた事もあったんだね。しかし賭博なんてするもんじゃないな。行くか」コツコツ

遊び人「足音たてるのはまずいんじゃないか?」コソコソ

女戦士「大丈夫だよ。みんな城門に集中してるだろう。見ろ、タップダンスだ。ダンスは好きか?」コッツコッツ 

  「いたぞ!こっちだ!」

遊び人「げっ!いわんこっちゃない!」

女戦士「ダンボールは!?ないか・・・やるか!」チャキッ

40 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:52:26.32 ID:JrQG7B4e0
ー国王の城 正門ー

「あぐっ!」

ズシャア カランカラン

女勇者「さあ!次はどいつだ!」

隊長「・・・いいぞ!」

ザザザっ!
ワラワラ ワタワタ

女勇者「!(門の裏にあんなに!この数はさすがに・・・!)」

隊長「はははっ!もっとも不名誉な死に様を曝すがいい!かかれ!」

魔王「ばか者が」

魔王「・・・」ナムナム

シュンシュン・・ズズズ・・・・ゴワァッ

「・・・」プスプス

隊長「ま、魔法とは卑怯な!」

魔王「魔法ではない。古より伝わる禁呪じゃ。ちなみにわし専用じゃ」

女勇者「固まれば灰と化し、散らばれば刃と氷の矢が心臓を貫く!」

女勇者「隊長・・・もっとも不名誉な最期を見舞ってやる!」

隊長「ま、まて!降参だ!お前に剣を教えたのは俺だろう!恩人を斬れるのか!?」

側近「男のヒステリーほど情けないものはないですね」

魔王「うむ。しかし、やりすぎたか?何もしとらんのに気絶した者までおるぞ」

側近「士気がダダ下がりですね・・・あとは私達に任せて、魔王様は作戦本部で魔法部隊と合流なさっては?」

魔王「しかし・・・勇者が城内に入るまでは気が抜けん」

41 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:53:45.28 ID:JrQG7B4e0
ー地下牢獄ー

看守「やめてくれ!」

女戦士「地上では何が起きているのか知らないようだな」

遊び人「あんときは世話んなったな」

看守「遊び人!」

遊び人「しかし、退屈しないようにと風来坊の俺に色々差し入れてくれたのは確かだ。傷つけるようなことはしないよ」

女戦士「この牢獄のどれかに、賢者が捕らえられているな?」

看守「賢者様が?」

遊び人「たった今、嘘をついたら傷つけることにした」

看守「待ってくれってばよ!本当に賢者様は来ていない!第一そんな話は聞いてもいない!」

女戦士・遊び人「・・・」

看守「なんなら、牢獄もチェックしていけば良い!」

42 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:54:37.62 ID:JrQG7B4e0
ー国王の城 正門ー

ドシ・・・ドシッ・・・ドシッ!!!

隊長「な・・・なんの音だ!」

女勇者「あたしたち人間が一番苦手な、ドラゴンよ」

隊長「」

隊長「ま、魔物と手を組むとは!kjskdjfふじこ!!!!」

魔王「やかましい」

ピシュンッ

隊長「ッ!!」

バタリ

魔王「さあ、女勇者、行こう」

女勇者「そうねー」

側近「何度見ても、慈悲のかけらもない術だわ・・」

魔王「隕石を落とすタイミングが掴めた。すぐ戻るが、危なくなったらすぐに引き返すのじゃ」

側近「私が命に変えても、ですよ」

43 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:55:30.59 ID:JrQG7B4e0

ー国王の間ー

国王「城下町にドラゴンまで現れたとは・・・」

賢者「降参しましょう。もう・・・」

国王「仕方ない。賢者よ」

賢者「なんですか?」

国王「女勇者と将軍を殺してまいれ。これは国王命令だ」

賢者「・・・」

賢者「・・・わかりました」

44 :名も無き被検体774号+:2010/12/19(日) 23:59:07.99 ID:JrQG7B4e0
ー国王の城 廊下ー

トボトボ

賢者「何故こんなことに・・・」

賢者「悪魔に魂を売った報いだろうか・・・」

賢者「そうだ、私は悪魔だ。悪魔なんだ」プチーン

賢者「女勇者は隊長達が対処している」

賢者「敵の本部は・・・あそこか。あそこを叩けば、魔王軍の主力は背後ががら空きになる」

賢者「そうするか」

賢者「人でなしは人でなしらしく、手段を選ばず皆殺しだ」

賢者「あー吹っ切れた。めんどくさいしワープだワープ」

45 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:00:49.18 ID:lkJ2tnB00
ー作戦本部ー

ホワン

魔法部隊「誰だ!?」

賢者「さあ、市民を放してもらおうか」

魔法部隊A「貴様は、賢者!どういうことだ!」

賢者「気づくのが遅すぎる。結界ごと吹き飛ばされたいか?」

魔法部隊B「エルフから膝の擦り傷を治す術を教わったからって、背伸びしすぎですわね」

賢者「背伸び・・・これでもか?」

ゴゴゴゴゴ・・・

魔法部隊A「それは・・・」

賢者「そう、異次元へ通ずる穴だ。もう少し手を加えれば小さなブラックホールと化す。全てを飲み込むぞ?」

賢者「お前達は平気でも、下級魔族なんぞ皆引きずられるだろうな」

魔法部隊B「・・・(困ったわね)」

魔法部隊A「魔王様・・・」

46 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:02:27.79 ID:JrQG7B4e0
ー地下牢獄ー

女戦士「・・・これはどういうことだ?」

遊び人「牢獄を隅々まで調べようとしたら、ガシャーン・・・かな」

看守「残念だったな、遊び人。二回目の悪夢だ」

遊び人「・・・」

看守「女も抱けない、酒も飲めない、飯は冷たい、布団はカッチカチ、鉄格子はもっとカッチカチだ!」

看守「まぁ、今回は女が相部屋のようだ。いざとなったらその女戦士でも抱くんだな!はははっ!」

看守「むっちりしていてなかなか、美人じゃないか?終わったら俺に寄こしてくれよな!だはは!」

女戦士「・・・こいつはバカか?」

遊び人「あぁ・・・極端にバカだ」

看守「やかましい!」

女戦士「お前まで閉じ込められてどうする」

看守「ごめんなさい・・・」

47 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:03:16.37 ID:lkJ2tnB00
ー作戦本部ー

賢者「魔王の力を借りるにも、魔王城までどれだけの距離があると思う?」

賢者「さあ、民を返してもらおうか。もっと力を付けたいのでね」

魔法部隊A「ふふ・・・ははははは!!!」

賢者「そうだ、最期ぐらい笑って死にたいものな」

魔法部隊B「あなた、魔王様が来ていないとでも?」ウククク

賢者「・・・どういうことだ?」

魔法部隊A「魔王様は今頃、城内で大暴れしている頃だろうよ」

賢者「なんだと!」

魔法部隊B「そう焦らず・・・私達の魔法に勝てるかしら?」

魔法部隊A「まかり違ってもこの部隊は魔王軍の誇る魔法部隊だ。やってみるか?」

賢者「なんということだ・・・!」ホワン

魔法部隊B「どこに行ったのかしら?」

魔法部隊A「まあ国王の下だろうな」

民「・・・俺たち、見捨てられたな」


48 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:04:39.70 ID:lkJ2tnB00
ー城下町 国王の城へ続く道ー

タッタッタッタッタ

側近「きゃあ!」ズザーッ

女勇者「側近!どじっ娘アピールはいらないから!」

側近「どじっ娘じゃないから!」

女勇者「立って!あいつらに囲まれたらひとたまりもない!精鋭中の精鋭だ!」

側近「あ、足が・・・」

女勇者「ほらっ!しっかり捕まって!」

近衛兵「待てー!」ワーワー

側近「女勇者様、おろして!」

女勇者「ふざけないで!ここで下ろせば側近がどうなるかくらい想像つくわよ!どこか、どこか隠れる場所・・・!」

側近「私は魔王様の側近よ?魔法もナイフも使えるわ」

近衛兵「よし、追いついたぞ!さあ観念しろ!」ワラワラ

女勇者「追いつかれたわ!城はもう目の前だというのに!このっこのっ!」カンッカンッ

側近「私が突破口を作ります。勇者様は城を目指してただ走って下さい!」

女勇者「ばかっ!とりあえず下ろすよ?」

側近「よいしょっ。魔王様ももうすぐ帰ってきます。大丈夫ですから!!てぇっ!」ゴゴゴゴ

女勇者「そう・・・か。絶対に、死んじゃダメ!生きて戻るのよ!?」タタタタタ・・・

側近「誰よりも早く戻って見せますわ」

49 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:05:21.76 ID:lkJ2tnB00
ー地下牢獄ー

女戦士「誰がむっちりだって?」

看守「いえ、その・・・」

女戦士「最近ジャポンの習字にこっていてな。お前の首が文鎮にならない為には、何をすればいいのか教えてくれないか?」ススッ

看守「ヒィッ!はい・・・鍵はこれです」

女戦士「よろしい。開けなさい」

キィィィイイ・・・

遊び人「寝てろ!この薄らハゲ!」ボカッ

看守「フギャアッ!」クラクラ

バタリ

女戦士「賢者に一杯食わされたなー」

遊び人「まあ、無意味ではなかったね。陣地に戻ろうか」

女戦士「いや、私は女勇者を探して加勢するよ」

遊び人「そうか。またね」

50 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:06:37.04 ID:lkJ2tnB00
ー国王の城 城内ー

タタタタタタタ

女勇者「(早く決着をつけないと・・・側近が・・・)」

近衛兵「な!?勇者め!」

女勇者「邪魔よ!」スパッ

近衛兵「な・・なんという太刀筋・・」

ズシャア・・・

女勇者「(側近!死んじゃだめだよ!)」

女戦士「おー!勇者!」

女勇者「女戦士じゃん!賢者はいた!?」

女戦士「それがさぁ・・・」

女勇者「なんだって?」


51 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:07:19.69 ID:lkJ2tnB00
ー城下町ー

側近「てあっ!ぬぬぬ・・・!」

近衛兵「てこずらせやがって!おとなしくしやがれ!」

側近「きゃあっ!」ガシッ

近衛兵「お前はなんなんだ?ナイフも使い、魔物を召喚し・・・」

側近「は、離しなさい!」ジタバタ

近衛兵「悪いが、これは戦争なんだ。しんでもら」

ゴゥンッ!!

近衛兵「あちあち!あちちち!!」

側近「?」

ふわり

側近「きゃっ!」

遊び人「きゃあだなんて、可愛い一面もあるじゃないの」

側近「遊び人!」

遊び人「言ったろ?火遊びが大好きなんだ、俺は」

近衛兵「貴様!勇者の一味だな!?捕らえよ!」

遊び人「俺を甘く見るな!勝てない喧嘩はしない主義なんだ!!」タタタタタタタタ・・・

52 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:10:29.87 ID:lkJ2tnB00
ー国王の間 門前ー

女戦士「ここが王の間だな・・・」

女勇者「国王、会うのは初めてだけど、きっと今回の黒幕なんでしょうね」

女戦士「きっとそうだな。こんな形で帰ってくる思っても居なかったろ」

女勇者「よし。行くわよ!」

ギィィィイ

国王「とうとう年貢の納め時・・・じゃな」ガックシ

女勇者「台詞を減らしてくれて有難う。もろもろのお礼にきたわよ」チャキッ

53 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:12:08.20 ID:lkJ2tnB00
ー城下町ー

ドドドドドドドドド!

側近「ちょっと!下ろしなさい!」ジタバタ

遊び人「やなこった!」エッホッエッホ

近衛兵「まてぇー!」ズドドドドド

側近「足手まといなんて、私のプライドが許しません!下ろせ!この!変態!死ね!女垂らし!」ビシッバシッポカッポカッ

遊び人「いたたっ!こら!おとなしくしてろ!だいたいその足でどうすんだ!」

側近「・・・だから足手まといなんt」

遊び人「プライドなら重んじてやるわい!でもな!惚れた女を戦場に捨てていくなんてのは、俺のプライドがゆるさねえんだ!」

側近「!!!」ビクッ

遊び人「俺にだってプライドはある!魔法を教わっていたエルフにちょっかいだしたせいで魔法も中途半端のまま破門にされて賢者にもなれず、フラフラしてばっかの俺だけどな!」

遊び人「お前だけなんだよ!振り向いてくれなかったのは!それでも諦めきれない女は!」

側近「・・・」グスッ

遊び人「頼むから生きてくれ!俺にいくらかのチャンスをくれよ!」

側近「ヒック・・・」ギュウッ

遊び人「ぐ、ぐるぢい!」

側近「うるさい!早く走って!私のことが好きなんでしょ!?だったら走って!」グスグス

54 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:13:02.79 ID:lkJ2tnB00
ー国王の間ー

女勇者「あっけない最期になりそうね?国王」

国王「何も言わん。わしの国はこのままドラゴンの巣窟にでもなってしまえば良いんだ」

女勇者「なに開き直ってんのよ」

女戦士「勇者。早く刺しちゃえよ。両親の仇だろ?」

女勇者「そう!忘れかけてたわ!国王覚悟!」

賢者「待て!」ホアン

女戦士「!?」

女戦士「ははっそうだったな。お前はなにかと旅を脱け出して帰城していたもんな・・・」カチャ

女戦士「この・・・裏切り者がぁあ!」

ガキィィン!

女戦士「うぐっ!結界だなんて・・・」ジワンジワン

賢者「残念ですね、もうドラゴンは片付けました」

賢者「城下街は壊滅しましたが、女勇者様」

女勇者「・・・なによ」

賢者「許してやってくれませんか?国王が生きていないと私が忙しくなるのでね」


55 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:14:36.19 ID:lkJ2tnB00
賢者「選択肢を与えます」

賢者「女戦士がこの異次元にたった一人で投げ出されて帰ってこれなくなる」ブゥゥゥン・・・
賢者「これはあなたがそのまま国王の首を切り落とした場合です」

賢者「あなたが王を殺さず魔王と共に軍を引き上げた場合には」
賢者「この無様な女戦士は帰してあげましょう」

女戦士「はっ!やってみろってんだ!おい女勇者!今すぐn」

ヴウウン・・ミシミシ!ボキボキボキボキッ!!

女戦士「な・・・きゃぁぁああ!指が!手が!!」

賢者「この異次元では、体が押しつぶされれる程の重力を味わうそうです」

賢者「痛覚に響くでしょう?もう少し力を入れれば、体半分は飲み込まれてしまうでしょう」

女戦士「あがっ・・・女勇者!さっさと殺すんだ!」

女勇者「この・・・外道・・・!!」

賢者「今の私には、褒め言葉ですね」

女戦士「がぁぁああああ!!!!」ミシミシ

賢者「重力だけで腕の骨が粉々になってしまうなんて・・・恐ろしい空間です」

女勇者「や、やめなさい!!」

56 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:15:34.35 ID:lkJ2tnB00
女戦士「ふ、ふざけるな!こんな不本意な選択で助かったとしても!勇者!お前を一生恨んでやる!」

賢者「黙れ!」

女勇者「うぅ・・・」

ホワン ストッ

魔王「よっと。国王よ、初めましてじゃな。そしてさよならじゃ」

ふわり ひょいっ

国王「え?ちょ、ちょっとま・・・!ぎゃああああ!!!!」

ミシミシッガキッボキッグシャッ

賢者「な・・・」

女戦士「うぅ・・・腕が・・・!」ズルリ

女勇者「大丈夫!?捕まって!!」

魔王「賢者よ・・・どこまでも卑劣な奴よのう」

賢者「・・・死のエネルギーでホールを中和するとは」

魔王「久しぶりじゃの、賢者」

賢者「お久しぶりです。早速ですが、国王も死にました。もう手を引いていただけないでしょうか?」

女勇者「なによ!女戦士をこんな目に合わせておいて!あなたはあたしの知ってる賢者じゃない!」

賢者「良いんですよ?魔王様にこの空間へ入っていただいても」

魔王「ふん。わしは身動き一つせん。やってみろ」


57 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:17:40.81 ID:lkJ2tnB00
ブォンブォン・・・

賢者「さあ!奴を飲み込め!」

シュルルル

魔王「この大きさは・・・なっ!?」

ズボンッ

・・・・・・・

女勇者「ま・・・魔王ちゃん・・・」

賢者「あっけない。あれで魔王ですか?しかし死んでしまうのは予想外でした」

賢者「それならばついでです。あなた達も殺してしまいましょう!」

女勇者「魔王ちゃん・・・」ワナワナ

女勇者「や・・・」

女勇者「やってみなさい!」チャキッ


58 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:20:01.67 ID:lkJ2tnB00
女勇者「でぁあーー!!」スパッ

賢者「結界が!くそうっ!こしゃくな!いかずちでも食らうが良い!」

ゴゴゴゴゴゴ ピシャッ!!

女勇者「!?いやぁああ!!」

女勇者「」プスプス

女勇者「か・・・勝てるわけが・・・」

賢者「そう、あなたの両親も果敢に私のいかずちを避けていましたが、叶うはずがなかったのです」

女勇者「け、賢者が殺したのね!?」

賢者「そうですよ。そしてこの魔法を褒美としていただきました」

賢者「聞くところによると、魔王の城も居心地が良いそうですね?」

賢者「私もこの力と共に、魔王を名乗ろうかと考えているところです」

59 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:20:52.54 ID:lkJ2tnB00
賢者「おしゃべりがすぎましたね」

賢者「不老不死は私のもの。魔王としての初仕事は勇者をこの世から消すこと・・・なんという響きでしょう」

賢者「さあ、私の名誉のために、死んで下さい!」

女勇者「(怖い・・・動けない・・・側近、みんな・・・ごめんなさい)」

魔王「あー、あー」

賢者「?」

魔王「聞こえるかの?女勇者よ」

女勇者「魔王ちゃん!?どこ!?」

60 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:21:53.65 ID:lkJ2tnB00
魔王「異次元のなかじゃ。懐かしい」

賢者「す、姿をみせなさい!」

ストン

魔王「ほれ。わしならここに」

女勇者「魔王ちゃん!」

賢者「何故・・・無事で居られるのです?」ワナワナ

魔王「悪いが、異次元からわしは来たのでな」

魔王「貴様も異次元や地底に行けば、封印された魔法を手にすることが出来るぞ?」

魔王「しかし封印されているのは深淵の深淵。貴様は辿り着く前にぺったんこのグシャグシャじゃ。さっきの国王の様にな」

魔王「勇者よ、大丈夫か?」

賢者「ふざけるな!」

魔王「基礎中の基礎じゃ。ほれ」

ズーーーン

賢者「か・・・体が・・・」

魔王「重力に耐えられるかの?辛いじゃろう。古より封印された魔力を使えるのはわしだけじゃ」

賢者「う・・・うう・・・」

61 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:24:07.53 ID:lkJ2tnB00
魔王「ほれ女勇者。早く仇を取ってくれ。隕石とは戦いとうない」

賢者「!?」

女勇者「でえい!」

ザクっ

賢者「うぅぅ・・・そんな・・・なぜ・・・」

ズズズ・・・ズルル・・・

賢者「!?」

賢者「や、やめっ!」ジタバタ

魔王「そら、ターゲットはお主のようじゃ。自らが招いた異次元と戯れて来い。女勇者、目を伏せろ」

賢者「ゆ・・・許してくれぇえ!こんな!こんなのはぁああ!!!」

グシャグシャ ボキ バキ メキメキ グシュッ

賢者「がぁあああああああ!!!!」

62 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:25:24.14 ID:/grX/JaF0
頑張れ、俺が最後まで見てる

63 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:28:25.26 ID:lkJ2tnB00
魔王「女勇者よ、遅くなったの」

女勇者「魔王ちゃん・・・」

魔王「女戦士はすぐ治る。わしが運んで行こう」

ウォーーーー!

魔王「?」

ズドドドドドドド・・・

ガチャ!

遊び人「やばい、すっげぇやばい!って、あれ?魔王さんに女勇者?」キョトン

近衛兵「ばかめ!もう逃げらr!・・・ままま、魔王!」

〉〉62
ありがとう。
なんか、批判とかバシバシ来ると思ってたら、無反応過ぎてさ。
ちゃんと最後までやりますね。
もうすぐ終わりますからね。

64 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:29:21.53 ID:lkJ2tnB00
近衛兵「」キュウ

遊び人「助かったぜ・・・こんなに走ったのは初めてだよ」

女勇者「そ、側近!」

側近「あら?」

魔王「いつまでしがみついておるのじゃ?」

側近「いや、あわわ!ちょっと!離れなさい!変態!」ジタバタ

遊び人「わかったから!こら!いたい!」

女勇者「側近〜!!」ギュッ

側近「女勇者様ー!おめでとうございます!」ギュウッ

魔王「(お姫様抱っこで逃避行か・・・男装した女勇者に・・・ウシシ・・・いかん鼻血が)」

65 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:33:33.25 ID:lkJ2tnB00
魔王「さて、帰ろう。隕石が落ちてくるぞ」

女勇者「そうね。しかし女戦士・・・酷い・・・」

魔王「これは本人にも見せん方がいいな」

側近「ほっ」パァァッ

魔王「まあ、こんなもんじゃな。あとはエルフに任せれば大丈夫じゃ」

魔王「帰りは堂々と空から帰るとしよう。ひとっとびじゃ」

66 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:34:21.74 ID:lkJ2tnB00
ーお空にてー

女勇者「わあー空って広いんだねー!」

魔王「そうじゃな」

遊び人「側近、苦しいよ。ただでさえワイバーンを操るのには慣れてないのに」

側近「うるさい」

遊び人「もしかしてあれか?またお姫様抱っこがいいのか?」

側近「ンググ・・・///」カァァ

側近「遊び人がトチ狂ってワイバーンを口説いたりしないか心配なだけです、残念でした」

遊び人「ブフッハハハハ!そりゃあいい!」

側近「あー嫌い!もー嫌い!おっこちて首の骨折って馬の餌になって消化されながら死ね!」

魔王「仲が良いのう」

女勇者「遊び人、なんか凄い充実した顔してる」

魔王「そりゃそうじゃ。男一匹、意中の女を手に入れたのだからな」

魔王「お、始まったか」


67 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:36:11.57 ID:lkJ2tnB00
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ズズズズ ズーン・・・

女勇者「あれが・・・」

魔王「隕石じゃ。呼び寄せるのに時間がかかる」

魔王「あの国にはもう誰も住めん。これでよいのじゃ」

女勇者「ここまでする必要あったのかな・・・」

魔王「ある」

魔王「女勇者に、今回のことを思い出させたくない」

魔王「わしなりに気を使ったつもりじゃ。うまく伝えたいのじゃガ・・・」モニョモニョ

女勇者「ありがとう・・・魔王ちゃん」ギュッ

魔王「(と・・・吐血)」ブハッ

魔王「さ、その調子でしっかり捕まっておれ」

女戦士「うーんうーん」

68 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:37:50.35 ID:lkJ2tnB00
ー魔王城 城門ー

下級魔族「戻られたあ!!」

上級魔族「無事でなによりです、魔王様」

魔王「うむっ!」

魔王「して、今回捕らえた人間共はどこにおる?」

魔法部隊B「庭園に集めております、魔王様」

魔王「故郷のあるものは解放し、無き物は希望を聞いてそれぞれの村へ連れて行け」

魔法部隊A「はっ」

女勇者「村って・・・あの人たちは奴隷になるの?」

魔王「まずあやつらは、家を建てねばならん」

魔王「魔族と共に生活し、文化を教授しあい、発展するのじゃ」

魔王「途中温泉のある村へ寄ったな。料理も布団も環境も、そんなに悪くなかったじゃろう?」

女勇者「うん。好きだよ、あの村」

魔王「ああいった村で働き、家庭を持ち、子供を作り・・・その子供に尻尾も角も生えてなければ、城に迎えよう」

69 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:38:35.73 ID:lkJ2tnB00
女勇者「ほんと・・・魔王なんだね」

魔王「そうじゃ。わしは魔王じゃ。苦手なものなどないし、万物において常に最善の選択をする自信がある」

女勇者「苦手なものもないの?」

魔王「そうじゃ(お主の涙は苦手じゃがの)」

女勇者「うらやましいなあー・・・」

魔王「どれ、もうわしらはすることがない。一休みする前に女戦士の様子でも見に行くか」

女勇者「へへっ!そうだね!」

70 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:39:26.04 ID:lkJ2tnB00
ー医務室ー

女戦士「・・・」ムスッ

上級魔族A「女戦士様、リンゴですよ。リンゴ、リンゴ。甘美な響きでございますよ」ショリショリ

女戦士「いらない」ムスッ

上級魔族B「私の編んだマフラーです。お首にお巻きしましょう」

女戦士「いらん」プイッ

上級魔族C「女戦士様、お体をお拭きしまs」

女戦士「たたっ斬るぞ」

・・・
・・・
・・・

上級魔族Z「女戦士さm・・・」

女戦士「いっぺん死n・・・」

魔王「これ、なんじゃこの有様は。エルフ以外出てゆけ」

女勇者「女戦士・・・腕、大丈夫?」

女戦士「いや、指先が動かないだけで痛みはないんだ。ただ上級魔族はやはり好きになれん」

魔王「みんなそなたを崇めておるのだ」

女勇者「そーよ」

女戦士「しかし、腕をつぶされて気絶するなんてなあ・・・情けないよ・・・」

魔王「良い良い。体力が回復した頃にでも、皆で宴を開こう」

女戦士「そうだな!あと二日もありゃあ完治だそうだ。楽しみだな!」

71 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:40:20.87 ID:lkJ2tnB00
ー医務室ー

女戦士「・・・」ムスッ

上級魔族A「女戦士様、リンゴですよ。リンゴ、リンゴ。甘美な響きでございますよ」ショリショリ

女戦士「いらない」ムスッ

上級魔族B「私の編んだマフラーです。お首にお巻きしましょう」

女戦士「いらん」プイッ

上級魔族C「女戦士様、お体をお拭きしまs」

女戦士「たたっ斬るぞ」

・・・
・・・
・・・

上級魔族Z「女戦士さm・・・」

女戦士「いっぺん死n・・・」

魔王「これ、なんじゃこの有様は。エルフ以外出てゆけ」

女勇者「女戦士・・・腕、大丈夫?」

女戦士「いや、指先が動かないだけで痛みはないんだ。ただ上級魔族はやはり好きになれん」

魔王「みんなそなたを崇めておるのだ」

女勇者「そーよ」

女戦士「しかし、腕をつぶされて気絶するなんてなあ・・・情けないよ・・・」

魔王「良い良い。体力が回復した頃にでも、皆で宴を開こう」

女戦士「そうだな!あと二日もありゃあ完治だそうだ。楽しみだな!」

72 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:42:16.87 ID:lkJ2tnB00

ー浴場ー

カポーン

魔王「(あっという間じゃった)」ブクブク

魔王「(しかし戦場での女勇者・・・素敵じゃったのう・・・)」ブクブク

魔王「(・・・)」

魔王「(この気持ち、早く整理せねば)」

魔王「まあ、まずは女勇者がこれからどうするかを聞いてみようかの」

魔王「(この城に残ってくれれば良いのだが・・・)」


73 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:43:48.22 ID:lkJ2tnB00
ー寝室ー

女勇者「・・・」

バタン

魔王「なんじゃ明かりもつけんと。おったのか?」

女勇者「うん・・・」

魔王「(様子が変じゃな・・・)」

魔王「どうかしたのか?」

女勇者「今日のことなんだけど・・・」

魔王「?」


74 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:44:46.47 ID:lkJ2tnB00
女勇者「やっぱり、故郷が隕石に押しつぶされていくのは見てて辛かったな、って」

魔王「・・・」

女勇者「ご、ごめんね!あたしの為でもあったんだよね!」

女勇者「で、でも、今日の魔王ちゃんは少し恐かったな・・・」

魔王「!?」

女勇者「そりゃ魔王だもん、時には威圧感も必要だし、無慈悲だったりするのは当然だよね」

女勇者「あたしは・・・」

魔王「やめ、て・・・くれんか」フルフル

女勇者「え、ま、魔王ちゃん?」

魔王「やめてくれ・・・」ポロポロ

75 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:48:41.34 ID:lkJ2tnB00

魔王「わしは、お主の為であればなんでもする」

魔王「お主を傷つけるだけの存在なんぞ、みな消えてしまえばよいのじゃ!」

魔王「お主を裏切った故郷じゃ!根絶やしにしてなにが悪い!」

魔王「わしは人間ではない!魔王じゃ!何をすればお主が笑ってくれるのか、検討もつかん!」

女勇者「・・・」ウルウル

魔王「わし、わしはただ・・・お主の笑顔が・・・」ボロボロ

女勇者「・・・」

76 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:49:26.83 ID:lkJ2tnB00
魔王「わしは遊び人が憎いぞ!美しいものを美しいと言い、惚れた女にそのことを平気で打ち明ける!」

魔王「わしにはそのような真似はできん!」

魔王「女勇者よ・・・頼むからの、嫌いにならんでくれ」ボロボロ

魔王「わしは魔族じゃ・・・この愛しさをどのように伝えればよいのか全くわからん!」

魔王「愛しておるのじゃ!」

魔王「わしは強欲かもしれん!無い物ねだりかもしれん!」

魔王「わしは何も失いとうない!下級魔族でさえな!」

魔王「わしはお主が愛しいのじゃ!」ポロポロ

女勇者「・・・」ボロボロ

魔王「おぬしの心の中に、わしは、少しでも・・・」

77 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:50:49.60 ID:lkJ2tnB00
魔王「頼む・・!頼むからぁあ・・・」ガクッ

女勇者「・・・」

女勇者「」スッ

女勇者「・・・魔王ちゃん」ギュッ

魔王「!?」ビクッ

女勇者「恐がらないで!」

魔王「・・・」グスグス

女勇者「あたしがね」

女勇者「嫌いになんてなるわけ無いでしょ」

魔王「!」

78 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:53:07.87 ID:lkJ2tnB00

女勇者「そのままでいいから聞いて」

女勇者「あたしは果物を食べてるときの魔王が大好き」

女勇者「眠っているときの横顔も、帰りの空で見た夕日に照らされた魔王も、大好き」

女勇者「すごく綺麗だったんだから・・・」

魔王「・・・」ヒンヒン

女勇者「魔王の整った体も、綺麗な顔立ちも、あたしを起こしてくれた冷たい唇も、みんな大好き」

女勇者「初めあたしを怒った顔だって、不謹慎だけど素敵だった」

魔王「あの時はすまんかった・・・許してくれ・・・」グスグス

女勇者「許すもなにも、あたしの事で怒ってるなんて、嬉しかったよ」

女勇者「今日の魔王は確かに恐かったし、賢者のときは凄く残酷だった」

魔王「うぅぅ・・!すまぬ!すまぬ!あ、ああぁ・・・!」

女勇者「じっとして!」

女勇者「でもね、もうそんな魔王を見たくないの」

女勇者「あたしがもう・・・魔王にそんなことさせないから・・・」


79 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:54:23.48 ID:lkJ2tnB00
魔王「もうあんな姿、お主の前では二度と見せん!」

魔王「わしは・・・おぬしと離れとうない!」

魔王「じゃから・・・に、二度とわしのことを嫌いになr」

女勇者「ちゃんと聞いて!嫌いになんかなってない!」

魔王「!」ビクッ

女勇者「・・・」

女勇者「魔王ちゃん・・・」

魔王「・・・」グスグス

女勇者「」・・・ギュッ

魔王「!?」

女勇者「ほら、お主は強い」

魔王「うぅ・・・」

女勇者「もっと、ぎゅってしてもいいよ」ヨシヨシ

80 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:55:07.40 ID:lkJ2tnB00
ー一方 ドアの外ー

遊び人「まあ・・・めでたしめでたし・・・かな?」

側近「魔王様ぁあ・・・」ガジガジ

遊び人「なんだよ。俺とはいやなのかよ」

側近「あの人はまた別なの!」

遊び人「へいへい」

側近「信じてないでしょ!」

遊び人「案外心配性なのな」

側近「・・・///」

側近「ほら、私達ももう寝ましょう?」

遊び人「そうだな。あんだけ走って、しかも帰ってきたと思ったらあんなに激しい」

側近「激しい言うな!」

81 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:57:06.84 ID:lkJ2tnB00
ー治療室ー

女戦士「もういいからさ」

上級魔族「なんでしょう?」

女戦士「一人にさせてくれよ・・・」

上級魔族「一人にしたら脱走するでしょう?」

女戦士「うむむ・・・」

上級魔族「ところで女戦士様?」

女戦士「なんだ?」

上級魔族「故郷に帰られるのですか?」

女戦士「いや、両親は早い内に亡くなったんだ。だから、帰っても肩身の狭い思いをするだけだ。未婚のタフな母だったよ」
女戦士「私は・・・あの温泉のある村に住みたいな。木こりが居ないらしく、鉱山も人手不足だと聞いたよ」

上級魔族「それは良いアイデアです」

上級魔族「私達の様な気品溢れる耽美な暮らしも良いですが」

上級魔族「あの村での生活もきっといいものになるでしょう」

女戦士「そうだな。力仕事をして、酒場で飲んで、温泉に浸かって、寝る」

女戦士「とても魅力的だ」

82 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:58:28.57 ID:lkJ2tnB00
上級魔族「それに、女戦士様があの村に行けば、人気も出るでしょう」

女戦士「・・・一応聞いておこう」

上級魔族「私達は怠惰の中に生きています」

女戦士「詳しくはわからんが、それがいいんだろ?」

上級魔族「はい・・・限りない時を過ごすには、時の流れに身を任せるのが一番です」

上級魔族「でも大人気の女戦士様が行けば、おのずとあの村も私達の中で娯楽として迎えられるでしょう」

女戦士「まあ、楽しみにしてるよ」

上級魔族「私も伺いますから♪」

女戦士「あれ、お前はあーいう原始的な村は苦手そうなのにな」

上級魔族「これを機会に、好きになっても良いでしょう?」

女戦士「・・・そうだな」

女戦士「それも含めて、楽しみにしてるよ」

〜fin

むかついたから続編、というより本当に載せたかった本命いくわ
もう知らん

83 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 00:59:32.39 ID:/grX/JaF0
お疲れ様でした、俺は好きだぞ

本命も拝聴する

84 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:04:36.93 ID:lkJ2tnB00
〉〉83まかしといて。
次のは最後の最後に百合要素ばりばりだけど、こうしてみると今回の規制法案は難しいね。
近親相姦ものでも、セックスの描写がないと悲しみにも救いにも、装飾を加えられない。
書けと言われたら、オペラのないバレエになりそうで逃げるさ。

85 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:05:42.57 ID:lkJ2tnB00
上級魔族「私はあなたから逃げられない」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー下級魔族の温泉街 酒場裏の掘っ立て小屋ー

チュンチュンッ チュンッ

女戦士「ん・・・むむっ」モゾモゾ

女戦士「(朝か・・・)」ウツラウツラ

女戦士「んんーーー・・・!」ノビーッ!

チュンチュンッ

女戦士「・・・」ボーッ

女戦士「よっと・・・」ズリズリ

シャッ

サンサン

女戦士「(・・・良い天気だな)」

女戦士「(服・・・)」

女戦士「(これでいいか・・・)」

モゾモゾ

86 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:06:09.58 ID:/grX/JaF0
たしかに今回の規制は解釈でひどいことになりそうだね
近親相姦は好きでないけどw

87 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:07:57.72 ID:lkJ2tnB00
ね。一応賛成派ではあるんだけど、怒られるからこの話おしまい!

ー酒場ー

カランコロン

女戦士「おはよう」

マスター「おすっ」

女戦士「(ここでの生活にも慣れてきたなぁ)」

女戦士「ふわぁぁあ・・・あーあっと。眠い」

マスター「俺も眠たいのなんのって。こう、いい天気ばかり続くとよ」

コトン コトッ

女戦士「(トーストとグリーンサラダね・・・)いただきます」パリパリモシャモシャ

マスター「ポタージュ?コーヒーか?」

女戦士「ポタージュと・・・牛乳もくれるかな」

女戦士「」モグモグ パリパリ

マスター「パンは?」

女戦士「もう一枚」

マスター「あいよ」



88 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:08:37.46 ID:lkJ2tnB00
マスター「さてと、俺も食おうかしらね」

カチャッ コトコトン

女戦士「ふわぁぁあ・・・・・・あぅ」グスッ

マスター「おいおい、そんな長いあくびされたらこっちまで移るよ」

女戦士「おっと、すまんすまん。生のキャベツも甘くてうまいな」パリパリ

マスター「だろ?バターを塗ったパンに付け合せると、余計に甘くておいしいんだよな」

女戦士「そうだな・・・はわわぁぁぁああ・・・・・・あぅいー」ノビノビ

マスター「たはは・・・」

マスター「なぁ、女戦士。疲れてるんじゃないのか?」

女戦士「なんでよう」グシグシ

マスター「あくびばっかしてるじゃないか。ドラゴンみたいだぞ」

女戦士「疲れてなんかないよ。あーわわぁぁああー・・・っういー。いかん、まただよ」

マスター「だっはっはっは!!」

89 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:09:32.43 ID:lkJ2tnB00
マスター「今日はどこにいくんだい?」

女戦士「今日は・・・そうだ、小麦粉の収穫を手伝いにいく日だ」

マスター「おお、あの小麦農園か。あそこのじいさんも、もう歳だからな」

マスター「あとで差し入れにでも行くとするかな」

女戦士「やはり下級魔族でも歳を取って衰えていくのな」

マスター「そりゃそうだろ。魔王城が出来た頃からずっと城に小麦を届けてるんだぞ」

女戦士「ほぇー」

マスター「しかもあのじいさんは、酒を飲むといつも魔王様がやってきた頃のことを話すんだ」

マスター「いつか聞けるかもな」

女戦士「まぁ、楽しみにしてるよ。ふわぁぁあーー・・・あーあっと」

90 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:10:41.22 ID:lkJ2tnB00

ー小麦農園へ続く道ー

女戦士「(村が高い場所にあると、いちいち景色がいいんだよなぁ・・・)」

下級魔族「あら、おはよう御座います、女戦士様」

女戦士「おはよ。どうしたんだ、今日はやけにおめかししてるじゃないの」

下級魔族「魔王城で遊び人っていう人がダンス教室を開くみたいで、母のドレスを借りてきちゃいました」

下級魔族「似合ってますか?」

女戦士「(遊び人、うまくやってるんだな)」

女戦士「似合ってる。やるじゃんか」

下級魔族「えへへ!」

女戦士「気をつけて行くんだよ」

下級魔族「はぁーいっ!」

タタタタタタタタ

女戦士「(平和だ)」

女戦士「はわわああぁぁーーーー・・・っあう」

91 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:11:48.49 ID:lkJ2tnB00

ーその道中にてー

テクテク

女戦士「(女勇者も遊び人も、まだ魔王城か)」

女戦士「(あれ以来顔出してないなー)」

女戦士「(女勇者も、うまくやってるだろ。なつっこい奴だからな)」

女戦士「(良い天気だなー)」

サンサン

女戦士「(日焼けしないといいけれど)」

女戦士「(さてさて、そろそろ見えてくるな)」キョロキョロ

女戦士「あ、みっけ」

92 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:12:53.66 ID:lkJ2tnB00
ー小麦農園 入り口ー

女戦士「おーい、じいさーん」

小麦爺さん「おー、これはこれは女戦士様。来てくれてありがとう」

女戦士「いいってこと。もう収穫は終わってるのね」

小麦爺さん「昨日のうちに刈っておいたんで、いま束ねとるところじゃよ」

小麦爺さん「これを運ぶのも、もう辛くてな」

小麦爺さん「歳を取るといかんのう」

女戦士「手伝いならいくらでもするから、長生きしてくれよな」

女戦士「荷台はこれを使っていいか?」

小麦爺さん「うんうん、構わんよ。坂道じゃから、気をつけるんじゃぞ」

女戦士「よしきた。じゃあ爺さんは日陰で弁当でも食べてなよ」

女戦士「こっちも、二往復すれば十分だろ」ガラガラ

小麦爺さん「頼もしいことだね」

93 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:14:02.21 ID:lkJ2tnB00
ー温泉街へ戻る道ー

ガラガラ ゴトゴト

女戦士「よいしょ、よいしょ」

女戦士「(しかし、人生どこでどうなるかわからないな)」

女戦士「(魔族の村で世話になってるんだものな)」

ガラガラ

女戦士「女勇者や遊び人に至っては魔王や側近と意気投合して、魔王城で生活してるんだもんな」ポツリ

ガラガラ ゴトゴトン

女戦士「(ここでの生活も、予想通り悪くないし)」

94 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:15:09.37 ID:lkJ2tnB00
ー下級魔族の温泉街ー

ガラガラ

女戦士「(ほい、到着っと)」

女戦士「お尋ねするが、小麦爺さんの小屋はどちらだろうか?」

下級魔族「あら女戦士様!荷台なら私が引きますのに!」

女戦士「いや、こんなのへっちゃらさ。ありがとう」

下級魔族「無理は禁物ですからね?小屋はこのまま真っ直ぐ、風車がありますからすぐわかるはずですよ」

女戦士「(あぁ、あの小屋な)助かる。また酒場で会おう」バイバイ

下級魔族「はーい」バイバイ

女戦士「お世辞でも、気を使ってもらえると嬉しいな」

女戦士「(これが魔王城の上級魔族達だったら)」

〜〜女戦士の想像〜〜

上級魔族「あら商人、ご機嫌麗しゅう。荷台に乗っているのは小麦かしら?」

商人「そうで御座います。今年の小麦はおいしいですよ」

上級魔族「楽しみですわ。死なない程度に頑張って下さいませ」

商人「ありがとう御座います」

〜〜想像終了〜〜

女戦士「(こんなとこだろうな。偏見だけれども)」

95 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:17:55.10 ID:lkJ2tnB00
ー小麦爺さんの小屋ー

バサンッボスッ

女戦士「ふうっこれでよし」

女戦士「よし、戻ろう」

カラカラ

下級魔族「わー女戦士さんだー!」
「遊んで遊んでー!!」
「人間だー初めて見るー」

女戦士「みんな元気一杯だなー」

下級魔族「どこ行くのー?」

女戦士「小麦農園だよ。君たちも行くかい?」

下級魔族「行く!絶対いく!」

女戦士「よーし、乗った乗った!」

下級魔族「わーい!すごーい!」キャッキャッ

女戦士「(子供たちも元気で何より歪んでない。羽が生えてるみたいにピョンピョン飛び跳ねては、イタズラをして叱られて・・・)」

女戦士「(私の故郷も・・・)」

ガラガラ

下級魔族「なんでそんなに力持ちなのー?本当に女の人なのー?」
「なのー?」
「のー?」

女戦士「(むっ)ちゃんとごはんを残さず食べたら、力持ちになれるんだよ」

下級魔族「へー、すごーい!」


96 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:18:44.42 ID:lkJ2tnB00
ー小麦農園ー

小麦爺さん「おやおや、子供たちまで付いてきたのかい」

女戦士「社会見学だよ、爺さん」

下級魔族「そうだよ、社会なんたらだよー」
「だよねー?」
「ねー」

女戦士「よし、じゃあ君たちはこれを背負って、さっきのせた場所まで競争!!」

下級魔族「わーい!」
「私が一番だもん!」
「僕だよ!」

ドドドドドドドドドドドドド・・・

女戦士「さ、これでお終い。爺さん、小麦は小屋の隅に寄せてあるからね」

小麦爺さん「うんうん、助かったよ。酒場にも届けに行くからね」

女戦士「ああ、こうやっておいしいパンが作れるわけだな。嬉しいよ、ありがとう」

女戦士「また酒場で会ったら、魔王の話でも聞かせてくれ」

小麦爺さん「はっはっは・・・酔うとその話しかしないからか、いかんせん煙たがられるんだよ」

女戦士「はははっらしいな」


97 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:19:29.75 ID:lkJ2tnB00
ー村への帰り道ー

テクテク

サンサン

女戦士「(気持ちい日差し・・・帰ったらもう一眠りしようかな)」ノビノビ

上級魔族「女戦士様!」

女戦士「」

上級魔族「なぜお城へお越しになられないのです?皆、また会えるのを楽しみにしております・・・」ウルウル

女戦士「その服装は・・・看病してくれたエルフか。あの時はありがとう。じゃっ」バイバイ

エルフ「お待ち下さいってば!」ハシッ

女戦士「(・・・てば?)」

エルフ「一日千秋の思いで・・・」ウルウル

女戦士「(たいして離れてないじゃないか)・・・」ボリボリ

女戦士「まぁ、昼食でも食べようか。女勇者達の近況も聞きたいし」

エルフ「はいっ!」

98 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:21:34.81 ID:lkJ2tnB00
ー酒場ー

女勇者「そいで、女勇者や遊び人は元気にしてるのか?」モグモグ

エルフ「モグモグ・・・ゴクンッ!はい、相変わらずといいますか、お二方とも」

女戦士「そうか・・・」グビグビ

エルフ「♪」ニコニコニコニコ

女戦士「(うっ!)」

女戦士「(話が終わってしまったじゃないか)」

女戦士「お、女勇者はどうなんだ?魔王と仲良くしているのか?」

エルフ「はい♪」ニコニコキラキラ

女戦士「・・・」ガックシ

女戦士「そ、そこはな、どういう風に元気なのかとか話してくれると会話が途切れなくて済むんだけどな」

エルフ「そうなんですか?私は女戦士様のお姿が見れるだけで構いませんので・・・」

女戦士「(でたよ、自分さえよければ構わない攻撃。やはり上級魔族は好きになれんな・・・)」グビッ

99 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:23:27.60 ID:lkJ2tnB00
女戦士「マスター、ビールちょーだい」

マスター「ふーい」

エルフ「女戦士様、こんな明るい内から飲んでいては体を壊しますよ?」

女戦士「(・・・いっぺん言ってやるか)」

女戦士「あのな、勘違いするなよ?私はお前の為に生きてる訳ではないし、この体もお前の為にあるわけじゃない」

女戦士「もしこの体にガタが来ても、後悔するのは自分だけ。よって、ケチをつけられる筋合いがない。わかるか?」

エルフ「ごめんなさい・・・でも人間の女戦士様が、無理をなさってるのではないかと心配で・・・」ポロポロ

女戦士「ごめん、言い過ぎた。じゃあ体を壊したら、また君に頼らせてくれ。だからさ」

マスター「女戦士・・・だめじゃんか。上級魔族様、女戦士様を心配して頂いてありがとうございます」

マスター「彼女は体も丈夫ですし、ちゃんと栄養も取ってますから」

女戦士「ごめんよ。うーん・・・そうだ、うちにおいで。薬草が腐ってないか見て欲しいんだ」

エルフ「!?行きますとも!ええ、行きますとも!」

マスター「女戦士はなんかしら人気だよなー」


100 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:28:28.75 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋ー

女戦士「適当に座ってくれ。椅子が欲しかったら酒場から借りてくるといいよ」

エルフ「いえ、平気です・・・しかし、このような生活をされているのですね・・・物が無さ過ぎて声が反響しています」キョロキョロ

女戦士「確か看病してもらってるときも聞いたけど、エルフはこういう原始的な生活は苦手だろう?」

エルフ「こんな生活をしているのは女戦士様ぐらいです」

エルフ「他の下級魔族達の家にはテーブルもベッドもあって、暖炉だって流しだって、それにえんとt・・・」

女戦士「だーっわかったよ。それでこの薬草セットなんだけどさ・・・」ゴトン

エルフ「はい。えーっと、これはこっちで、これはこっち。そしてこれは・・・」テキパキ

101 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:30:13.13 ID:lkJ2tnB00
ー夕方 酒場ー

ワイワイ ガヤガヤ

女戦士「それでな、初めて魔王と会ったのはその時だったんだ」グビッ

下級魔族「へー」ゴッキュゴッキュ

女戦士「魔物チックな風貌してるのかと思ったら、角はあれど人型だし、女だろう?しかも私達からいったら三十代前後のさ」

女戦士「知らずに女勇者が『女子供に向ける刃は持ち合わせてはいない!どきなさい!』って言ったら、魔王の目が光ってな」

女戦士「私達の周りは一瞬にして火の海さ。遊び人は逃げ回るわ、女勇者は謝り倒すわで、もうてんやわんや」

「わっはっはっは!!」
「なんてこった!!」
「魔王様にそれはないわね!!」

女戦士「だろう?そんで、帰るが良い!なんて言われたんだけれども」
女戦士「女勇者が『謝るから火は勘弁して下さい!あなたは魔王より非人道的な方です!火はダメです、火は』なんて言うもんだからまた怒ってな・・・」

「だーっははははは!」
エルフ「クスッ」

女戦士「そっからは、魔王は魔法を使わずに杖だけで私達の相手をしだして」

女戦士「女勇者と一騎打ちに入ったころさ」

女戦士「もちろん、女勇者が優勢。でも魔王は術を唱えようともせず、ただ太刀を流そうとするばかり」

女戦士「女勇者も異変に気づいた頃、魔王が『そろそろ疲れたのではないか?もうよいであろう。この戦いに意味はないぞ?』って言ったんだ」

102 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:31:48.13 ID:lkJ2tnB00
女戦士「なんだろうな。こいつは大丈夫って、心底安心できる声だったんだよな」グビッ

下級魔族「・・・」

シーン

女戦士「実際、私達は魔物はなぎ払って来たし、私に至っては空腹からそれを焼いて食ったこともあった」
女戦士「しかし魔族を殺める様な真似はしてこなかったし、魔族から譲ってもらった薬草で生き延びたこともあった」

女戦士「魔王もそのことを知ってたんだろうな」

女戦士「で、魔王からその言葉を聞いた女勇者が、『魔王ちゃんと呼んで良い?』なんて馴れ馴れしく言うもんだから・・・」グビッ

下級魔族「・・・」ソワソワ
エルフ「・・・」ワクワクワク

女戦士「『わしを見くびるでない!』なんて始まっちまってさー」

下級魔族「あーっはっはっはっは!」ゲラゲラ
エルフ「うふふっ」

女戦士「まあなんとも、女勇者と魔王は最初から息ピッタシだったってわけでさ」グビグビ


103 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:33:12.51 ID:lkJ2tnB00
女戦士「こんなところだ」

下級魔族「いつ聞いても新鮮だねえ、あんたの話は。戦争は続いていたものの、私たちには関係なかったものね」クプピクピ

女戦士「そうだな。でも人間の仕打ちにあった村もあったんだろう?」

女戦士「こうして無事終わって良かったよ」グビグビ

エルフ「(女戦士様はすっかり溶け込んでますわ。良かったです)」

下級魔族「上級魔族様、今晩は泊まって行かれては如何ですか?宿を用意致します」

女戦士「あぁ、エルフは私の部屋でやることが残ってるんだ。そのまま寝ていってもらうよ」

エルフ「!」

マスター「おうい、そろそろ店じまいだ。眠たいから帰ってくれ」

下級魔族「へいへい。じゃあエルフ様、女戦士様。おやすみなさいませ」

女戦士「おやすみ。じゃあ行こう。マスター、おやすみ」スタスタ

エルフ「///」ワクワク

マスター「おう、おやすみ。上級魔族様、良い夢を」

104 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:38:00.88 ID:lkJ2tnB00

ー女戦士の掘っ立て小屋ー

女戦士「よっと。寝巻きはこれでいいか?」

エルフ「構いません。あれ?でも女戦士様は・・・」

女戦士「私は寝巻きを着ると苦しくてな。だからいつも下着で寝るんだ。女同士なんだからいいじゃないか」

エルフ「!!!」キョーン

女戦士「さて・・・寝る前に私は煙をふかして来る。布団はそれだから、適当に寝ててくれ」

エrフ「お、お、女戦士様!せめて何か羽織らないと風邪を・・・」

女戦士「あーもう。そんなに寒くないじゃないか」

エルフ「でもダメなんです!」

エルフ「(女性として下着姿で外にタバコを吸いに行くって・・・)」

105 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:39:14.31 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋 裏ー

リーンリーン・・・チチチ・・・リーンリーン・・・

女戦士「よっと。今日も無事終わったなー」モクモク

エルフ「楽しそうに生活されていて、羨ましいです」

女戦士「先に寝てればいいのに。でもあれだな、エルフの寝巻き姿も新鮮だな」

エルフ「私も下着姿の女戦士様を見るのは初めてですよ?」

女戦士「はははっ!まあ、そりゃそうだな」

女戦士「今日は城で遊び人がダンス教室を開いたそうだけど、行かなかったのか?」プカプカ

エルフ「踊る相手がいませんもの・・・私はダンスを眺めている方が好きです」

女戦士「ふーん」モクモク

女戦士「さて、お待たせ!寝よう寝よう」ケシケシ

エルフ「はいっ」


106 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:41:05.04 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋ー

女戦士「ほら、そんな壁にくっついてないでこっちに寄りなよ」

エルフ「ええっ!?」

女戦士「私のこと、嫌いじゃないんだろ?いいじゃないか」

ゴソゴソモゾモゾ・・・

エルフ「(うぅ・・・緊張する・・・)」

女戦士「」ギュッ

エルフ「お、女戦士様・・・?」

女戦士「まぁまぁ。こうして誰かと一緒に寝るなんて滅多に無いからさ」

女戦士「肌の温もりっていいよな」

エルフ「はい・・・」

女戦士「じゃ、おやすみな」zzZ

エルフ「はい、おやすみなさい」

107 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:42:03.54 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋 夜ー

女戦士「ぐぅ」zzZ

エルフ「(緊張して眠れませんわ)」

ゴソゴソ

エルフ「こんな近くに女戦士様の顔があるなんて、夢みたい」

エルフ「・・・」ギュッ

エルフ「・・・」

女戦士「ぐぅ」

エルフ「・・・」ギュゥ

女戦士「んがっ」

エルフ「うふふっ」

エルフ「(・・・しかし女戦士様はこんなところで寝泊りを)」キョロキョロ

エルフ「・・・よしっ!」

108 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:42:55.33 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋 早朝ー

チュンチュンッ・・・チュンチュンッ

ガタンッガタン ガサガサガサ・・・ドタンバタンッ・・・シャッシャッシャッ

女戦士「zz・・・!?な、なん!?」がばっ

エルフ「おはよう御座います、女戦士様!」シャッシャッシャ

女戦士「うん・・・おはよ。なにしてるんだ?」

エルフ「見ての通り、お部屋の掃除です!」ヨイショッヨイショ

女戦士「・・・してくれるのは嬉しいけど、なんでこんな朝早くからなんだ・・・ほわぁぁあ」ノビーッ

エルフ「朝の空気が一番新鮮でしょう?だから朝のうちにやってしまうのが良いんです。それいけ!」ヨイショッ

女戦士「・・・」ボリボリ

エルフ「食事に行ってきてはいかがですか?まだ終わりそうにありませんので・・・」

女戦士「あぁ、そうだな。ちょっと行ってくる」

エルフ「はい」

109 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:45:03.98 ID:lkJ2tnB00
ー酒場ー

女戦士「むぅ〜」ノソノソ

マスター「あら?やけに早いじゃないの、女戦士」

女戦士「あぁ・・・ちょっとな・・・」

マスター「上級魔族様はもう帰られたのか?」

女戦士「ん?あぁ・・・まあ・・・」

コトコト コトンッ

女戦士「(釜焼きとゆで卵、空豆のトマトスープか・・・)いただきます」ズズッモグモグ

「えぇ、ありがとう。そちらに置いてくださる?」
「あぁ、ちょっと。崩れるわよ、丁寧に扱ってちょうだい」
「そう・・・ならそこの壁に穴を開けてくださるかしら?いいのかって?いいわよ少しくらい」

ガガガガガガガ・・・ガコンガコン・・・ 

女戦士「(検討はつくが、想像したくない・・・)」モグモグ

マスター「女戦士・・・増築でもするのか?」

女戦士「ん?私には何も聞こえない。マスター、お願いだから少しだけビールをくれ」

マスター「あ、ああ・・・」

110 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:45:44.51 ID:lkJ2tnB00
カランコロン

エルフ「ふぅ、ひと段落です。マスター、私にも何か食べ物を」ノソノソ

マスター「かしこまりました。釜焼きとトマトスープですが構いませんか?」

エルフ「トーストが食べたいわ」

女戦士「ここは城じゃないんだからわがまま言っちゃだめじゃないか」

マスター「いえ、ちょうど昼食に使おうとしていたパンがありますので、それを焼きましょう」

エルフ「ありがとう」

女戦士「(全く・・・小間使いじゃないんだから」

ガガガガガガガガガガガガ・・・ソッチダ コレハコッチダ
バサッバサッ ギャオー!オーキタキタ ヨシ コレヲ マドギワニ

エルフ「この村の牛乳は素敵ですね」ゴクゴク

女戦士「なぁ、エルフ」

エルフ「はい、なんでしょう?あっ!こんな朝からビールですか・・・」

女戦士「ビールはの話はあとだ。さっきから私の小屋から凄い物音がするんだ。心当たりはないか?」

マスター「どうぞ、トーストです」コトン

エルフ「ありがとう。え?ふふっ・・・帰ってからのお楽しみです」


111 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:46:43.76 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋ー

女戦士「な・・・なんだこれは・・・」

エルフ「ベッドに流しに釜、それに暖炉と、テーブルと椅子、それに・・・」

女戦士「それはわかってるよ・・・」

女戦士「誰の差し金なんだこれは・・・」

エルフ「女戦士様に喜んでもらおうと・・・お気に召しませんでしたか?」ウルウル

女戦士「(うっ・・・)」

女戦士「あ、ありがとう」

エルフ「まぁっ!嬉しいです!それに今時あんな生活していたら、今に体を壊します」

女戦士「そ、そうか?ところでもう少し寝たいんだが、布団は・・・」

エルフ「布団ですか?カビが生えてましたので捨てちゃいました」

女戦士「な・・・」


112 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:48:04.21 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋 改造後ー

エルフ「それでは女戦士様、お体には気を使ってくださいね!」

女戦士「あぁ・・・気をつけてな」バイバイ

エルフ「はい!また遊びに来ます!さあ、魔王城まで!」

バサッバサッ

女戦士「(それは構わないけど・・・)」キョロキョロ

女戦士「(ベッドはあるのに布団はない・・・)」

女戦士「よっこらせ」

ギシッ

女戦士「別にベッドも嫌いじゃないから良いけどさ・・・」

女戦士「ふわぁぁぁあああ・・・あぅ」ノビノビ

女戦士「日差しが気持ち良いな・・・」

女戦士「zzZ」

113 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:48:59.76 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋 改造後 夕方ー 

女戦士「ぐぅ・・・」

バサッバサッ
キヲツケテカエルノヨ エエ、チャントオシロノホウニモ カオヲダシマスカラ ゴシンパイナク

女戦士「(夢か?今エルフの声が・・・)」

エルフ「ボソッ(女戦士様ー?お出かけ中ですかー?)」ソロソロ

女戦士「(でたよ)」

エルフ「あ、女戦士様!」ワキャワキャ

女戦士「・・・次はなんだ?」

エルフ「えっと、お布団と服と、化粧台と・・・」ガタガタ モソモソ

女戦士「・・・」

エルフ「私の生活道具を少し」ドサッ

女戦士「な・・・な・・・」ワナワナ

114 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:50:39.88 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋 改造後ー

女戦士「まったく!」

エルフ「うぅ・・・」グスグス

女戦士「私は今ある物で十分なんだ!それなのにこんな家具ばかり城から持ってきて!」

エルフ「うぅ・・・」

女戦士「今朝帰ったかと思ったら、またなんかしら運んでやってくる!おまえは通い妻か!」

エルフ「ごめんなさい」グシグシ

エルフ「もうこれ以上運んできませんから・・・」

女戦士「(ほっ・・・)」

女戦士「あーもう。それよりここで生活するって、城の方はいいのか?」

エルフ「いいんです、ちゃんと医務室には後任もいますし、魔王様から許可も取りました」

女戦士「その許可はどうせ取り消したりできないんだろ」

エルフ「わ、わかりません・・・」

ちょっとだらだらした話が続くけど、途中から香ばしくなりますからね


115 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:51:29.06 ID:lkJ2tnB00
ー魔王城ー

女勇者「あれ、女戦士だ。元気ー?」

女戦士「よう。ところで魔王はいるか?村のことで少しな」

女勇者「魔王ちゃんならまだ寝室じゃないかな。どうかしたの?」

女戦士「いや・・・エルフがな・・・」カクカクシカジカ

女勇者「わおっ。上級魔族が下級魔族の村で生活するなんて、大丈夫かな?」

女戦士「だろ?パーティーもないし、城に比べたら騒がしいし身の回りの世話をするものもいない」

女勇者「でも、いいじゃない」

女戦士「なんで?」

女勇者「だって、女戦士の為にやってきたんでしょ?」

女戦士「まあ、きっとそうなんだろうけど・・・とりあえず魔王に直談判する」

女勇者「そうだね。こっちこっち」


116 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:53:05.88 ID:lkJ2tnB00

ー魔王の寝室ー

魔王「ぐがーすぴょー」

〜〜本舗初公開!魔王の夢の中〜〜

アハハハ ウフフフ
キラキラキラキラ

魔王「これー、女勇者ぁーー!!」タッタッタッタ

女勇者「アハハッさあっ、捕まえて御覧なさい!」タッタッタッタ

魔王「これ、待つのじゃ!まったく、ふふふ」ヴンッ

女勇者「キャアッ!びっくりした!ワープするなんて酷いわ!ギューッてしちゃうから!」ギュウッ

魔王「これっ!ワハハっ!」ジタバタ

女勇者「ふふっ魔王ちゃん、目をつぶってこっち向いて??」

魔王「今度はなんじゃ?」ワクワク

女勇者「///」ムチュッ

魔王「///」ギュッ

〜〜本舗初公開!魔王の夢の中 完〜〜

117 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:54:23.07 ID:lkJ2tnB00
魔王「うぅん、ゆーしゃあ・・・大好きじゃあ・・・」ウグウグ

魔王「zzZ」

女戦士「すごいな。あの魔王がパジャマを着て大口あけて寝ている上に、寝言まで」

女勇者「でしょ?二人っきりになった途端、ずっと私にベッタリなんだから・・・ちょっと起こすね」

女勇者「魔王ちゃん?起きてよ、女戦士がきてるよ?」ユサユサ

魔王「おはようのちゅう・・・」モゾモゾ

女勇者「ちょっと魔王ちゃん!寝言言ってないでほらっ///」

女戦士「(ほぉ〜ん・・・そういう関係なのね)」

魔王「ふがっ?」


118 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:55:54.82 ID:lkJ2tnB00
魔王「おう、女戦士じゃな。村での生活はどうじゃ?」グシグシ

魔王「ほぁぁあ・・・うむっ」ノビノビ

女勇者「(かわいっ///)」ウズウズ

女戦士「(見た目によらず子供っぽいとこあるよな)」

魔王「うむっもう大丈夫じゃ。さあ、飯にしよう。せっかくじゃから女戦士も食べてくと良い」

女戦士「あ、ありがとう」

女戦士「(戦争が終わると魔王も人が変わったようだよ・・・)」

魔王「普段は健全に食っちゃ寝しておるからな」

女戦士「心を読むな」

魔王「そんな器用なことしたら精神がもたんわい。顔に書いてある」

119 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:57:16.25 ID:lkJ2tnB00
ー魔王城 食の間ー

魔王「確かに、あのエルフに許可を出したのはわしじゃが・・・」ゴクゴク

魔王「うまいっ!ちょいと、ミルク割りをもっとくれるかの」

小間使い「かしこまりました」イソイソ

女戦士「あれ?そういえば側近は?」モグモグ

女勇者「ほら遊び人とできちゃったから、城の一室で娯楽施設を開いて生活してるよ」キコキコ

女戦士「(そうなんだ)幸せそうでなによりだな」

魔王「ふうっ。あの自己主張をしないエルフがあんまりニコニコして許可を求めるものだから、ついな」

女戦士「ついって・・・お陰で私のプライバシーが・・・」

魔王「女戦士は隣にドラゴンがいても平気で眠れると聞いておったのに、以外じゃのう」

女勇者「ねっ。以外以外」

女戦士「んぅ〜・・・」ゴキュゴキュ

魔王「あれは女戦士のことを崇拝しておるからの」

魔王「よいではないか、身の回りの世話を甲斐甲斐しくこなしてくれるのじゃ。そういうものがおらんと、仕事にも精がでんぞ?」

女勇者「ねー。美人で肌も白いし、健気でいいじゃん。独り身じゃなくなったね!」

女戦士「(確かに女勇者も遊び人も伴侶ができたようだし、私だけだな・・・)」

女戦士「・・・私は自分のことは自分でしたいんだ」


120 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:58:15.80 ID:lkJ2tnB00
ー魔王城からの帰り道ー

テクテク

女戦士「(結局何をしに魔王城に行ったのかわからなくなってしまった)」

女戦士「(確かにエルフは世話焼きだけど、美形で可愛い。肌も褐色じゃないしな)」

女戦士「はっ!?」

女戦士「(だめだだめだ!女勇者があんなことを言うもんだから!)」

女戦士「(それに自己主張をしないエルフだって?自己主張が激しすぎるじゃないか・・・)」

オンナセンシサマー?ドコデスカー?

女戦士「?」

女戦士「おーい!」

オンナセンシサマ!?チョットマッテクダサイ イマイキマスカラ

ストン

エルフ「心配しました、夜になっても帰ってこないんですもの・・・」

女戦士「ん〜・・・」

女戦士「ごめんごめん・・・」

121 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 01:58:58.68 ID:lkJ2tnB00
テクテク

エルフ「あのー・・・女戦士様?」

女戦士「うん?どうかした?」

エルフ「いえ・・・やっぱり迷惑だったかなーって・・・」

女戦士「まぁ、私もびっくりしたからな・・・」

女戦士「それより、女勇者も元気そうで良かった。たまには魔王城に顔を出すのもいいもんだな」

エルフ「・・・」

エルフ「・・・やっぱり迷惑でしょうか」

女戦士「そんな顔するなよ・・・二人での生活も、慣れたら楽しそうだしな」

エルフ「うぅ・・・」グシグシ

女戦士「あらら?急に押しかけてきた割には臆病だな」ヨシヨシ

122 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:00:54.15 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋 改造後ー

女戦士「ただいまーっと。あれ?」

女戦士「なんだ・・・飯の準備してたのか」

エルフ「一緒に食べようと思って作ったんですけど・・・」

女戦士「冷めてしまってる。あっ、肉も!久々だよ!食べよう食べよう!」

エrフ「!」パァアッ!

エルフ「はいっ!今パンを焼きますね!」

女戦士「フフッ」

エルフ「〜♪」

女戦士「(自己主張をしない・・・か)」

女戦士「(それでも急にやってきて、こうしてここにいる)」

女戦士「(もしかしたら、とても勇気のいることだったんじゃないだろうか)」

エルフ「はいっ!できました!」

女戦士「うまそうだ!マスターからぶどう酒をもらってくるな!鹿肉にはあれがないと!」タタタ

エルフ「うふふっ!」

123 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:02:32.62 ID:lkJ2tnB00

エルフ「ふぃ〜・・・結構効きますね、ここのお酒は・・・」クイッ

女戦士「あははっ顔が赤くなってるぞ?」

エルフ「まあっ!」

女戦士「(なんか、新鮮だな。最近は本当に女っ気のない毎日だったし)」

女戦士「さて、腹も一杯になったし、温泉に行ってくる。エルフも行くか?」

エルフ「うぃっく。後片付けが終わったら行きますから、どうぞ先に行ってらしてください」ヨロヨロ

女戦士「あいよ」

124 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:03:26.89 ID:lkJ2tnB00
ー温泉ー

カポーン

女戦士「夜中に入る温泉はいいな。お月さんが綺麗だ」

ガラガラガラガラ

エルフ「お邪魔します・・・」

女戦士「お、エルフ。初温泉じゃないか?気持ち良いぞ」

エルフ「お湯に浸かるのは初めてですが・・・」イソイソ

ザブン

エルフ「ひぃぃ・・・」

女戦士「ふふっ」

女戦士「どうした?せっかく女同士で入ってるんだから、頭のタオルを取ったらどうだ?」

エルフ「いえ・・・耳が人間とは違うので、気持ち悪がられたら・・・」

女戦士「いいじゃないか。それ以外は人間と変わらないんだから」

エルフ「は、はい」

エルフ「あの、女戦士様?」

女戦士「んー?」チャパチャパ

エルフ「家のことは私に任せてくださいね?」

女戦士「じゃあ外のことは私だな。変な組み合わせだけど、いいな」


125 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:04:22.68 ID:lkJ2tnB00

女戦士「また赤くなってるぞ?」

エルフ「ええ?もう・・・やっぱりお湯は苦手です」

女戦士「それでもこの村にやってきたんだ。少しずつ慣れなきゃね」

エルフ「うふふっありがとう御座います」

女戦士「でも少しのぼせそうだな。家に帰ろう」ザバ

エルフ「(家に・・・///)はいっ!」ザバ

126 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:05:24.16 ID:lkJ2tnB00
ー脱衣所ー

エルフ「女戦士様、お体をお拭きしますよ?」

女戦士「人間は自分で拭くもんなの」

エルフ「そうなんですか」

女戦士「エルフは小間使いに拭いてもらってたのか?」

エルフ「はい・・・自然乾燥じゃだめですか?」

女戦士「だめだ、風邪を引くよ。ほらっ拭いてあげる」

ゴシゴシ

エルフ「ふぃー」

女戦士「(耳以外は人間と変わらないんだな・・・)よし、お終い!」

エルフ「ありがとうございます」


127 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:07:11.15 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋ー

ギシッ

女戦士「よいしょっ。布団もふかふかだな」

エルフ「村が高い場所にあると、太陽の光が豊富ですものね」ヌクヌク

女戦士「いいこった。ほれ、近う寄れ」クイクイ

エルフ「ふふっ。なんですか、魔王様みたいな口調になってますよ?」ゴソゴソ

女戦士「はははっ」ギュッ

128 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:08:43.15 ID:lkJ2tnB00
エルフ「く〜」zzZ

女戦士「(伴侶・・・か)」チラッ

エルフ「すぅ」

〜回想〜

魔王「エルフは女戦士を崇めておるのじゃ」

女戦士「これで独り身じゃなくなったね!」

〜回想おしまい〜

女戦士「あんなこと言うもんだから、意識してしまうな・・・」

エルフ「くぅ」zzzZ

女戦士「(女同士か・・・女勇者でもできるんだ。少し試してみるか・・・やっぱりしっくり来なかったら?)」

女戦士「ままよ!その時はその時だ!」

ムギュっ

エルフ「!?」

129 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:10:23.25 ID:lkJ2tnB00
エルフ「お、女戦士様?なにを・・・」

女戦士「良い乳をしてる」モミモミ

エルフ「だ、ダメです!」

女戦士「いいじゃないか。月の光が当たってとても魅力的じゃないか」

女戦士「それに可愛い。んむ・・・」ちゅっ

エルフ「ふむっ・・・!!」

女戦士「繊細な肌だなー。お前の一族はみんなこうなのか?」サワサワ

エルフ「あ・・・や・・・」

女戦士「(なんか、その気になってしまった。やればできるじゃないか)」

女戦士「ふむっ・・・ちゅ・・・れろ・・・」

エルフ「んむっ・・・や・・・はぁっ・・・」

女戦士「(えっと、下の方は・・・)」ススッ

エルフ「や、やめてください!」ガバッ

女戦士「!?」

130 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:11:45.03 ID:lkJ2tnB00
エルフ「なぜ・・・なぜこのようなことを!」フルフル

女戦士「いや・・・お前は私のことが好きだとてっきり・・・」

エルフ「好きです!大好きです!」

エルフ「でも、こんなの嫌です!」ポロポロ

女戦士「」

エルフ「私の一族は・・・こういったことをされる為に存在しているのではありません!」

女戦士「(そうだった・・・蛮族達にエルフの一族は・・・)」

女戦士「す、すまない。そうだよな・・・」

エルフ「なんで、なんで謝るんですか」グシグシ

女戦士「少し浅はかだった・・・ごめん」

エルフ「あ、謝らないで、くだ、ください」ヒンヒン

女戦士「大丈夫、もう何もしないから、おいで?」

エルフ「ぐすっぐすん」ギュゥッ

女戦士「・・・」ナデナデ

131 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:13:00.15 ID:lkJ2tnB00
チュンチュンッ

エルフ「朝ですよ?おはようございます」

女戦士「あ、あぁ。ふわぁぁああい・・・早起きだな」

エルフ「ふふっ」

女戦士「(なんだよあの笑顔は・・・すごい自己嫌悪だ)」

女戦士「これから、朝食はエルフが作ってくれるのか?」

エルフ「朝と昼を作ろうかと・・・女戦士様が酒場にいないと、私が独り占めしてるって思われそうで」

女戦士「ははっ・・・」

女戦士「(自己主張をしない・・・か。エルフは、少しづつ変わろうとしてるのだろうか?)」

女戦士「その、昨日はすまなかった。二度とあんなことしない」

エルフ「はっ!いえ、その」モジモジ

エルフ「さ、さあ朝ごはんを食べてしまいましょう!」

132 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:14:32.28 ID:lkJ2tnB00
ー酒場 昼過ぎー

女戦士「ふぅ〜、仕事を終えた後のビールはうまいな」

マスター「らしいね。でも、酒場が持ち場の俺にはそのうまさが想像つかん。羨ましい」

女戦士「それもそうだな。残念だがうまいぞ、うんうまい。なんて・・・なんてうまいんだ!」ゴッキュゴッキュ

マスター「なんて嫌味な奴なんだ・・・」

カランコロン!

エルフ「女戦士様!」

女戦士「げっ!」

エルフ「こんな昼間っからお酒はダメです!帰りましょう!」ハシッ

女戦士「ぁぁあああああ!いやだ!マスター助けて!」ズルズル

マスター「またのお越しをお待ちしております」フカブカ


133 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:17:07.93 ID:lkJ2tnB00

ー温泉ー

女戦士「ふぅ・・・まいったな」ゴシゴシ

下級魔族「どうかしたんですか?」

女戦士「いやな、エルフが私の小屋で生活を始めたんだが・・・はい、交代。次は私の背中頼むわ」

下級魔族「えぇ?上級魔族様がこの村で生活を・・・」

女戦士「気づかなかったろ?一応彼女なりに気を使ってるみたいであまり出歩かないようにしてるみたいだけど」

下級魔族2「それも、上級魔族様方の持つ、気品ですわね」

女戦士「そうなんだろうけど・・・今日も昼間にビールを飲んでいたらすごい勢いで小屋に連れ戻されてな」

下級魔族「あははっ」ゴシゴシ

女戦士「少し参ってるんだよ」

下級魔族「参ってる女戦士様というのも、滑稽ですね」

女戦士「だろう?私らしくも無い・・・はぁ・・・」

134 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:17:51.22 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋ー

女戦士「ふぅー良い湯だった」ポカポカ

女戦士「(明かりがついてない・・・)」

女戦士「寝てるのか?」キィィ

エルフ「・・・」

パタン

女戦士「先に寝てたの」

女戦士「はわわ・・・私も寝よう」モゾ

エルフ「・・・」

女戦士「ふぅ・・・」

女戦士「・・・」スースー

135 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:18:46.65 ID:lkJ2tnB00

ー女戦士の掘っ立て小屋ー

エルフ「お、女戦士様・・・?」

女戦士「ん、んん?なんだ?」

エルフ「もう少し傍へ行ってもよろしいですか?」

女戦士「うん、おいで」

エルフ「・・・」ゴソゴソ

女戦士「なんだ、服を着ていないじゃないか」

エルフ「き・・・昨日の続き、しても、い、い、いいですよ」

女戦士「」

エルフ「そうですよね・・・女戦士様も人間ですもの・・・覚悟は、もうできてますから・・・」

女戦士「・・・」

136 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:24:05.80 ID:lkJ2tnB00
女戦士「ぐぅ・・・」

エルフ「女戦士様・・・私は真剣です。寝たふりはしないで下さい」

女戦士「(バレないでくれ)」zzZ

エルフ「・・・」

エルフ「・・・おやすみなさい」モゾモゾ

女戦士「(なんなんだ、この罪悪感は)」

エルフ「・・・」すすっモゾモゾ

女戦士「(そうだ、服を着ろ!)」

女戦士「」

女戦士「(少し試してやろうとしただけなのに、あのエルフがここまで決意をして)」

女戦士「(そんな、そんな大げさな事なのか?決意させてまでしたいと思った訳じゃない。興味本位だっただけなんだ)」

エルフ「ヒクッ・・・グスッ」フルフル

女戦士「(いたたまれない・・・これじゃあ私は強欲者じゃないか・・・蛮族と同じ。愛情に付け込んで試しただって?)」

女戦士「(最低だ、私は)」

137 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:25:18.88 ID:lkJ2tnB00
チュンチュン チュン

女戦士「(猛烈な自己嫌悪・・・うなされっぱなしの夜だった)」

エルフ「ふわぁ・・・良く寝ました」ノビノビ

エルフ「女戦士様?起きてらしたんですか?」

女戦士「ん?あぁ、今起きたばかりだ。おはよう」

エルフ「うふっ。おはようございます」ニコニコ

女戦士「(うっ!またこの笑顔・・・)」

女戦士「(この後ろめたい気持ちさえなければ、素敵な笑顔に映っているだろうに・・・)」

エルフ「すぐ食事にしますね。バニラエッセンスを持ってきたんです♪」

女戦士「あ、あぁ・・・それは素晴らしい」


138 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:27:34.70 ID:lkJ2tnB00
エルフ「ご馳走様でした」

女戦士「いやあ、この村でパンケーキが食べれるなんて思ってもなかったよ」

エルフ「うふふっ。いつでも作ってあげますよ」ニコニコ

女戦士「(・・・)」

女戦士「(いたたまれない・・・)」

女戦士「少し、酒場に顔を出してくるよ。なんかあったら来てくれ」

エルフ「・・・お酒ですか?」

女戦士「違うって・・・」

エルフ「ごめんなさい・・・」


139 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:29:08.97 ID:lkJ2tnB00
ー酒場ー

女戦士「むぅ〜」ノソノソ

マスター「なんだ女戦士、何かあったのか?」

女戦士「(他のやつに話せる話じゃない・・・私の人格が疑われてしまう)」

女戦士「いやな、エルフとの生活も素敵だが、なんか監視されてるみたいでたまに息苦しいんだ」

マスター「たははっ!あの方は女戦士に良かれと思ってやってくれてるんだろ」

女戦士「きっとそうだとは思うが・・・」

女戦士「まあ、いい。なんか少し愚痴らせてもらったらスッキリしたよ。帰るね」

マスター「お、おい、まだ一言二言しかしゃべっちゃいないじゃんよ。ビールも無しに帰るのか?」

女戦士「ギャミギャミ言われるのが恐くてな・・・はは・・・はぁ・・・」トボトボ

マスター「あいつ、大丈夫かな?」


140 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:30:08.31 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士の掘っ立て小屋ー

エルフ「あら、忘れ物ですか?」キョトン

女戦士「いや、もう用事は済んだんだ」

エルフ「そうですか。ところで今日は何も予定がないんですよね?」

女戦士「あぁ、今日はグースカ寝る日だ」

エルフ「昼間のうちにそんなに寝てしまうと、夜眠れなくなりますよ?」

女戦士「(よ、夜!)」ギクッ

女戦士「さ、さあーて昼寝はやめて子供たちの相手でもして来よう!そいで夜はぐっすりだ!これ、人間の基本」ソソクサ

エルフ「?」

エルフ「女戦士様、なんか落ち着きないです・・・」


141 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:31:17.03 ID:lkJ2tnB00
ー酒場ー

女戦士「むぅ〜」ノソノソ

マスター「・・・なんかあったのか?」

女戦士「いやな・・・エルフとの生活もいいが、昼寝もできなくてな」

マスター「いいじゃないか寝たら。非番だろ?邪魔をする権利なんて誰にも、ないない」ナイナイ

女戦士「そ、そ、そうだよな?」

女戦士「なんか愚痴らせてもらったらスッキリしたよ。帰る」ノソノソ

マスター「うそん」

女戦士「い、いや。子供たちは洗濯の手伝いをしているみたいだったから」

エルフ「そうですか」

女戦士「うん・・・」

シーン

エルフ「女戦士様、退屈なのでしたら少しお話でもしましょうか?お話がしたいです」

女戦士「!?(こないだの件か?それとも普通のおしゃべりか?そうなのか?)」

女戦士「し・・・」

エルフ「?」

女戦士「仕事は見つけてでもする。これ、労働者の基本」ノソノソ

エルフ「は、はぁ・・・」

142 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:32:11.93 ID:lkJ2tnB00
ミスった

ー女戦士の掘っ立て小屋ー

エルフ「今度こそ忘れ物ですか?」

女戦士「い、いや。子供たちは洗濯の手伝いをしているみたいだったから」

エルフ「そうですか」

女戦士「うん・・・」

シーン

エルフ「女戦士様、退屈なのでしたら少しお話でもしましょうか?お話がしたいです」

女戦士「!?(こないだの件か?それとも普通のおしゃべりか?そうなのか?)」

女戦士「し・・・」

エルフ「?」

女戦士「仕事は見つけてでもする。これ、労働者の基本」ノソノソ

エルフ「は、はぁ・・・」

143 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:33:16.44 ID:lkJ2tnB00
ー酒場ー

女戦士「むぅ〜」ノソノソ

マスター「・・・こんどはなんだ」

女戦士「なんだってか?・・・そういえばなんで私はここにきたんだ?」

マスター「さ、さあ」

女戦士「じゃ、じゃあな・・・」フラフラ

マスター「ちょっと・・・待て、待て待て!」

女戦士「む?」

マスター「とりあえず座ってくれ」

女戦士「ビールはダメだぞ。これ以上あいつの負担になれないからな」

マスター「重症だな」

マスター「うぅーん」

マスター「なにがあったのか知らんけど、女戦士じゃないみたいだ」

144 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:34:04.32 ID:lkJ2tnB00
女戦士「そうだよな!?な?な?」

マスター「お、おう。今の女戦士には、自分の意志で行動してますよ感が全くない」

女戦士「だよな!?」

マスター「急に張り切りすぎたから、少しダウンしているんだろう。ここは魔族の村だし」

女戦士「いや、私はここでの生活が好きだ。そんなことはない」

マスタ-「だーかーら。少し羽を伸ばしてきたらどうだ?」

マスター「魔王城でも実家でも、どこでもいいから・・・蛮族をとっちめた時に頂いた通貨もあるし、これ渡すからさ・・・」チャリ

女戦士「それだ!よし!2〜3日実家に行ってくる!大丈夫、私にも少しなら金はある!」ダダダダ・・・

マスター「・・・どうしちまったんだ?」

145 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:40:24.32 ID:lkJ2tnB00
ー山道ー

トボトボ

女戦士「(この罪悪感は私が招いたもの・・・)」トボトボ

サンサン

女戦士「なんだろう、今日は日差しですら肩に重いな・・・」

トボトボ

女戦士「(エルフ・・・心配するだろうな)」

女戦士「(置手紙でもしてこればよかったかな)」

拝啓 エルフへ
実家へ帰らさせて頂きます
      草々 女戦士

女戦士「なんだそりゃ。私は嫁いだわけでもないのに」クスクス

トボトボ

女戦士「まあいいか。突然やってきたあいつが悪い。そうだ、そのお陰で私は心狭い思いをしている」

女戦士「心狭い思いをする状況を作ったのは・・・」

女戦士「・・・好奇心からあいつの心を弄ぶようなことをした・・・」

女戦士「・・・私だ」ズーン

146 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:41:30.05 ID:lkJ2tnB00

トボトボ

女戦士「ここは国王の城を襲撃した時の作戦本部跡じゃないか」

女戦士「おーおー見える見える。国王の城も城下町も、ぺしゃんこだ」

女戦士「(たしかあのときもエルフは、魔法部隊の一員としてここにいたな)」

女戦士「(神に祈りをささげていたのはあいつだけだった)」

女戦士「」

女戦士「いかんな、エルフのことばかり考えてしまう」

147 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:44:52.32 ID:lkJ2tnB00
ー漁港ー

女戦士「そう、あの腐れ賢者から召集の手紙をもらった私は剣を研ぎ、故郷に別れを告げ、船でここまでやってきた」

女戦士「結構辛い旅ではあったけれど、作り話に踊らされたまま終わらなくて良かった」

女戦士「遠回りしたが、良い旅だったな」

女戦士「そうか、今まで歩んできた道を、私は振り返りながら歩いている」

女戦士「・・・まるで走馬灯ツアーだな」

女戦士「さあ、ここから船に乗れば私の故郷だ」

女戦士「そして、走馬灯も終わり、胎児に戻る。次はどのような自分になっているだろうか?普通の女か?それとも・・・」

女戦士「なんちゃって。意外とロマンチストな私だ」

女戦士「・・・もう、死んでしまってもいいのかもしれないな」ボソッ

女戦士「自業自得なのは分かっている。だのに、この自己嫌悪から逃げ切れる自信が無い」

女戦士「つまらない人生では・・・なかったよな?女勇者に遊び人に、それにマスターもおもしろい奴だった・・・」

女戦士「魔王、あいつにも感謝しないと」

女戦士「エルフ・・・」

148 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:46:37.35 ID:lkJ2tnB00
ー船上ー

ザザーン

女戦士「この水平線も懐かしいな・・・」

船長「お、お前は!無事に帰ってきたのか!」

女戦士「ああ、久しぶりだな。相変わらず元気そうだ」

船長「わははっ!しかし、少し見ないうちに立派になって・・・勇敢なお前を、俺は誇りに思っているよ」

女戦士「そうだな・・・力ばかり強くなって」

女戦士「(中身は、ギリギリの状態なんてな・・・)」

ー女戦士の故郷ー

船長「ふぅ、ついた。おい、よければうちに寄っていかないか?かみさんも喜ぶしさ」

女戦士「いや、今日は久々の家でゆっくりしたいんだ。掃除もしたいし」

船長「そうか?まあ夜にでも来てくれ。そしたら俺もご馳走にありつけるんだ」

女戦士「毎晩たらふく食わされているから、そんな腹になっちまったんだろうに」

船長「かーっ!勘弁してくれよ」

女戦士「ふふっ。じゃあな」バイバイ

トボトボ

道具屋の女将「あらー!お帰りなさい!」

女戦士「やあ」

道具屋の女将「どうしたの?久しぶりの故郷でしょ?もっと笑顔笑顔!」

女戦士「は、はははっ・・・」ジトジト

149 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:48:10.03 ID:lkJ2tnB00
ー実家ー

女戦士「この花瓶の下に・・・誰も花の面倒はしてくれないんだな。あった」

カチャカチャ ギギーッ

女戦士「ただいま・・・」

パタン

女戦士「うわー埃がたまってるな」

額縁「・・・」ニコニコ

女戦士「母さん・・・ただいま」

女戦士「少しお世話になるね」

額縁「・・・」ニコニコ

女戦士「・・・」ジワッ

女戦士「消えてしまいたい。母さんのとこへ行きたいよ・・・」グスグス

女戦士「母さん、私は最低な人間だよ・・・」

女戦士「・・・そして弱虫だ・・・母さんの様にたくましくあろうと生きてきたけど・・・」

女戦士「それも・・・」

女戦士「もう・・・」

150 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:49:26.11 ID:lkJ2tnB00
女戦士「うぅ・・・」グシグシ

女戦士「エルフ・・・ごめん・・・」グシグシ

女戦士「あんな軽い気持ちで・・・」

女戦士「エルフは、私達人間によって心に深い傷や劣等感を植えつけられたというのに・・・」

女戦士「その傷跡を、だれも頼んでも無いのに・・・私が勝手に掘り下げるような真似をして・・・」ポロポロ

女戦士「うぅ・・・」

151 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:50:51.53 ID:lkJ2tnB00
女戦士「はっ!?」

女戦士「寝てしまっていたのか・・・」

女戦士「もう夜だ・・・だいぶ寝てたんだな・・・」

女戦士「私の部屋へ行こう・・・」ノソノソ

ガチャ・・・

モアン

女戦士「誰も手入れをしていないんだから、当然か・・・」

女戦士「布団だけ干して、酒でも飲みに行こう。少しは埃は落ちるだろ」

バサッバサンッ
パンッパンッ

女戦士「ふぅ、すごい埃だよ」

男「お?おーい!女戦士!」


152 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:53:27.85 ID:lkJ2tnB00

女戦士「む?なんだ、お前か。元気にしてるか?」

男「元気だとも!帰ってきたのか?」

女戦士「少し・・・静養にな」

男「そうかー!後でまた酒場で!じゃなー!」

女戦士「あいつはいつも私に付きまとってきてたからな・・・」

女戦士「幼馴染・・・か・・・」

153 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:54:10.07 ID:lkJ2tnB00
ー酒場ー

ヒソヒソ ヒソヒソ・・・

女戦士「・・・」クイッ

「女戦士じゃないの・・・」ヒソヒソ
「あぁ・・・智謀者の女勇者や魔王と手を組んで、国王の城を半日もしないうちに壊滅させたんだぜ・・・」ヒソヒソ
「しーっ!あの子は立派じゃないの!なんでそんなことを言うの!」ヒソヒソ

女戦士「(悪口は聞こえないように言え・・・)」チラッ

女戦士「(小さな漁村だからな・・・私は異色な存在なのかもな・・・)」

女戦士「(ふふっ死に場所としてはやだな)」

カランコロン

男「おーいマスター、ビールだ!」ドカドカ

「やだわ、帰りましょ」ソソクサ
「そうね、あんな男が来るとお酒もまずくなるわ」ソソクサ

男「おう、女戦士じゃねーか。早速来てくれて嬉しいぜ!」

女戦士「ふふっ。言われなくても来るだろうに」

男「そうだよな。なあ、よかったら俺の家で飲まないか?」

男「ここの酒は城下町の酒と比べるとまずくてしょうがねえからな」

マスター「ああ、さっさと帰ってくれ」

男「ちっ、愛想のねえ。女戦士、行こうぜ」グイッ

女戦士「あ、あぁ」

154 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:55:39.95 ID:lkJ2tnB00
ー男の家ー

女戦士「ちゃんと綺麗にしているんだな」

男「そりゃそうだろ。なあ、立ってないで座れよ」

女戦士「あぁ、ありがとう」

女戦士「しかしあんなこと言って、マスター気を悪くしなかっただろうか」グビッ

男「いいんだよ、こんな村。よそ者を受け付けず疎外感を排他主義にすり替え、おまけに閉鎖的で埃塗れの魚臭い、つまらん村だ」

女戦士「それでも、私には帰る場所はここしかないんだがな」ゴクゴク

男「女戦士、相変わらずよく飲むな」

155 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:56:24.26 ID:lkJ2tnB00
女戦士「(あぁ、酒は良い。エルフの事も、死に場所がどうのだの、どうでも良くなってくる)」

女戦士「じつは、少し向こうでの生活が息苦しくなってな。だから急に戻ってきたんだ」

男「そうだったのか。いいじゃねえか、俺でよければいつでも迎えてやるぜ?」

女戦士「お前がかー?ふふっ」

男「いつまでもガキのままの二人じゃねえんだ。いつかは人生を共にするパートナーを見つけなくちゃならねえ」グビッ

女戦士「・・・そうだな」グビッ

156 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:57:43.57 ID:lkJ2tnB00
男「女戦士!」ギュゥ

女戦士「男・・・」

男「ダメだ・・・この気持ちは抑えられそうにない!」

女戦士「ふ・・・ふむぅっ!」

ドサッ

女戦士「な、なにをする?」ドキドキ

男「こうするのさ」ノシッ

女戦士「!」

男「好きだ・・・女戦士・・・」

女戦士「・・・」

女戦士「・・・あぁ」ギュゥ

157 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:58:49.25 ID:lkJ2tnB00

男「はぁっはぁっ・・・なんだこの服は!脱がせにくいったらありゃしねえ!」ブチッブチッ

女戦士「ま、まて!乱暴にしないでくれ!」

男「いいじゃねえか。俺はお前が好きなんだから」

女戦士「そういう問題じゃない!」

男「はっお前もわかっていたんだろう?」

女戦士「・・・なにを?」

男「お前にもそういう気があったんだろって聞いてんだ」

男「誘ったらのこのこ着いてくるなんて、普通の女じゃしねえもんな」

女戦士「私は、てっきり・・・」

男「しかしなんだ?いつも思っていたが、すげえ体だぜ」

男「このやらしい体とその端整な顔で、どれだけの男を魅了したんだ?言ってみろよ」モミモミ

女戦士「ふざけるな!私はこんなことをするのはこれが初めてだ!」

男「ほぉ〜ん。嘘かもしれないが、楽しみだな」

男「いつもどうやったらこの体を犯せるか、そればかり考えていたんだぜ俺は!」

158 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 02:59:38.89 ID:lkJ2tnB00

女戦士「離せ!このっ!」バキャッ

男「いてぇ!くそう!黙って股を開いてればいいんだよ!」

女戦士「!」

〜回想〜

エルフ「私達は、このようなことをされる為に存在しているのではありません!」

〜回想 おしまい〜

女戦士「私は・・・私は、こんなことをされる為に帰ってきたんじゃない!離せ!」ブンッ

男「ぐぅっ!」

ズシャッ パリン

男「な!」

女戦士「・・・」フルフル

ガチャッ

タッタッタッタッタ・・・

男「待てよ!くそう、ビッチが!」

159 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:00:26.22 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士 実家ー

ガチャッ バタンッ

女戦士「はぁっはぁ・・・」

女戦士「ふぅ、ふぅ」

ドサッ

女戦士「・・・」

女戦士「・・・」ジワ

女戦士「う、うぅ・・・」ポロポロ

女戦士「エ、エルフ・・・こんなに辛いだなんて・・・」

女戦士「うわぁぁぁ・・・あ、ぁああ」ボロボロ


160 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:02:32.99 ID:lkJ2tnB00
女戦士「エルフ・・・」

女戦士「お前の言っていた事・・・理解できたよ・・・」

女戦士「私も、お前が私に惚れているだろうと勘違いをしていたんだ・・・」

女戦士「ただ、慕ってくれていただけ、それだけかもしれないのに」

女戦士「つくづく、私は最低だったんだな・・・」

女戦士「・・・」ジワーッ

女戦士「・・・」

女戦士「・・・」クンクン

女戦士「あいつに触られた体のままで布団に入るのはやだな・・・」


161 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:04:09.63 ID:lkJ2tnB00
ー風呂場ー

女戦士「(少し落ち着いた)」

女戦士「エルフ、心配してるだろうな・・・もう二日目の夜だ」

〜想像〜

エルフ「マスター、女戦士様は来ていないですか?」

エルフ「そうですか・・・見えたら、早く戻られる様に伝えてもらえますか?」

エルフ「なんで帰って来て下さらないのかしら・・・」

エルフ「お夕飯が冷めてしまいます・・・」

エルフ「女戦士様ぁああ!私のせいで!わぁぁあん!!」

エルフ「ごめんなさい!ごめんなさい!女戦士様がいなくなったの、私のせいなんです!」グスグス

〜おしまい〜

女戦士「・・・」グスッ

162 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:05:00.54 ID:lkJ2tnB00

女戦士「・・・」

〜回想〜

エルフ「お、女戦士様・・・昨日の続き、してもいいですよ?」
エルフ「私・・・覚悟しましたから・・・」

〜回想終わり〜

女戦士「それでもあいつは・・・」グスグス

女戦士「あれが私の気まぐれだとも知らずに・・・」

女戦士「心底嫌なことを・・・嫌われまいと、覚悟までして・・・!」グスグス

女戦士「うわぁぁあ・・・あぐっえぐっ」ポロポロ

163 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:05:44.44 ID:lkJ2tnB00
ー女戦士 自室ー

女戦士「そうだ、あいつは期待に答えようと・・・」

女戦士「それなのに・・・私は寝た振り・・・」

女戦士「最低だ・・・ますます私は最低だ!」ワナワナ

女戦士「エルフ・・・」グスグス

女戦士「エルフぅ・・・なんで・・・今更なんでお前がこんなに恋しいんだ・・・」ジワーッ

女戦士「・・・」

女戦士「本当に人間とは、最低な生き物なのだな・・・」グスグス

ドンドンドンドン

女戦士「まさか・・・エルフか?来てくれたのか?」

164 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:07:08.42 ID:lkJ2tnB00
女戦士「だ、だれだ?」

男「よう、ちょっと開けてくれよ」ガンガン

女戦士「(な・・・この雰囲気は、一人じゃないな)」

女戦士「帰ってくれ。私の部屋には剣がある。ドラゴンでも平気で叩き殺すぞ」

男「ひ、ひぃぃ!」ドタドタドタドタ・・・

女戦士「・・・くそうっ!!」

バキャンガシャンッ

女戦士「ええいっ!」

パリンッ

女戦士「(物に当たってどうする・・・)」

女戦士「(なんでエルフだと思ったんだろうか)」

女戦士「(おとぎ話じゃあるまいし・・・)」

165 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:09:23.53 ID:lkJ2tnB00

女戦士「・・・もう、忘れてしまおう。何もかも・・・」

女戦士「心残りなのは、あの村と、エルフのことだけだ」

女戦士「ちゃんと会って謝りたかったが、もうそんな気力もない・・・」

女戦士「忘れたい・・・無事忘却に・・・辿り着けるだろうか」スチャッ

女戦士「・・・!」ブルブルブル

額縁「・・・」ニコニコ

女戦士「くっ・・・!!」ブルブルブルブル

額縁「・・・」ニコニコ

女戦士「わ、私には死ぬ勇気すら・・・」ブルブルブル

コンコンコン!

女戦士「・・・」

女戦士「帰らないと、今度こそ刺し殺すぞ」

女戦士「本気だ。今の私は何よりも残酷だ」

シーン

女戦士「・・・」

コン・・・コンコンコン!

女戦士「最後の最後で、私が殺人者になるとはな・・・」


166 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:10:23.29 ID:lkJ2tnB00
コンコンコンコン!

女戦士「・・・堂々と玄関から入ってきたらどうなんだ?」

コンコン・・・!

女戦士「さあ来い」スチャ

オンナセンシサマ?

女戦士「な・・・まさか・・・」

オンナセンシサマ? ソノママデキイテクダサイ
ワタクシハモウ アノムラカラデテイキマス
モウ ツライオモイヲサレナクテモヨイノデス  
ジブンヲオイツメルノハ オネガイデスカラ
モウヤメテクダサイ

女戦士「・・・」

カランッカラン

167 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:13:01.92 ID:lkJ2tnB00
ワタクシモ  カンガエマシタ
ワタクシガ  マンゾク デキレバイイト
  ソレユエニ     オンナセンシサマガ  ツライオモイヲサレテイタト
キヅケマセンデシタ   ワタシハ オロカモノデス
      デスカラ  ヒクッ  デスカラ

女戦士「・・・」ジワーッ

タッタヒトコト  ワタシニ  アイシテイルト
ソレダケデカマイマセン  アノヨルノオンナセンシサマニ  モウイチド
    アワセテクダサイ
   デモ    ソレスラユルシテクレナイノデスネ
  ウゥ  ウワァァァアン

女戦士「」

オンナセンシサマ  ワタシハ  アナタヲアイシテマス
コレダケ  オツタエデキレバ  クイハアリマセン
    サヨウナラ  アナタノ  メノマエニ

女戦士「・・・!(何をしている!開けないか!)」

エルフ「      もう、現れません       」

女戦士「(や・・・やめろ)」フルフル

168 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:14:01.28 ID:lkJ2tnB00
ガチャッ!

エルフ「はっ・・・!」ガバッ

女戦士「え、エルフ・・・」グスグス

エルフ「お、女戦士様・・・私・・・私・・・」ボロボロ

女戦士「・・・入れ!」グイッ

エルフ「うぇ・・・?きゃ!」

バタンッ

女戦士「・・・」ギュゥ

エルフ「お、女戦士様・・・?」

女戦士「私を、えぐっ、あ、愛しているというのは」

エルフ「・・・」コクコク

女戦士「ほ、本当か」

エルフ「はい・・・!はい!」ギュウッ

エルフ「女戦士様を、誰よりも!」

169 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:18:08.07 ID:lkJ2tnB00
ドサッ

エルフ「お、女戦士様が望まれるのであれば・・・」スルスル

女戦士「ばか!」グスッ

エルフ「ひっ!すみません!」

女戦士「お前はそんなことをする為に生まれてきた訳じゃないだろが!」グスグス

エルフ「女戦士サマ・・・泣いておられるのですか?」

ぎゅうっ

エルフ「お、女戦士様!?」

女戦士「頼む・・・今だけ、ウグッ、泣かせてくれ・・・」ポロポロ

エルフ「・・・はい・・・」ギュッ


170 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:19:46.17 ID:lkJ2tnB00
女戦士「えぐっ・・・ひ、人肌は良い・・・もんだよ・・・えぐっ」

エルフ「・・・はい」ギュッ

女戦士「わた、私が小さな頃も・・・母さんはよくこう、えぐっ、こうしてくれたよ」

エルフ「・・・はい」

女戦士「わ、悪い村じゃ、ないだろ?でもな、わ、私が帰ると、皆、白い目でみ、見るんだ」

エルフ「・・・はい」

女戦士「える、エルフ?」

エルフ「・・・ここにいます」ギュッ

女戦士「無理させて、ひっく、ごめん」

エルフ「私の方こそ・・・窮屈な思いをさせてしまって・・・」

女戦士「今度は、私が、えぐっ、お前を安心させる、から、村へ、村へ帰ろう・・・ひっく」

エルフ「・・・いえ」

エルフ「傍にいれるだけで・・・それだけで、いいのです」ギュッ

171 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:20:28.98 ID:lkJ2tnB00

女戦士「・・・」

エルフ「・・・落ち着きましたか?」

女戦士「あぁ・・・声を挙げて泣いたのなんて、久しぶりだ」ギュウ

エルフ「いいんです」

エルフ「私は、女戦士様の傍に入れるだけでいいと言いました」

女戦士「うん・・・私もそうして欲しい」

エルフ「うふふっでもそれは余りにもわがままだったのです」

女戦士「そんなことない」

エルフ「私のエゴの檻に、女戦士様を閉じ込めていたんだと、反省しました」

女戦士「そんなことないって!」

エルフ「嬉しいです・・・」スッ

チュウ

女戦士「!」

172 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:21:31.69 ID:lkJ2tnB00
女戦士「ふむっ!え、エルフ、それはもう良いんだ。こんな関係なくても、私も一緒にいれればいいか――」

エルフ「さっきから、他の人の匂いが香ってきて、嫉妬しちゃいました」

女戦士「いや、さっき男に無理やり犯されそうになったんだ」

エルフ「」

女戦士「その時に、エルフから言われた言葉をそっくりそのまま返してやったよ。ハハハ」グスッ

エルフ「そうですか」

エルフ「では、相手が私ではだめですか?」

女戦士「いや、そんな・・・でも・・・」

エルフ「私が女戦士様の体を清めます。それでは、だめですか?」スッ

女戦士「あ、ああ」

173 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:22:16.36 ID:lkJ2tnB00

エルフ「さあ、そんな獣のにおいのする服は脱いでしまいましょう」

女戦士「あ、余りみないでくれよな」スルスル

エルフ「素敵です・・・女戦士様・・・」チュウ

ギシッ

女戦士「ふ、んむっ・・・はぅ」ギュゥッ

174 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:23:38.20 ID:lkJ2tnB00
女戦士「あぁっ!そこは、敏感なん、だ・・・!」

エルフ「(女戦士様?私は、あなたを確かに愛しています)」モミモミ

女戦士「うぅ・・・ふ、んむっ」チュッチュパッ

ススッ

エルフ「(女戦士様を檻に閉じ込めていたと、そして反省していると、言いましたよね?あなたを私の鳥かごに閉じ込められたら、どれほど素敵か)」アムッコリコリ

女戦士「・・・あぁっ!」ギュウッ

エルフ「(もちろん服は着せません。あなたの裸体をさえぎるものは、なにもいらないのです)」チュパッ

女戦士「はぁ、はぁ、・・・うぅ!」

エルフ「(食事を食べさせるのも私、その長い髪を梳かすのも私)」レロレロ

女戦士「・・・!!///」

エルフ「(そう、私だけの、女戦士様・・・この裸体・・・誰の目にも、肌にも・・・二度と触れさせない)」ガリッ!

女戦士「あぁぅっ!?」ギュゥゥゥッ!

ススッ

エルフ「(だれがこの美しい体を犯そうとしたですって?)」チュゥ

女戦士「はぁ、はぁ・・・うむっちゅっ・・・れろ・・・」

175 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:24:27.08 ID:lkJ2tnB00

エルフ「(そう、女戦士様はこれでいいの)」チュッチュパッ

女戦士「ふむっ・・・あぁ・・・好きだ、この唇が、お前が・・・」ナデナデ

エルフ「(体を洗ってあげるのも私、耳掃除をしてあげるのも私、退屈しないように踊りを舞うのも、絵本を読んであげるのも私)」

ススッ

女戦士「え、エルフ?そ、そこは・・・」

エルフ「(夜になったら私のベッドで一緒に寝るの。子守唄を歌うのも、私。そう、私で全てを満たしてあげる)」グネグネ

クチュクチュ

女戦士「あぁうっ!そ、そこはぁぁあ・・・!ふむっ!?んぅ・・・レロ・・・ちゅぱ・・・」ギュゥゥゥウッ!

ススッ

176 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:25:43.40 ID:lkJ2tnB00
エルフ「(体が寂しくなったのなら、すぐに鍵を開けて外に出してあげる。そして毎晩でも、いつでもどこでも女戦士様の寂しいところを満足させてあげる。私を使っていつでもどこでも欲を満たすの。私は嫌な顔一つせずにそれに答えてあげるから)」

女戦士「はぁはぁ・・・エルフ?な、なにを・・・」

レロレロレロ チュルッ!ズズッ
ズチュズチュズチュズチュ

女戦士「いやあっ!!ダメっ!やめて!」ガクガク

エルフ「(そして、終わったら私の腕の中で女戦士様は眠るの・・・女戦士様は私の創り出した夢を見ながら、私の腕の中で無邪気に微笑むの)」

ジュップジュップ
レロレロレロレロレロ!!

女戦士「ひぅっ!?あ、ああ・・・はぁんっ!」ビク・・・ビクッ

エルフ「(そして、それを一晩中見つめていられるのは私だけ。女戦士様は私を捕まえたし、今、私も女戦士様を捕まえた。もう二人とも逃げられない)」

女戦士「える・・・エルフ・・・腰が変だ・・・もう少しの間、だけ、抱きしめていてくれないか?」フルフル

エルフ「はい・・・愛してます、女戦士様」ギュゥ

エルフ「(私ももう、あなたから逃げられません・・・)」

fin


177 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 03:32:13.58 ID:lkJ2tnB00
これで、おしまい。
誰も起きていない中、規制に怯えながらシコシコ書いたんだ
もう続編もないので、寝ます。

明日というよりも今日か。
じゃあな。

少しでも共感してくれる人がいるといい。

178 :名も無き被検体774号+:2010/12/20(月) 21:41:32.77 ID:yXhcxX4hO
age

179 :名も無き被検体774号+:2010/12/21(火) 07:33:17.25 ID:CdULPhFwO
さすが+だな
コメ少なすぎwww
>>1
面白かった

180 :名も無き被検体774号+:2010/12/21(火) 08:16:27.81 ID:TKid5IWMO
エロはいいな


181 :名も無き被検体774号+:2010/12/21(火) 14:36:58.18 ID:gNJU1HrD0
面白かった!
>>1乙!

182 :名も無き被検体774号+:2010/12/22(水) 06:26:48.69 ID:K8TzKSVQ0
うへへ。
なにか反響あるかとたまにチェックしにきてるんだぜww
気持ち悪い?ねえ、気持ち悪い?

183 :名も無き被検体774号+:2010/12/22(水) 13:25:34.10 ID:VnIQZjPa0
天気いいから、書いちゃうぞ〜

184 :名も無き被検体774号+:2010/12/22(水) 13:29:14.99 ID:VnIQZjPa0
ー酒場ー

女勇者「すみません、ってマスターに聞けばわかるって、この手紙に書いてあるって言えば良いって、これに書いてあるんですけど」

マスター「ああ伺ってるぜ、お姉さん。なかなか美人じゃないか」ジロジロ

女勇者「・・・」チャッ

マスター「ひっ!」

女勇者「さっさと差出人の下へ通して」

マスター「わ、わかったから収めてくれ!な?」

女勇者「・・・」ススッ

マスター「ちょっと、どこかに座って待っててくれ」

女勇者「手荒な真似してごめんね」

185 :名も無き被検体774号+:2010/12/22(水) 13:30:40.51 ID:VnIQZjPa0
女勇者「(決闘だろうか、それとも討伐の依頼だろうか?)」

女勇者「はぁ・・・」

女勇者「(どちらにせよ、一癖も二癖もありそうな奴が来そうね・・・)」

カサッ

女勇者殿
明朝9時に酒場にて待つ
しばらく帰れなくなると存ず、身支度を整えた上、ご足労願う
マスターにこの手紙のことを伝えること
剣は必ず持参すること
     以上

女勇者「・・・」

女勇者「これは決闘の線かな・・・少し有名になるとすぐこれね」ボソッ

186 :名も無き被検体774号+:2010/12/22(水) 13:32:02.27 ID:VnIQZjPa0
マスター「お姉さん、案内します。こちらへ」

女勇者「その呼び方は今すぐにやめてください」

スタスタスタスタ・・・

マスター「この部屋に控えています。どうぞ」

女勇者「ありがとう。もういいわ」

ますたー「それでは、ごゆっくりと」

女勇者「さっさと終わらせて帰ります」



ガチャッ

男「女勇者さんですね?」

女勇者「手紙の主はあなたですか?」

男「左様で御座います。どうぞおかけになってください」

ズズッ

女勇者「(司祭の様な男が一人、そして傭兵らしき女が一人か・・・こいつと?)」チラッ

女勇者「じゃあ、用件を伝えてくれますか?回りくどいのは嫌いなので」

男「そうですか。それでは単刀直入に・・・」

男「魔王の存在を知っていますね?」

女勇者「(あら、全然見当違い)」

女勇者「魔物なら何度も退治したけど、その頂点に君臨する存在、と捕らえてもよろしいですか?」

男「お察しの通りで」

やばい、仕事に戻る。

187 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 02:07:43.40 ID:mVLA4a430
>>182
気持ち悪りぃよ

もっと書け

188 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:49:27.60 ID:e0sOvvB80
男「今までは冷戦状態にあった我が国と魔王軍が、いまや一食触発の状態にあります」

男「最近になって魔王軍は小さな集落を次々と襲うようになりました」

女勇者「へえ・・・」

男「国も極秘に部隊を結成しては派遣しているのですが、帰ってきたものは一人もいません。しかし、これを大々的に戦争へと発展させれば、我が軍は多数の命を失うことになります」

男「例えこの戦争に見事勝利したとしても、です。それを国王はどうしても避けたいと考えています」

女勇者「でも魔王軍の存在、侵攻、虐殺、部隊の派遣、どれも私達の耳には入ってきていないですね」

男「そこです」

189 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:50:25.37 ID:e0sOvvB80
女勇者「どこ?」キョロキョロ

男「・・・。魔王軍が勢力を広げ、陣地を拡大しているということが国中に伝われば、たちまちこの国はパニックに覆われてしまいます」

男「恐怖を植えつけられた民は慌てて逃げ惑い、常日頃から忠実な兵士達ですら故郷へ駆けつけ・・・」

男「国が廃れていけば、魔王軍の侵攻はこれ見よがしに活発になり、我が国は防衛線を張ることもならないままに・・・」

女勇者「・・・」

男「あっという間に攻め込まれ、滅亡してしまうでしょう。魔王軍の思うがままです」

男「あなたはこの国の生まれ。そしてその能力を与えてくれた両親も居ます」

男「魔王城を見つけ出し、厄災の象徴である魔王を討ち取って頂きたいのです」

190 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:52:20.98 ID:e0sOvvB80
女勇者「厄災の象徴って・・・。そんなの私だけじゃあ無理でしょう。私に命を捨てて来いと命じているも同じではないですか」

男「あなたはドラゴンを何度も退治し、勇者の名を欲しいがままにされています」

女勇者「ドラゴンなら依頼があって、何回かやっつけに行ったけど・・・勇者って言っても勝手に呼ばれてるだけですし。まあ悪い気はしませんが」

男「ちなみにその依頼を最初に出したのも私です。では魔物の退治はどうでしたか?」

女勇者「魔物は知恵が無い分パターンが読めて、ドラゴンに比べればお茶の子さいさいね。一度に五匹までなら相手に出来るわ」

男「頼もしい。最悪、王は喜ばないかもしれませんが、魔王の拠点を突き止めて報告に帰るだけでも構いません」

男「今回は凄腕の戦士にも、この依頼をしています。ドラゴンをねじ伏せる人間が二人も居れば、今まで派遣した部隊とは比にならない程の活躍が見込めます」
男「これは魔王軍に占領された集落や村の救出の為ではではなく、あくまで恐怖の象徴、そして悪の根源である魔王を討ち取る為だけに結成されたものです」

女戦士「私も初めて聞かされてびっくりしているが、よろしくな」

女勇者「(げっ。すごい自信ありそう・・・)こ、こちらこそ」

男「女戦士さんは小さな漁村を蛮族から一人で守り続け、その名を広げるうちにドラゴンの討伐隊にも参加するようになり、その腕前は隣国の王が私に推薦された程です」

男「ちなみに私も途中で合流しますので、ご心配なく。私は賢者と申します。回復の術をエルフから教わっております」

男改め賢者「信用していない訳ではありませんが、これから家に支度を整えに向かうのは禁止します。他言無用ですので」

女勇者「じゃあ準備できないじゃない。そんなスケールの大きい話だって分かってるんなら最初から言っておいてよ」

賢者「すみませんが、物資は店で整えてください。この袋にはなんと、軍資金が入ってます」ジャリ

賢者「それでは支度が済み次第、出てください。失礼します」

女勇者「あらぁ・・・」


191 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:53:44.22 ID:e0sOvvB80
ー酒場ー

女勇者「とりあえず、初めまして、ですね」

女戦士「そんなにかしこまらなくても良いじゃないか。気楽に進めようぜ」

女勇者「そうね。でもなんかまだ信じれないよね。だいたい魔王って、本当に実在していたのね」

女戦士「ん〜、私の国には魔王はいないからさっぱりだ」

女勇者「どうする?恐ろしく強い奴だったら」

女戦士「とりあえず、魔王城を見つけた時点で考えようか」

女勇者「そうね。お金ももらったし、少し腹ごしらえして行こうよ」

女戦士「賛成、賛成」

女戦士「おーいドスケベ変態マスター、ビールと肉をくれ。聞こえてるか?おい変態、返事しろよ変態コラ」

女勇者「(ど、ドスケベ変態マスター・・・)じゃあ、視姦マスター。あたしはお肉だけでいいや」

マスター「すみませんでした」

192 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:54:25.06 ID:e0sOvvB80
ー城門ー

女勇者「ううー。どこからどう行けば良いのよ・・・宛ての無い旅よねこれじゃ」

女戦士「地図もってるだろ?」

女勇者「はいこれ」カサッ

女戦士「あらあ・・・この国は村や町がたくさんあるね。じゃあ、近くの町や村から当たらない?この国から遠ざかるにつれ、魔王に滅ぼされた村なんかがあるだろうし、そこから手がかりを掴めばいいと思う」

女勇者「わぁー。旅慣れてるね!じゃあ、近くの村から行こうか!」

女戦士「おしっ!そうすれば無駄に歩き回らなくてすむな!我ながら名案だ、うん」

女勇者「あははっ」

193 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:55:13.88 ID:e0sOvvB80
ー一つ目の村 道中ー

女戦士「しかし、勇者って呼ばれてるってすごいよな。なにしたらそんな風に呼ばれるんだ?」

女勇者「あたしは騎士団の人間から剣術ばかり習っていたから、気づいたら魔物退治とかに連れて行かれる様になっていって・・・そのままダラダラやってたらそう呼ばれてた」

女戦士「すごいな。羨ましいよ」

女勇者「でも、勇者って持ち上げられて良い様に使われてる気もしないけどね。でも一応弱きを助ける存在としてやってるつもり」

女戦士「素敵だな。私は完全に生活のために番人をしてきたからな」

女勇者「どこから来たの?」

女戦士「隣の国だよ。天候にもよるけど、船で一日くらい」

女戦士「まあ・・・居心地の余り良くないとこだよ。小さな村だからよそ者には冷たいし、男はこうで女はこう、みたいな村だから。私も傭兵になってからは前代未聞の女として白い目で見られるようになったしね」

女勇者「そっか・・・ごめんね、変なこと聞いちゃって」

女戦士「いいって。新しく住む場所を探してるから、もしかしたら君の国の城下町に住むかもね。わかんないけど」

194 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:55:59.07 ID:e0sOvvB80
女勇者「さて、極秘、でしょ?軽く聞いてみよっか」

女戦士「そうだな。おいそこの」

男「んぁ?」

女戦士「私達は傭兵をしているんだが、この村は最近魔物に襲われたりしていないか?」

男「あ〜あ、ダメだ。魅力なし」

女勇者「なんだそりゃ・・・あんたみたいなちゃらい奴に好かれるようじゃ、その女もたいしたことないね」

女戦士「その格好は外来者だろ?」

男「まあな。エルフの里で魔法を勉強していたんだが、そこのエルフと恋仲に堕ちそうになって追放されちまったい」

女勇者「ばっかだねー」ケラケラ

女戦士「で、今はなにしてるんだ?」

男「旅さ。何もすることが無いから、何かしたいことが見つかるまで旅をしてみようと思ってさ。まあ貯金が尽きるまで」

195 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:57:07.32 ID:e0sOvvB80
女戦士「風来坊か・・・」

男「お前ら、流れの傭兵だろ?似たようなものじゃないか。なんか良い国知らない?」

女勇者「残念。今日二人でコンビを組んだばかりで、今城下町から出てきたとこなの」

女戦士「最初の街がこれだ。最悪のスタートだな」

男「へぇ〜・・・なあ、男手も必要だろ?一緒に連れてってくれよ」

女勇者「・・・目的は?」

男「勘違いしないでくれよ。宿は別の部屋でいいし、席を外して欲しい時は気兼ねなく行言ってくれ。あんたらに興味があるんじゃないんだ。流れている間だけでも良いからさ」

女戦士「旅は道ずれ世は情け・・・か」

男「お、良い言葉知ってるな。今過ごしてる時間を手記にしてまとめたいからってのもあるけど、フラフラしながらでも今を充実させたいんだ。いいだろ?頼むよ」

女戦士「よし!気に入った!」

女勇者「ちょっと、いいの?賢者に叱られるよ?」

女戦士「大丈夫だよ。荷物係として雇ったってことにすりゃ。手伝いを雇ったらいけねえなんて言われてないしさ」

女勇者「まあ、そっか。じゃあよろしく、荷物持ちさん」

196 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:58:00.28 ID:e0sOvvB80
女勇者「うーん、やっぱ魔物の姿を見た人なんて何処にもいないみたいね」

女戦士「さて、どうしようか・・・」

男「とにかく流れるのならもう少し国から北に流れたほうが良いよ。険しい山が聳え立ってるけど、未開拓の場所も多いし、奥地まで行けば魔物だってそれなりにいる」

女戦士「まあ、そうするか」

女勇者「じゃあ北へ行けば・・・」カサカサ

女戦士「どれどれ・・・寄る町は二つってとこだな」

男「じゃあ、出発かな?」

男「・・・?」ビビッ

女勇者「どうかした?」

男「魔力の気配・・・魔族かな?」

女勇者「(魔族??)」

テクテク

賢者「女勇者さーん、女戦士さーん。私ですー」テクテク

197 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:58:41.84 ID:e0sOvvB80
女戦士「あっちゃー、早速ご到着だよ。男、荷物持ちとして無報酬に近い額で無理やり雇われたって言えよ?」

男「任せておけ」

賢者「遅れてすみません。早速聞き込みですか?頼もしいです」

女勇者「いや、この村には魔物の姿を見たものもいない。未開拓地の多い北へ行こうとしてるとこ」

賢者「そうですね、それでは行きましょう」

テクテク

男「・・・」

女勇者「・・・」

テクテク

賢者「あのー・・・」

女戦士「なんだい賢者」

賢者「旅のお方、行き先が同じなのですか?それとも何か他の意図があるのですか?」

198 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 04:59:41.98 ID:e0sOvvB80
女戦士「いや、こいつh」

男「荷物を運ぶ、野宿の際の見張り、聞き込みなどの雑用で雇われました。風来坊なので、遊び人とでも呼んで下さい」

女戦士「(いけしゃあしゃあと・・・達者な口だ)」

賢者「そ、それは構いませんが・・・女勇者さん、ちょっと・・・」スススッ


ボソボソ

賢者「得たいの知れない人物ですが、安心して任せられるのですか?」

女勇者「大丈夫よ。得体の知れない人間だから使い捨てもできるし、あたしたちは流れの傭兵ってことにしてあるから」

賢者「それもそうですね」

賢者「遊び人さん、私は賢者です。色々ご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いします」

遊び人「へいよ」

199 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 05:00:38.30 ID:e0sOvvB80
ー第二の寄り道(町)ー

女戦士「じゃ遊び人、あんたも聞いてきてくれ」

遊び人「かしこまりっ」

オーイ オネエサン カワイイフクダネ
キヤスクチカヨラナイデ ヨ ナニヨソノカッコ

賢者「まあ・・・彼も悪くない人でしょうね」

女勇者「はぁ・・・私も被害にあってないか聞いてきます」

賢者「ちょ、ちょっと待ってください。ひ、被害?さっきの町でもそうですが、いったい何を聞いてくるんですか??」

女戦士「だから言ったじゃないか。流れの傭兵なんだから、魔物を最近目撃してないかだけ聞いてるのさ」

賢者「そ、そうですよね」

女戦士「ほら、賢者さんも早く聞いてきてくれよ」

200 :名も無き被検体774号+:2010/12/23(木) 05:13:16.22 ID:mVLA4a430


201 :名も無き被検体774号+:2010/12/25(土) 12:51:18.98 ID:S648Y51hP
し◯

202 :名も無き被検体774号+:2010/12/25(土) 15:50:26.38 ID:SzNk+fHtO
クリスマスにこそ書けよ













書けよ

203 :名も無き被検体774号+:2010/12/25(土) 17:58:57.20 ID:iE1Viu/s0
追いついた。支援

204 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:02:34.90 ID:HuIvH7YD0
高円寺からタクシー使ったら4500円も取られてしまったよ。
クリスマスなんてろくなもんじゃないな。
〉〉203 
放置してごめんよー。

ー酒場ー

女勇者「最近は魔物がうろついてることはないみたいね」

賢者「同じくです」

女戦士「マスター、ビール」

遊び人「だからさ、本当に一目ぼれしたんよ。だからさ」

女「困るわよ。大体あんたってチャラチャラしてるから嘘か本当かさっぱりわからないわよ」

コソコソ

女勇者「(あれって、ナンパってやつ?)」

女戦士「(あぁ・・・きっと食事をご馳走するとか適当なことを言ってつれてきたんだろ。私達がここで作戦会議しているとも知らずに)」

アーダコーダ
ソリャヒドイヨ

遊び人「俺だってチャラチャラしてるだけじゃないんだぜ。流れの傭兵さんに雇ってもらってるんだから。ほら、あいつら」

女「へぇ〜・・・傭兵ねぇ・・・」チラリ

女勇者「あ、あら。奇遇ですね荷物持ちさん」

女「ぷーっ!荷物持ちとして雇ってもらってるんだ!」クスクス

205 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:06:01.64 ID:HuIvH7YD0
遊び人「なんで笑うんだよ。そうだ、ここらへんで魔物の姿を見たことはないか?あいつらなら退治してくれるぜ」

女「魔物・・・私はここには買出しに来ただけだから」

遊び人「ほぇ〜。どこから来たの?」

女「そうだねー。あなたの知らない国よ。狭いし、ひっそりしてるんだから」

遊び人「どこどこ!?おいらも連れてってくれよ。良い旦那さんになるからさ」

女「ごめんあそばせ、私には思ってる人がいるの。ご馳走様、じゃあね」スタスタ

遊び人「な・・・」

女勇者「おもしろいわね、あいつ見てると」

女戦士「だろ?あーあ、あいつ、魂が抜けたようだ」

遊び人「なんて素敵な去り方・・・」

遊び人「やばいッ!本当に惚れた!ダーリン!」ダダッ

賢者「若いとはいいもんですな」ハッハッ

206 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:07:20.85 ID:HuIvH7YD0
ー宿ー

女勇者「結局帰ってこなかったわね」

女戦士「まあ・・・あれはあれでいいんじゃないか?朝になっても帰ってこなかったらほっといて次の町へ行こう」

賢者「さて・・・私は城に戻って仕事をしてきます。でも安心しました、やはり二人を呼んで正解だったようです」

女戦士「大変だねえ賢者さんも。明日はこの町へ行くつもりだから、そこの酒場で待ち合わせよう」

賢者「そうですね。でも居場所なら魔法を使えばすぐに分りますから、どんどん行きましょう!では後ほど・・・」トコトコ

女勇者「魔法って便利だよね。私もう寝るね。おやすみなさい」バイバイ

女戦士「ああ。私はもう一回酒場に行ってるからな」バイバイ

ー酒場ー

女戦士「・・・」ゴキュゴキュ

女戦士「ばはぁっ」ゲフッ

女戦士「なーんか引っかかるんだよな、賢者。全てお見通しみたいな雰囲気がさ・・・未知の存在に立ち向かう緊張感が無いって言うか・・・」

カランコロン

遊び人「よぉ、座ってもいいか?」

女戦士「お、帰ってきたか。全くよ、どこまで追いかけたらここまで時間かかるんだよ」

遊び人「まあまあ。でも、びっくりだったぜ」ガタン

女戦士「なにがさ」

遊び人「あの女、魔王か何かの使いだよ」

女戦士「(魔王!?)ん?なんでそんなことわかるんだ?」

遊び人「俺もがむしゃらに追いかけた訳じゃなくて、こっそり後を尾けたってことよ。そしたらな・・・」

女戦士「それをなんというか知ってるか?ストーカーだ」

207 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:08:33.18 ID:HuIvH7YD0
遊び人「失礼な!」

女戦士「いいから続きを話してくれよ」

遊び人「あぁ・・・えっとな、ワイバーンに跨る人間を女戦士は見たことあるか?」

女戦士「ワイバーンに跨る?どこのやすっぽい怪奇小説だそりゃ」

遊び人「本当なんだよ。どの方角に行くかだけでも確かめようと思って後をつけたんだけどな、山道に入った途端きょろきょろし始めてな」

遊び人「そっからはあっちゅーま。茂みに隠れてたワイバーンに乗って消えちまった」

女戦士「へー、そりゃすごいな。獰猛なワイバーンに乗る人間なんて聞いたことない」

遊び人「だろ?ありゃきっと魔族か魔王の使いだ」

女戦士「魔族?なんだそりゃ。新種の魔物か?」

遊び人「あら、魔族、知らないか?エルフみたいに魔法を使えるんだ」

女戦士「・・・そういえば遊び人もエルフの里で魔法の勉強をしていたと言ったな?」

遊び人「まあな」

女戦士「でも、あの女の人はエルフじゃないだろう。耳も尖ってなかったし、それくらい私にもわかる」

カランコロン

女勇者「だめね、眠りが浅すぎる。マスター、甘くてきついお酒を頂戴」

女戦士「女勇者!良いとこにきた!こっちこっち!」ブンブン

女勇者「あれ、まだ飲んでたの!遊び人、お帰り」

遊び人「よう!」

女戦士「すごい話だ。さっきの女の人、エルフだったんだと」

女勇者「うそぉ?もっとお話しておけばよかった」

遊び人「ちょっと、待ってくれよ。あれはエルフじゃない。でも魔物やドラゴンが懐くなんてのは魔族くらいのもんだろ?」

遊び人「さっきのはエルフじゃない。間違いなく魔族だ」

女勇者「魔族って何?」

遊び人「魔法を使えるから、魔族」

女戦士「じゃあエルフじゃないか」

遊び人「だーかーらっ!」

208 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:09:48.73 ID:HuIvH7YD0
遊び人「エルフと魔族は別物なの!」

女戦士「わかったよ。じゃあ魔族てのはなんなんだ?」

女勇者「そうだよ、まずそれを教えてよ」

遊び人「エルフに聞いたことあるんだよ。この世で生まれつき魔法を使えるのはエルフだけなのかと」

遊び人「そしたら、そこまで深い交流があるわけじゃないけども、魔族ってのもいるらしいんだ」

女勇者「・・・」

遊び人「人型で肌は褐色、寿命はエルフ並に長くて、人間とは違って魔物を従えることが出来て、魔王の統率のもと・・・」

女勇者「ま、魔王だって!?」ガタンッ

ザワザワ

女戦士「たはは、あのほら、なんでもないんですよ!だからお気になさらず」

女戦士「おい!気をつけろよ!」

遊び人「そ、そうだよ。魔王だよ」

女勇者「女戦士、ちょっときて」グイグイ

コソコソ

女戦士「これはひょっとすると、すごい情報なんじゃないか?」

女勇者「魔王は魔物だけじゃなく、その魔族も従えてるのね・・・しかも魔法をつかうんでしょ?」

女戦士「らしいな・・・どうする?魔族ってくらいだからウジャウジャいるんじゃないか?」

女勇者「だったら余計その魔王軍は危険じゃない!」

ヒョイッ

遊び人「なにをコソコソやってんだー?」

女勇者「!」

女戦士「ま、まあ席に戻ろうか・・・」

209 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:11:42.14 ID:HuIvH7YD0
女戦士「で、その魔族ってのがさっきの女の人だったと。これで間違いないな?」

遊び人「そうとしか考えられないよ」

女勇者「その人はどっちに行ったの?追いかけよう!」

遊び人「ちょっと、追いかけるって、何度も言うがあの人は俺のものだ!卑怯極まりない!」

女戦士「話がかみ合ってないな」

女勇者「私達はその魔王に用があるのよ」

遊び人「ま、魔王にか?なんかしらないけど、怖そうじゃないか?」

女勇者「きっとその方角に魔王城があるわ!さ、行きましょう」ガタ

女戦士「お、おいそんな焦らなくたって」

女戦士「それに魔王城は逃げたりしないよ。まず賢者にそのことをはなしてみようよ」

女勇者「そうだね。少し焦っちゃった」

ー同日 国王の城ー

カチャッ

賢者「国王陛下、ただ今戻りました」

国王「ご苦労」

国王「一日目だったようだが、どんな按配だ?」

賢者「彼女達なりに怪しまれない様、魔王城の情報を集めているようです」

国王「そうか・・・」

国王「今、わしはとても高揚しておる」

国王「不老不死を叶える秘薬・・・」

賢者「まったく夢の様なお話に御座います」

国王「賢者も興味津々のようじゃな。ところで賢者」

210 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:13:57.47 ID:HuIvH7YD0
賢者「なんでございましょう」

国王「女勇者は何処の出身か?」

賢者「生まれも育ちもこの国、陛下のお膝元にございます」

国王「そうかそうか。賢者よ」

賢者「何で御座いましょう?」

国王「禁呪が一つ、たった一つではあるが、こないだ滅ぼしたエルフの村から出てきたそうじゃ」

賢者「な、なんですと!?」

国王「お主は研究熱心じゃからな。詳しい話を聞きたくは無いか?」

賢者「はい」

国王「なんでも、異次元をこの世に召喚できるそうじゃ。そしてなんともはや・・・なんじゃったかのう」

賢者「一度ネクロノミコンで紹介されているのをお見かけしました。それは小型のブラックホールを発生させ、意のままに操れる・・・という内容ですか?」

国王「そうそう、それじゃ」

国王「しかし手に入れれば、人ではなくなってしまうという」

国王「どうだ賢者よ、欲しくはないか?」

しっかし人いねえよな。酔いも醒めないし、どん兵衛でも買ってくるかい?
どうなんだい?

211 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:16:40.11 ID:HuIvH7YD0
ー宿屋 朝ー

女勇者「朝はやっぱり早起きが一番だね!」

女戦士「ぐう」

女勇者「さて、昨日の日記をチェックしないと・・・」

パラパラ

まだまだ始まったばかり。
なんと、ちょっと前までエルフの里で魔法の勉強をしていたという遊び人が仲間になってくれた!
・・・が、その遊び人はその日のうちに見初めた女の人を追いかけ、とうとう帰ってこなかった!
哀れ女勇者と女戦士!
これからどうなってしまうのか!?
乞うご期待!
おやすみ!
追記
やっぱ眠れないから少しお酒を飲んできます

女勇者「・・・」

女勇者「昨日書いたのはイマイチだったかな」

女勇者「・・・」

もっとラノベっぽい雰囲気にしたほうがいいのかい?
さっきチェックしてたら、今回エロはさっぱりないんだよ?
どうなんだい?

212 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:17:36.41 ID:HuIvH7YD0
サラサラ

続報!
先日、女の尻を追いかけて地の果てまで消え逝かんとしていたはずの遊び人が帰ってきた!
そしてなんとも有意義な話を持ち帰ってきた!
皆もご存知!儚く健気、美しいエルフのお話です!
美形が多く長寿、耳が尖っていて湖に囲まれた森の中で変わった暮らしをしている、あのエルフです。
人間達の街で生活したらあっという間に人気が出るだろうに・・・惜しいものです。

女勇者「お、話がずれてしまった」

女勇者「えっと・・・」

その遊び人の話によると、追いかけたその女の人は少し変わっていて、ワイバーンに跨って帰っていったそうなのです!
ワイバーンを手なずける女性・・・そんなことが出来るのはエルフか魔族ぐらいだと彼は言う!
果たして魔族とは一体なんだったのか!そしてその正体とは!?

女戦士「(めっちゃ寝たわ)・・・」ノビノビ

女勇者「(爆発は芸術だ!!!)」スラスラ

女戦士「なあ」ノソノソ

女勇者「その時私は、なんでこんなところを見られたんだろうと不思議に思ったものです」サラサラ

女戦士「おお、リアルタイムで日記が書かれている・・・」

213 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:19:53.42 ID:HuIvH7YD0
女勇者「うう・・・恥ずかしい・・・」

女戦士「いいじゃないか、日記なら私もつけていたし」

女勇者「本当?ほんとは心の中で笑ってるんじゃないの?」

女戦士「そんなことないよ」

女勇者「その時私は、なんで・・・」

女戦士「ぶはぁ!」

女勇者「ほらー!!」

女戦士「ごめんってば!」

ー朝 酒場ー

遊び人「おはようさん」

女戦士「あぁ、早起きだな」

女勇者「ぶつぶつ」

遊び人「・・・なんかあったみたいだな」

女戦士「うん、じつは・・・」

女勇者「短い人生だったよ!」

女戦士「早まらないでくれ!遊び人、なんでもないんだ、女にはたくさんの秘密があるんだよ」

遊び人「どーだっていいよ、そんなこと・・・」

女勇者「さ、さあ!賢者も次の町に向かっているだろうし、行きましょう!!さあさあ!」

ラノベっぽくとはいえ、読んだことないからわかんないだよ。
どうなんだい?


214 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:20:40.63 ID:HuIvH7YD0
ー道中ー

女戦士「なあ、女勇者」

女勇者「ん?なあに?」

女戦士「あのさ、遊び人にはこの旅の目的を伝えてもいいと思うんだ」

女戦士「これだけ色々な情報を包み隠さず話してくれてるんだし、裏表なさそうだし・・・洞察力も凄い高いぞ」

女勇者「そうね・・・でも、魔王を討つ旅だなんて言ったら、逃げ出しちゃわない?」

女戦士「そうだな・・・確かにそうだ。じゃあ、少し優しく接してやろうか」

遊び人「なあ、この荷物やけに重たいけど、何が入ってるんだ?一輪車がもう壊れそうだよ」ガタガタ

女戦士「」

女戦士「あ、ああ遊び人、たまには私が一輪車を押してやるよ」

遊び人「?」

遊び人「・・・」スタスタ

女勇者「・・・」トコトコ

女戦士「ふぅふぅ」ガタンゴトン

遊び人「・・・」

女勇者「あの、遊び人。宿の人がサンドイッチ持たせてくれたけど、食べる?」カサカサ ヒョイ

遊び人「有難う」モシャモシャ

女戦士「疲れたら遠慮なく言ってくれよ?」ガタンゴトン

遊び人「(・・・不自然だ)」

女勇者「コンソメスープはいかが?」ススッ

遊び人「あ、有難う・・・」ズズッ


215 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:22:11.93 ID:HuIvH7YD0

遊び人「(歩きながら食べるのは大変だった)・・・」

女勇者「(もう食べやがった)・・・」

女戦士「・・・」ゴトゴト

遊び人「なあ」

女勇者「綺麗な景色だよね」

女戦士「素敵だよな。こう、針葉樹が遠くに連なり、太陽は雲の流れに陰を潜めたり顔を出したり・・・」

遊び人「ちょっと」

女勇者「そうそう遊び人。宿の人が持たせてくれたサンドイッチが・・・」カサカサ

遊び人「いらないよ、もう」

女勇者「ほら遊び人、鳥が飛んでr」

遊び人「俺をどこの富豪に売りつけるんだ?」

女戦士「ばかっ!大切な仲間にそんなことするわけないだろう!」

遊び人「・・・これで肉団子入りのミートスパが目の前にあったら根こそぎ奪うところだぞ」

女勇者「奴はあなたの心を盗んで行きました」

遊び人「ほらみろ、思い当たる節があるんじゃないか」

女戦士「・・・」

女勇者「もういいじゃん。話してあげようよ」

女戦士「うむむ・・・」

遊び人「俺に出来ることならしてやるからさ。大抵のことはできるぜ」

216 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 05:23:39.82 ID:HuIvH7YD0
カクカクシカジカ

女勇者「というわけで、あんたにはもう少し一緒に行動してもらいたいのよ」

女戦士「私は他の国からやってきたし、女勇者もそこまで他の種族とかの文化を知らない。色んな街をふらふらしてきた遊び人の話がとても貴重なんだ」

遊び人「だったらそうと言ってくれよ・・・資金が底を付いて、どこかのソドムに売り飛ばされるのかと思ったよ」

女勇者「」

女戦士「」

遊び人「否定してくれよ・・・」ズーン

遊び人「ほら、賢者先生には言わない方が良いんだろ?だからもう不自然な振る舞いをするのはやめてくれよ」

女戦士「物分りの良い奴だよ、ほんと」

賢者「すみません、遅れてしまいまして・・・」ホワン

女勇者「どわ!何よ今の!」

賢者「行ったり来たりしなくちゃ行けないですから、鏡を国王から渡されてます。便利なんですよ」

女戦士「男なら歩けよ、ずるいなあ」

酒が抜けん。
寝る。
本当、気持ち悪いわ、俺。

217 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 07:17:50.89 ID:oOfcgsSXO
もう来なくていいよ
涙と時間を返せ

SSスレはさっさと消えろ

218 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 07:32:28.23 ID:oOfcgsSXO
ってかVIPいけや
叩かれてやめて来い

弱者め

時間返せ

219 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 12:39:54.42 ID:fzZHLOD9O
見てるよー
応援します

220 :名も無き被検体774号+:2010/12/26(日) 19:38:40.58 ID:XJjYXrJW0
俺は、ここが今楽しみの1つになってる。

期待してるぞぃ

221 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 03:29:12.72 ID:7oYQveiiO
今北産業

222 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 07:12:39.39 ID:h+R/ELv+O
>>217
>>218

クリスマス明けの朝。そんな時間のカキコミから察するに、君もSSが好きだったんだろ。
クリスマス、あちこちでSSが盛り上がってたよ。普段と変わらずにな。この事に気づいたんだろ。
そう、結局君みたいな半引きこもりのボッチが普段からSSスレを盛り上げてるんだな。クリスマスも普段と変わらず盛り上がってた。みんなお前と同じだ。ボッチがボッチを応援している。
涙返せに笑ったよ。どこで泣いたんだよ。

卒業おめでとう。
もうくんなよ。

>>1
早く書いて。エルフちゃんと側近ちゃん書いて。

223 :1:2010/12/27(月) 11:08:48.10 ID:cYpr0mpN0
〉〉218

何があったかはなしてごらん笑
どこで泣いたのか気になるけど。
vipでやるのも考えたけどさ、なんかあそこの独特の、なんというか、わかるかな。
文章力を競うみたいな雰囲気が苦手なんよね。「それっぽい表現をしなきゃ稚拙」みたいに言われそうだから載せるの大変でしょ?

vipに限らず、良いssは出典がどこであろうと7xとかがちゃんと拾ってるくれてるし、あそこの管理人のチョイスは好きでさ。
リアルタイムで流し読みしても批判コメントがたくさんあって読む気なくすし。
結局は赤の他人が空いた時間に流し読みする程度のSSなんだから、高尚なものにはしたくないのさ。
金を取るわけでもなく、これを気に持ち上げられて作家デビューみたいな妄想をすることもなく。

最初は余りの人の少なさに椅子から転げ落ちそうになったけど、ここに建てて良かったと思ってるわ。
またコメント残しておいてくれ。な?
いいじゃない、弱者で。少数派はいつの時代も弱者であることを理解しているつもりだし、だから少数派らしくコッソリやりましょ。

〉〉222
君の考えは嫌いじゃないですよ。絶対数が普段もクリスマスも変わらないってことがいいたいんだろ?
どんなスレが盛り上がってたか知らないが、なかなか洞察力があると思う。
エルフさんも側近さんも、今のところ考えてないよ。でも意見くれたらやるわい。今乗せてるのが終わったらもう無いからさ。
スレも長持ちしてしまうし、安価だったり登場人物だったり、少数派の為に少数派として披露できたら最高ですわ。
ssにマイナーもメジャーもないけどね。

〉〉219、220
せんきゅ。それくらいのスタンスで見ててくれると、こっちも嬉しいな。
書き溜めとかは終わってるし、気が向いたら覗いてくださいよ。
ただ単に40秒毎にクリックしてくのが億劫でよ。
なんか読みたいのあったら意見ちょーだい。
個人的には側近ちゃんが予想以上にキャラとして確立したので、姑息な商人をしながらコソコソ生きている頃の話なんか気になる。

そんな感じなわけで、今日の夜あたりにでも乗せていきますね。

荒らされても書くのが礼儀、というか
書く→荒れる→やめる→書けよ→しょうがないなぁ
みたいな流れは気持ち悪いから、必要以上に崇められたり持ち上げられたりしない分、ここの人等は優しいよな。

だからみんな、ケツをこっちに向けろ。

224 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 12:37:32.84 ID:h+R/ELv+O
長い、三行で

まとめから来てる、ラノベ設定とか勘弁 百合かけ百合

225 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:15:14.56 ID:cYpr0mpN0
昼のうちにやるか

遊び人「でさ、そんとき村からこっそり食料を持ってきてくれたエルフが、傷の手当をしてくれたんだ」ガラガラ

女勇者「へえー。遊び人って何かと気にかけてくれる人が現れるんだね」

女戦士「しかも相手はエルフだろ?人間に対しては臆病で、滅多に姿を現さないって聞いてるよ」

賢者「へえ、遊び人さんはエルフとも交流があるのですか??」

遊び人「そうなんだよ、賢者先生。村も何故か好意的に迎え入れてくれて、そこの長老が俺のことを見初めてくれてさ。魔法を少し教わったんだ」

賢者「その長老というのはもしかして・・・」

遊び人「そう、多分賢者先生もお世話になったんじゃないか?あの毛むくじゃらの、決してエルフとは呼びがたい風貌の」

賢者「そうそう!私も少しだけ癒しの術を教わりました。火や氷を扱う呪術は教えてくれませんでしたが・・・」

遊び人「あの人らしいや。人間に本来備わっていない能力を与えてしまうとロクなことが無いって考えだからね」

226 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:19:43.33 ID:cYpr0mpN0
遊び人「凄い人だったんだ」

遊び人
「不老不死の力を手にし、長老は歳を取らなくなってしまった」
「呪われた運命から逃げるように世界各地を転々とし、もちろん、仲間もいない。時には迫害を受け、何度も安息へ向かおうとしたそうなんだ・・・」
「二度と同じ街には立ち寄れない。ほとぼりが醒めた頃、20年前に寄った街へ行ったときにゴースト扱いされてからね」
「燃やしても燃やしても無くならない不死の薬を抱え、行き場をなくし、そして最後に行き着いたのがこの国だったんだ」

賢者「(不死の薬!!)」

女勇者「自業自得なんだろうけど・・・間違った行動に出なかっただけその長老は偉いよね」
女戦士「私なら超越してしまった事に味を占め、なにか良からぬ行動に出るね」

遊び人「まあね。もともとはそのつもりだったみたい」

賢者「そして不死の薬は、魔王の城に預けた・・・ですよね?」

遊び人「そうなんだ。魔族の仲間にならないかと話を持ちかけられた時も、頑なにそれを拒んだんだ。愚かな人間は相応の暮らしをしなくてはならないとかってね」

遊び人「一回行ってみる?魔王の事にも詳しいし、多分大丈夫だよ」

賢者「・・・」

女勇者「え!?行けるの??」

女戦士「行きたいなあ!」

〉〉224

まとめ?mjd?
せっかくひっそりしてんだし、ここで読んでくれよ

227 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:20:41.44 ID:cYpr0mpN0
遊び人「じゃあ、明日行かないか?次に寄る街の近くに森があるだろ?〉

遊び人「森からならどこからでも玄関にアクセスできるんだ。便利だろ?」

女戦士「行こう!行こう!」

遊び人「なんか有難うな、俺もそろそろ顔出したかったんだよ。長老と喧嘩別れして一年経つから、そろそろ会いたい人もいるし」

女勇者「喧嘩別れって!遊び人らしいや!!あはは!」

女戦士「エルフの娘に手を出したんだっけか?遊び人はエルフとか好きそうだもんなあ」

遊び人「そうなんだよ、最初助けてくれたエルフと抱き合ってるとこを長老に見られてさ。それが長老の娘だったんだよ・・・」

女戦士「なははは!バカだ!!だははは!!」

賢者「では、次の村で一旦休憩しましょうか。遊び人さんのお話もとてもおもしろいですね。私も若いうちに外の世界を知っておくべきでした」

遊び人「やめてくれよ。賢者先生は心から尊敬してるんだ。賢者の称号をもらえるんだから、かっこいいよな。こう、火の玉とかだしたり・・・」

賢者「あいにく、先ほどもお話したとおりで、呪術は教わっていないんですよ」

遊び人「(俺、教えてもらったぞ)」

賢者「じゃあ私は妻が待ってますので・・・」ホアン


228 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:21:29.30 ID:cYpr0mpN0

ー玉座ー

賢者「陛下」

国王「おお、賢者。どのような按配じゃ」

賢者「それが、道連れの男が得体の知れない奴らしく・・・エルフとの交流もあり、明日はエルフの森へ行くと・・・」

国王「それは・・・いかんな」

賢者「どうしましょう」

国王「少し辛いかもしれんが、今すぐエルフの森へ行き・・・生き残りを抹殺してくるのじゃ」

国王「なんとも嫌な巡り合わせじゃ・・・」

賢者「はっ・・・」ホアン

229 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:23:47.24 ID:cYpr0mpN0
ー寄り道 宿ー

女戦士「いやあ!本当にお前が来てくれて良かったよ!一度でいいからエルフと会ってみたかったんだ!」

遊び人「だろう??」

女勇者「これでコソコソ聞き込みなんてしなくていいし、サボれるってもんよ!」

遊び人「だろう!?」

遊び人「どれ、久々だから花でも買ってってやるか。ちょっと見てくるな」

ガチャ パタン

女勇者「遊び人、活き活きしてるねえ・・・」

女戦士「な。純情なのはらしくないけど、それは案外偏見だったのかもな」

女勇者「ふふっ。楽しみだなあ・・・」

女戦士「だな!」

230 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:26:42.27 ID:cYpr0mpN0
チュンチュン・・・ 

コンコン

遊び人「おーい、起きろ!行こうぜ!」

女戦士「開けたらエルフに他の女を半日近く口説き続けたこと言うからな!」

遊び人「でへへへ・・・本当、素敵な奴なんだぜ」

女勇者「わかったから。気配がすると着替えらんないでしょ」

遊び人「はいはい、玄関で待ってるよ」

女戦士「よっしゃ、行くか!」

女戦士「勇者ちゃんよ、日記は書いたのかい?」

女勇者「」

女勇者「・・・」

女戦士「ごめん」

女勇者「もういいもん」

まとめ見たわ。
持ち上げるな、頼むから。
コメント非難の嵐だし。乗るんならもっとちゃんとしときゃ良かったな。
悲しいな。

231 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:28:26.25 ID:cYpr0mpN0
女戦士「なんだよ、そのドでかい花束は」

遊び人「へへへへへへ・・・でヘヘヘヘへ・・・」

女勇者「頭の中まで花束になってる。まともじゃないね」

女戦士「だらあ!早く行くぞ!」ボカッ

遊び人「いだい!」

賢者「さあさあ、行きましょう!素敵な花束ですねえ・・・」

遊び人「ああ、賢者先生!俺も妻を迎えに行くんです!」

賢者「はっはっは!それもいいでしょう!」

ー森ー

女勇者「小さな森ね。本当にここから行けるの?」

遊び人「参ったなあ・・・」

遊び人「森にはさ、神聖な雰囲気があるだろう?それっていわゆる魔力の力が作用しているんだ」

遊び人「精霊の宿る岩や異形神を祭った得体の知れない祠なんかには間違って踏み込まないよう、次元を何重にも歪ませてるんだよ」

女戦士「どうしよう、何か手伝うことあるか?」

遊び人「いや、うろうろしないでくれ。えっとな、俺の後ろを間違えずに付いてきてな」

賢者「頼もしいですなあ」

232 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:29:26.51 ID:cYpr0mpN0
ー森ー

女勇者「あれえ?さっき来たよ?」

遊び人「大丈夫、これで会ってる。ちなみに今の状態だと、人間の勘ではエルフの森にも辿り着けないし、森から出ることも出来ないよ」

女戦士「げっ!まじで!」

遊び人「事実、俺は出られなくなって餓死寸前のところを助けてもらったんだ。あれは辛かったぞ・・・」

遊び人「生き物の気配もしないし、水が飲みたくても川が流れてる音も聞こえないし、雑草も無味無臭。気が狂いそうだったな」

女勇者「ゾッとするわ。頼むからちゃんと案内してね」

遊び人「大丈夫!ほら、こんな岩、来るときに見なかったろ?そんでここの岩で・・・」モアモア

女勇者「遊び人!手が!」

遊び人「これは火を指先に宿らせてるんだ。この岩に刻まれてる紋章、魔力を示してなぞらないと反応してくれないからね」

233 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:31:01.61 ID:cYpr0mpN0

遊び人「お!きたきた。もう着くよ!まってろマイラバー。今晩は寝かさないぜ・・・」

女戦士「気持ち悪いこと言うなよ・・・」

カサカサ・・・カサカサ・・・

遊び人「ほら、門が見えた!どうだい!初めて見るだろう??」

女勇者「凄い!すごい!スゴイ!」

賢者「あんまり騒いでいると勘違いされますよ・・・」

234 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:32:46.70 ID:cYpr0mpN0

ーエルフの里ー

遊び人「これは・・・なんの冗談だ」

女勇者「焼き討ち・・・?なにこれ!」

賢者「これは・・・魔王の仕業でしょうか?」

女戦士「あ、あの・・・遊び人・・・」

遊び人「・・・様子を見てくるから、待っててくれないか」

カサカサカサカサ・・・

女勇者「ちょ、ちょっと!」

女戦士「勇者、言うとおりにしておこう・・・」


235 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:37:08.85 ID:cYpr0mpN0
門をくぐった遊び人の視界に広がる光景。そこにはかつての里の姿は無かった。
焼けただれた家屋、真っ赤に染まった貯水池、バケツをひっくり返した様な血の跡、飛び散る脳髄、あちこちに投げ捨てられた死体。
中には幼いエルフの死骸もあり、それは他のエルフ同様に衣服は剥ぎ取られ、肢体は人形の様にあらぬ方向へ投げ出されている。
眼光を失くした瞳は虚ろなままに不釣合いな青空を見つめ、呪われた血族の運命に救いはもたらされぬまま、絶望と恐怖が張り付いている。

遊び人「なんて・・・」
遊び人「なんてこった・・・」

花束を片手に、おぼつかない足取りで長老の家を目指す遊び人は、次に広場へ辿り着いた。
頭は鉛を植えつけられた様に重く、広場へ続く道で目にする全ての光景に視界はグニャリと歪み、何度も膝が折れそうになる。
エルフの死骸は広場に山積みにされている。
その一部始終を目撃したであろう全ての瞳は、真実を見据えたままに揺らぐことは無い。
腹を裂かれた死体、焼け焦げた死体、頭をかち割られた死体、首を貫かれた死体。
死体、死体、死体・・・
いかにも惨たらしく殺されているのは、錆び付いた短剣を持ったエルフだ。
遊び人は、その中にかつて愛を誓ったエルフを見つける。

遊び人「おい・・・おい!」

エルフ「・・・」

遊び人「今、今助けてやるから・・・」

エルフ「・・・」

死体の山から引き釣り出したエルフは、遊び人の腕の中。
力なく体を預けるエルフには、既に生命の波長が感じられない。
遊び人は地に彼女を横たえると、覚えている限りの法術を彼女に施す。
何度も何度も・・・何度も、何度も・・・
諦めの思念が遊び人を支配した頃。
変えようの無い事実に、最も誠実であった遊び人の膝は地へ落ちる。
遊び人は力なくエルフの頬をペタペタと触り、死体の示す凄惨な仕打ちを思い浮かべる。
あちこちから香るむせ返るような精液の匂いに、胃液が今にも腹の中を突き破りそうだ。
涙にぼやける視界の向こう側で、エルフの表情が一瞬和らいだ様に見えた。

236 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:38:34.85 ID:g0Ihur+V0
俺は好きだぞC

237 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:41:36.70 ID:cYpr0mpN0
遊び人「エルフ?おい!エルフ!」

涙を乱暴に拭い、もう一度エルフに視線を戻す遊び人。
そこにはこの世の全てに対して希望を失くした、元のエルフの顔があった。

遊び人「あ、あああ・・・」

どれくらいの間そうしていただろう。
遊び人はそっとエルフの顔に手をやり、最後まで報われなかった悲劇の瞳をそっと閉じた。
諦めと同時に、遊び人は虚無感に苛まれる。
正常な判断が出来ない。
全身の毛穴は開き、そこから虫が這い出さんとする様なおぞましい感覚・・・
ぐるぐると頭の中を駆け巡る最愛の人。
そのどれもが遊び人に対して非難を囁いてる気がした。

長老は?そうだ、長老・・・

墓標を目指す死者の様な足取りは不安定で、ある種夢心地。
心がちくちくする。喉はからからで今にも呼吸が止まりそうだ。
前のめりに崩れていきそうな、もつれた足取りの中。
遊び人は木陰の向こう側に人影を見つけた。

〉〉236
俺もこういうファンタジー物、好きなんよ。
リアルタイムで支援されたの二回目・・・ありがとうよ。

238 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:45:10.32 ID:cYpr0mpN0
遊び人「だ、誰だ?お前なのか?」

???「・・・」

遊び人「名乗る名もないってかい・・・?」

???「あなたは・・・?」

遊び人「誰、なんだ?」

???「これ・・・あなたがやったの?」ポロポロ

遊び人「バカいうんじゃねえ・・・ぶち殺すぞ!」

???「ひっ!」

???「その・・・お願いです!ここで何があったか教えてください!」ポロポロ

239 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:45:54.08 ID:cYpr0mpN0
遊び人「お前は・・・エルフの一族か?」

魔族「は・・・はい。今は魔族ですが・・・久々に門を見つけたので、立ち寄ってみたのです・・・」

魔族「私の家族も、みんな・・・」ヒンヒン

遊び人「そう・・・か・・・」

遊び人「俺の恋人も、死んでいたよ」

魔族「そんな・・・」ヒンヒン

遊び人「そうだ・・・長老に会いに行かないと・・・」

魔族「長老も・・・死んで、ました」ヒンヒン

240 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:46:57.52 ID:cYpr0mpN0

遊び人「なあ・・・誰がこんなことをするんだ?何のために?」

魔族「わか・・・わかりません・・・」ヒンヒン

遊び人「・・・」

遊び人「魔王という奴か?」

魔族「いえ!それはありえません!私は魔王様の下で修行していますが、あの方はそんなことをするはずが・・・」

遊び人「この際なんでもいい。何か知っていることがあったら教えてくれ。頼む」

魔族「その・・・死者と会話をすることが出来ます・・・」

遊び人「本当か?」

魔族「一度だけ・・・私の家族以外の方であれば・・・」

241 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:49:54.86 ID:cYpr0mpN0

遊び人「・・・自分の家族と話はしたくないのか?」

魔族「家族が殺される光景を・・・私が、見たいと思いますか?きっと負の想念に気が狂ってしまいます・・・」

遊び人「ごめん・・・そうだよな。なら、頼みがある」

魔族「は、はい」

遊び人「広場に、俺の恋人がいるんだ」

魔族「わ、わかりました・・・」


242 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:51:49.04 ID:cYpr0mpN0
ー広場ー

魔族「ひっ!」

遊び人「・・・」

魔族「こんなことって・・・酷すぎます・・・」ヒンヒン

遊び人「わざわざすまない。悲しまないでやってくれ、彼女が俺の恋人なんだ」

魔族「ごめんなさい・・・」

ブツブツブツブツ

魔族「この方陣には立ち入らないで下さい」

遊び人「・・・」

魔族「・・・あぁっ!酷い・・・こんなことって・・・」

遊び人「だ、大丈夫か!?」

魔族「だ、大丈夫です・・・さあ、どうぞ」

注:交霊術は死者と会話が出来るという、黒魔術の初歩的な技術。
インチキかどうかは知らないが、黒魔術の示す悪魔礼拝と性的乱交でのイメージをとっぱらうには持って来いの魔術で、錬金術と共に研究者を多数生み出すきっかけとなった。

243 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:52:55.05 ID:cYpr0mpN0
エルフ「遊び人さん・・・」

遊び人「エルフ・・・せっかく会えたってのに、なんで・・・」ポロポロ

エルフ「私は、あなたを信じてます。奴らにこの場所を教えたり、そんなこと、あなたがするわけが・・・」

遊び人「奴らって、なんだ?誰なんだよ!俺が仇を取ってやるから・・・」

エルフ「知ったところで、あなたは何をしますか?」

エルフ「その力を憎しみに支配され、また悲しい一族を従えるというのですか?」

遊び人「俺は・・・それでも構わない」

エルフ「私は、あなたが後悔する姿を見たくありません」

エルフ「あの頃の私は幸せでした」

244 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:56:16.69 ID:cYpr0mpN0
エルフ「異種族との恋沙汰を禁じられているということを知りながら、私にいつも綺麗な花を持って来てくれましたね」

エルフ「それに外の世界を知らない私には、あなたのお話はいつも新鮮で・・・」

エルフ「優しい優しいおとぎ話を聞いている様な気分でした」

遊び人「くっ・・・」

エルフ「あなたの腕に抱かれている時、そっとあなたの心を覗いてみましたが・・・そこにはなんの偽りもありませんでした」

エルフ「いつか話してくれましたね?」

エルフ「寿命も、血族も、慣(なら)わしも・・・そんなものが生き物の行動を制限することはできないと」

遊び人「今も、そう思ってる」

エルフ「何者にも縛られないあなたが、私は大好きでした」

遊び人「・・・」

エルフ「私は、怖かったのです。いつかはあなたが先に死んでしまうことが・・・」

遊び人「別れが来るって分かっているから、限られた時間を大切にしようって・・・言ったじゃないか!」

遊び人「そんなもの!人間同士でもそうだ!」

遊び人「人間の感性を引き合いにするのはおかしいが・・・」

遊び人「そうだ!ね、猫も鳥もそうだ!死を見届けるか、別れが来るか、それは平等だ!必ず来るじゃないか!」

遊び人「いいじゃないか・・・それで・・・」

エルフ「ふふっ、そうでした。でも先に死んでしまったのが私で良かった・・・」

245 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:57:43.76 ID:cYpr0mpN0
エルフ「あなたを愛せたまま、此の世からいなくなれて・・・」

遊び人「バカ野郎・・・」

エルフ「ごめんなさい・・・だから、このような愛が二度と此の世に芽生えぬよう、あなただけは、誠実なままで居てください」

エルフ「憎しみに支配されては、この様なことをただ繰り返すだけです」

エルフ「あなたは、魔王様の元へ向かおうとしているのですね?」

遊び人「そう・・・みたいだな」

エルフ「きっと、真実を知ることになるでしょう。約束してください」

エルフ「あなたは、素敵な人に出会います。そして、それはまた不遇な出会いかもしれません」

エルフ「血族にも寿命にも囚われないあなたは、その者を心から愛してあげてください。その者を私だと思って、守ってあげてください」

遊び人「やめてくれ・・・」

エルフ「私を悲しませたくないのなら・・・」

遊び人「・・・」

エルフ「月並みな言い方でごめんなさい。でも、私はいつもあなたの傍にいますよ」

246 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 14:59:44.78 ID:cYpr0mpN0

エルフ「最後にあなたに会えてよかった・・・信じていました」

遊び人「最後だなんて、言うんじゃない」

エルフ「いいえ、最後です」

魔族「そ・・・そろそろ・・・」

エルフ「あぁ、これは魔術だったのですね?」

エルフ「感謝いたします。私なんかの為に一生に一度のズルをしてくれたのですね」クスクス

エルフ「もう疲れたでしょう?そろそろ、お行きなさい・・・」

遊び人「エルフ・・・エルフ!」

エルフ「さようなら、遊び人。あなたのいない世界で、死を知らぬまま生きていくことは私には耐えられません」

遊び人「ま・・・まて!誓いの花だ!これだけ・・・これだけ受け取ってくれ!」

エルフ「まあ、良い香り・・・」ファサッ

遊び人「また・・・会おうな。来世では、もっと・・・もっと・・・」

遊び人「待っててくれ!な!?」

247 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:01:15.91 ID:cYpr0mpN0

魔族「行ってしまいました・・・」

魔族「なんて・・・非遇な・・・」ヒンヒン

遊び人「いいんだ。彼女の気持ちを考えたら、だいぶ楽になれたよ」

遊び人「確かに・・・伴侶のいない中で永久を過ごすのは、禁じられて当然だよな」

遊び人「俺は・・・最初で最後、禁じられた愛を叶えたんだ・・・胸を、は、張ってやるさ」ポロポロ

エルフ「・・・」ヒンヒン

遊び人「うぅ・・・ちくしょう・・・」ポロポロ

エルフ「うぁあああん!!」オヨヨヨ

248 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:02:04.51 ID:cYpr0mpN0

女勇者「なんて声をかけよう・・・」

女戦士「なあ賢者、こういうとき、男はどうするんだ?」

賢者「その・・・聞いてあげるべきです。下手に触れないと、気を使われているようで余計惨めに感じてしまいますから」

女戦士「分かった。私が聞こう・・・」

ガサガサ

女勇者「」ビクゥッ!

遊び人「待たせた」

女戦士「ぶ、無事だったのか?」

遊び人「いや、聞かないでくれ。ほら、早く街へ戻って休もう」

女戦士「(・・・逆効果じゃねえか)」ギロ

賢者「・・・」ブルブル

遊び人「そう、魔王城なんだが、案内してくれる人がいる」

カサカサ

魔族「・・・」のそのそ

女戦士「?」

249 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:03:13.06 ID:cYpr0mpN0
ー宿ー

女戦士「で、あの里は魔王の仕業ではないんだな?」

魔族「それは・・・その・・・」

女勇者「まだ信じられない。魔王以外にあんなことをする存在なんて、ね」

賢者「・・・(まずいですね)」

魔族「私は魔王様の元にいますが、伺った話は・・・その・・・」

女戦士「その?なんだ?」

魔族「・・・///」

女戦士「・・・(要領を得んな)」

魔族「私が案内させていただきますから、直接聞いてみてください。そうすれば分かると思いますので・・・」

賢者「・・・では、大詰めということで、一旦私は帰城しますね。緊張しますが、皆さん、体を十分に休めておいて下さい」


250 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:04:50.49 ID:cYpr0mpN0

ー翌朝ー

魔族「・・・」

遊び人「なんだ、ずっとここにいたのか?」

魔族「私には人間の匂いの浸み込んだ布団で寝ることはできませんから」

遊び人「その・・・悪いな。あんなことがあったってのに・・・」

魔族「いえ、あなたの方こそ・・・」ヒンヒン

女戦士「あーあっと。行こうか・・・あれ、魔族さん、なんで泣いてんだ?」

魔族「いえ!ごめんなさい!目障りですよね。。。」

女戦士「誰もそんなこと言ってないじゃないか・・・」

女勇者「なんか・・・どうなってるんだろうね。魔王があちこちを支配してるって聞いてたんだけど・・・」

251 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:06:16.86 ID:cYpr0mpN0
ー道中ー

魔族「この山を越えれば、すぐです」

女勇者「なんだ、案外近いのね」

魔族「誰にも知られず、こっそり暮らしていますから・・・」

女戦士「でも、友好的?っていうのかな。剣は必要ないんじゃないか?」

魔族「はい、きっと。魔王様は人間に対して被害は与えていませんから、あなた達に戦う理由はありませn・・・」

賢者「おはようございます」ホアン

遊び人「賢者先生、案外近いみたいだぜ」

賢者「そのようですね。しかし油断はなりませんよ」

女戦士「ま、そうだな。魔族さんの言うことが本当であればいいんだが、人間ってだけで敵対視されそうだしな」

魔族「そ、その・・・」

女戦士「違う違う、これは戦士に必要な感覚なんだ。油断したらおしまいだからね」

魔族「・・・///」

252 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:07:37.46 ID:cYpr0mpN0

魔族「さあ、見えました」

女勇者「ああ、あれは城だね」

女戦士「確かに城だ」

遊び人「こうもりも飛んでないし、至って普通だ」

魔族「あの、私は裏口から帰りますが、失礼だけはしないで下さいね」

女戦士「大丈夫。勇気がいったろう?君の事は話したりはしないから、安心してくれ。な?」

魔族「///」タタタタタタ

女勇者「あれは・・・完璧に女戦士に惚れてたよ」

女戦士「うえ!まじかよ!」

遊び人「異常だな。百合設定は極一部には好まれるが、女ってものを美化しすぎだ」

女戦士「何を知ったようなこと言ってんだか・・・まるでネットで得た知識で達観している世間知らずのタチの悪い引き篭もりみたいだ」

遊び人「全部聞こえてるから・・・」

253 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:09:30.37 ID:cYpr0mpN0
ー魔王城 正門ー

女勇者「こほん。魔王さんに用があります、あけてください」ゴンゴン

コンコン・・・

コンコン・・・

女戦士「もっと豪快にいかねえとな」

ドンドンドンドンドン!!!

ギギギギギギギィィ・・

女戦士「開いたし」

遊び人「その、あくまで友好的に行こうな?なんか、危険な感じがしないんだ」

遊び人「(エルフですら止めなかったんだ)」

賢者「怪我をしたら任せてください。腕が千切れようと治して見せます」

女戦士「そこまでして戦いたくないわい!」

賢者「確かにそうですね」

254 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:11:10.48 ID:cYpr0mpN0
キィィィ・・・

???「誰だお前達は。ここがどういうところかわかっているのか?」

遊び人「あ!ワイバーン娘!」

ワイバーン娘(?)「お前!後を尾けてきたな!ストーカーめ!!」

遊び人「ス、ストーカーなんかじゃ・・・」
遊び人「(何か・・・この女・・・)」

ワイバーン娘「私はこれでも魔王様の側近をしている。用件によっては追い返しますよ」

女勇者「あの、魔王が人間に対して危害を加えているらしくて、それを確かめに来ただけ」

女戦士「こっちは剣を構えることなしにここにいる」

女戦士「礼節を欠く様であれば、その体を半分にしてしまうぞ」

側近「これだから人間は・・・」

側近「いいでしょう。この距離では私に勝ち目はありませんからね」

側近「案内はしますが、魔王様に対して牙を向けば痛い目にあいますよ」

女勇者「大丈夫」

側近「では、こちらの扉の向こうになります」

255 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:12:18.22 ID:cYpr0mpN0
ー玉座の間ー

???「きおったか、哀れな種族め。何が目的か?」

女勇者「・・・哀れな種族?こっちは友好的に話を進めようとしているのに酷い言い草ね」

???「当然だ。ちっぽけな偽善の先に答えを見出したお主たち人類は、もはや哀れとしか言い様がない」

女戦士「やっぱりか・・・賢者さんよ、油断しなくてよかったな」

賢者「相手は魔王です、構えてください」

女勇者「私に任せて」ボソッ

コツコツ

???「どうした、剣を剥くか?構わんぞ。それに見合った対応をするまでじゃ」

???「小娘らしく、比較的楽にさせてやろう」

女勇者「(ぬぬぬ・・・腹立つ・・・)」

女勇者「残念ね、女子供に、ましてやあんたみたいな得体の知れない服装をした女なんて斬るに値しないのよ」ペラペラ

???「・・・(ぬぬ)」

女勇者「だいたい何よその格好。城の中でフードまで被っちゃって。もしかしてパジャマなの?」ペラペラ

???「・・・」

???「見くびるでない!」

256 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:15:42.61 ID:cYpr0mpN0
ズズズズズズ・・・・・・・・

遊び人「バカ!逃げろ!」

ゴウンッ

女戦士「なんだありゃ!ブラックマジックか!?」

女勇者「だわわわわ!!!!!」ダダダダダダ

賢者「ひ、ひえええええ・・・」

遊び人「女勇者!逃げるぞ!ありゃ魔法なんてもんじゃない!」

女勇者「そ、そうね!」

???「はっはっは・・・無様じゃのう。出直してこなくてよいぞ」

女勇者「(殺す気はないのね)」

女勇者「あの、舐めた口は聞きませんから、火だけはやめてね?お願い」

女戦士「(あ、あいつは勇気と無謀を間違えちゃないか?)」

???「よかろう、それでよい。ならば、わらわもそちらへ行こう」

257 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:16:56.29 ID:cYpr0mpN0
ファサ

女「では、火は勘弁してやる。来るがいい、小娘」

女戦士「つ、つ、角?頭から角生やしてやがる!」

女「我は魔王、肉体は退化せぬ。貴様らのような不完全な体は犬のエサにしてその犬をライオンがムシャムシャと食べ、そしてそのライオンを今度はワイバーンがモフモフと可愛がり・・・」

女勇者「あ、あなたが魔王!?」

魔王「せっかくおもしろい話をしてやろうとしておったのに・・・」

魔王「そうじゃ。来い、小娘!」

女勇者「小娘小娘うるさい!あんたみたいなグラマー、一番むかつくのよ!」

魔王「(グラマー?)こちらから行こう!」

カンッカンッ

女勇者「あくまでも話し合いには応じないつもり?」ブンブンッ

魔王「そなたがわしのことを憎く思うのであれば、遠慮なく来るがいい!!」ヒョイヒョイ

遊び人「わ!わっ!あっちでやれ!」

女戦士「賢者、なんか蚊帳の外だぜ」

賢者「うむむ・・・売り言葉に買い言葉。今は見守りましょう」

258 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:17:46.01 ID:cYpr0mpN0

女勇者「はぁ、はぁ。。。」

魔王「どうした?剣が重いか?」

女勇者「う、うるさい!ヒョイヒョイしてばかりじゃない!オヒョイめ!」

魔王「そなたには、わしを斬る理由があるまい」

魔王「話なら聞いてやろう」

女戦士「勝負あった!」

女戦士「勇者、一回冷静になろう、な?」

女勇者「フーッフーッ」

魔王「お、なかなかわかっとるようじゃな」

259 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:19:32.98 ID:cYpr0mpN0
魔王「で、なにようじゃ?」

女勇者「魔王軍とやらが、人間の村を破壊したり、やりたい放題していると聞いて、真相をね」

魔王「真相を?たいした勇気じゃな」

女戦士「旅の途中で魔族にあった。魔王のことを尋ねると、そんなことはないと言っていたから・・・まあ殺されはしないだろうと」

魔王「ふむ・・・」

魔王「言っておくが、人間がこの城を荒らしに来ておるぞ」

魔王「それに、わしは軍など持たん。ここに従えておる魔族の力だけで十分じゃからな」

女勇者「人間がここに来ている?」

賢者「そんなはずは・・・」

魔王「どうやら宝目当てのようじゃな。不老不死を叶える薬もあるからの」

遊び人「それは長老から預かった薬だな?」

魔王「長老・・・知っておるのか?」

魔王「しかしそれがどうした?まさか本来自分たちの物じゃから返せなどという、かの国の様な戯言を吐きに来たのか?」

遊び人「いや、そんなつもりはない。その長老のいるエルフの里が、滅んでいた。心当たりはないか?」

魔王「」

260 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:22:00.94 ID:cYpr0mpN0
魔王「帰るが良い」

女勇者「なんだって?」

魔王「最後じゃ」

女戦士「わかった、魔王さんがやったわけじゃないんだな」

魔王「人間共に決まっておろう。しかし、それは事実か?」

遊び人「事実だ。俺の恋人もエルフでな。みんな好き放題犯されて、絶命していたよ」

魔王「」

魔王「もうよい、わしは疲れた。今日は泊まって行くと良い」フラフラ

魔王「お主等の国が蛮人を送っていないのであれば、むしろ喜んで協力すると伝えろ」

女勇者「あれ、これって手柄じゃない?」

魔王「ばかもん!検討違いも甚だしい!」

魔王「共存せねばどうする?わしらがこっそり監視しているのも、均衡を保てんからじゃろうが!」

側近「人間ねえ・・・」

261 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:22:49.38 ID:cYpr0mpN0
ー客間ー

賢者「変ですね・・・国王はどこからの情報で魔王を標的にされたのでしょうか・・・」

女勇者「だよね。まあ、とりあえず魔王がこういってるんだし、そのことを伝えに行こうか」

賢者「そうですね。私は先に帰ってこのことを伝えてまいります。魔王でなければ、他に軍力を従えた脅威が存在するということですから・・・」

女戦士「そうだな。まあよかったんでねえの」

女勇者「あ!そうだ賢者、私の両親にもうすぐ帰るってこと伝えといてもらってもいい?」

賢者「そうですね、責任持って伝えておきますよ」ホアン

コンコン

側近「食事の準備ができましたよ」

遊び人「行こうぜ!何を食ったらあんな肌になるのか知りたいしな!」

側近「あんたは本当にうざいですねえ」

遊び人「」

女戦士「さ、いこいこ」

262 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:24:05.36 ID:cYpr0mpN0
ーお食事の間ー

魔王「さ、揃ったようじゃな」

ザワザワ
「・・・人間か?」
「よくも・・・を・・・」

女勇者「・・・あまり歓迎されてないね」シュン

魔王「まあ、中にはお主等人間共に滅ぼされた村もあるからの」

魔族「あれが女戦士様?」ヒソヒソ
魔族「ね?素敵でしょう?」ヒソヒソ

魔王「さて諸君!この国の王と話をつけることが出来そうじゃ」

魔族「???」
魔族「本当かしら?」
魔族「女戦士様・・・」

魔王「気休めにしかならんが、時には協力して蛮族を叩きに行くことも可能になるであろう」

女勇者「なるほど・・・人間が危害を加えてたんだ」

魔王「さよう。どうしてもこの薬を欲しがる集団がいるようじゃ。次々と来る」

魔王「記憶を消しても、また別の奴等が城を探し当てる。これではトムとジェリーじゃ」

女戦士「どこの国だろう?」

遊び人「だよな。まあ関係ないけど、そいつらのせいで変な目で見られるのも癪だよな」


263 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:24:59.58 ID:cYpr0mpN0
ー玉座ー

国王「見事に失敗に終わったな」

賢者「は。全く使えない奴らでして・・・」

国王「しょうがない、また選りすぐりを集めて、向かわせよう。今度は非情な連中で向かわせる」

賢者「そうですね。魔王城は歩いて一日もあれば着く場所にある、それだけ分かっただけでも成功かもしれませんね」

国王「そうじゃな。さて、後始末じゃ。今回も賢者、よろしく頼むぞ」

賢者「ははっ。まずは女勇者が消えたら気づく連中がいますので、始末してきます」

国王「キタナイ役ばかり押し付けてすまんな。あの魔法は褒美じゃ。とっておけ」

賢者「あ、あれをですか!?」

国王「そうじゃ。労働対価として、当然の様に受け取れ」

国王「しかし、奴らには帰ってきてもらっては困る」

国王「プロトコルに従い、徹底的に、首尾よくな」

賢者「では、謀反者、ということであちこちにお触れをだしておきましょう」

264 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:26:48.74 ID:cYpr0mpN0
ー魔王城ー

モソモソ

女勇者「う〜、良く寝た」

女戦士「なーんか、すっきりしない終わり方だよな」

賢者「ただいま戻りました」ホアン

女勇者「ああ、賢者。これから出るところだったんだ。ワイバーンで送ってくれるって」

賢者「おお、憧れでした!私は鏡がありますが、ご一緒しましょう!」

賢者「そうそう、女勇者様。ご両親はとても喜んでおられました。それそそれは、燃え上がる親の愛情に私も涙するところでした」

女勇者「心配ばかりで何もしてこなかったから、大事にしてあげなきゃ。賢者も、息子さんにはこんな人生歩ませちゃだめよ?」

賢者「ははは・・・そうですな!」

コンコン

側近「準備ができましたよ。はい、おみやげ」

女戦士「おう、有難う・・・これは?」

側近「なにやらプレゼントらしく・・・」

女戦士「なんだあ?詩集に、マフラーに、絵画に・・・私の顔か?これ」

遊び人「すげえな。俺なんて誰も見向きしてくれない」

遊び人「側近さんよ、なんかくれよ」

側近「だから、チャラチャラしたのは苦手って言ったでしょ、このストーカー」

女戦士「だははっ!!」

265 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:27:47.52 ID:cYpr0mpN0
ー魔王城正門ー

魔王「ここまでしか見送りにこれんが、また遊びにくるんじゃぞ。皆、そなた達を気に入っておった」

女戦士「う〜ん・・・なんか、アンニュイなやつが多いよな、魔族って」

魔王「誇り高き存在じゃからな。そもそも人間とは違うんじゃ。しょうがない」

遊び人「側近さんよ、俺、分かったよ」

側近「はあ?」

女勇者「私は遊びに来るよ!」

賢者「私も機会があれば図書なんかを拝見させてもらいたいものですな」

側近「さ、別れるタイミングを逃しそうですね。ワイバーンに乗ってください」

266 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:29:12.63 ID:cYpr0mpN0
魔王「行ってしまったな」

側近「さようでございますね」

魔王「下品な人間共は気に入らんが、奴らは良い。なかなか気持ちの良い奴らじゃった」

側近「邪な考えがないですからね」

魔王「邪か・・・ああいった者が一番扇動されやすいからの・・・そうじゃな・・・」

魔王「どれ、明日あたりにでも、正式にお祝いするか?」

側近「そうですね!」

側近「楽しみです!」

〜FIN・前編へ〜

267 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 15:33:53.48 ID:cYpr0mpN0
おしまい。
さっき覗いたまとめサイトのコメントに、「エルフのヤンデレ化」についての感想があった。
ヤンデレ・・・確かにヤンデレかもしれんわ。
今日はこれからまた載せるから、良い設定があったらリクエストしとくれ。
とか作家気取りしてもしょうがないしな。年末だし、遣り残しなしで行きましょう。


268 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 16:39:03.70 ID:cYpr0mpN0
用事、また夜来ます。
ヤンデレ、ヤンデレ。

269 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 18:01:43.13 ID:3qYgl1Ps0
つまんね

270 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 18:12:49.13 ID:h+R/ELv+O
つまらん、エロ書け
設定はエルフが魔王を寝取るやつな
それ以外書いたら二度とこねーから

271 :名も無き被検体774号+:2010/12/27(月) 20:07:25.60 ID:cYpr0mpN0
〉〉270
いいよ来なくて。
そこまでして寝取るだのエルフだの魔王だの言われると、本気で気持ち悪いわ。
こちとらそこまでドップリ浸かってる訳ではないのでな。
そうだ、自分で読みたいようなものを書いてここ使いなよ。たいてい書いてる人はそんなのが多いんじゃない?
俺もそうだしね。他の設定でもいいから、試しにどう?支援しにくるからさ。

おやすみ

272 :名も無き被検体774号+:2010/12/30(木) 08:56:49.72 ID:qTAITOHK0
>>271
ふう。読み終えた。
また続きをよろしく。

273 :名も無き被検体774号+:2010/12/30(木) 18:56:02.43 ID:zyrPVVrG0
読み終えた。 >>1お疲れ様

274 : ◆mt9EVUH7Ww :2011/01/08(土) 10:47:38.69 ID:2Tak3Dot0
>>1
お疲れ様です。
昨日からテカテカしながら読んでる+(0゚・∀・) + ワクテカ +
期待してますノシ

275 ::2011/01/14(金) 18:36:41.58 ID:R2rBILA80
おお、コメントが増えてる。
〉〉272、273
有難う。今度昇格を控えてますので、そしたら勤務時間が自由になります。
ということは、時間が出来る、なのでまた書きます。
実はもうあるんですが、小出しにして書くとイライラするんじゃないかと、なもんで完成したらまとめて投稿しておきます。
〉〉274
とても後に読み始めたのですね。
それでもこうしてコメントしてくれていくのを見ると、こっちもやる気が増すってもんよ!
上でも書いたけど、今度のもあります。
もうこの連中のサイドストーリーみたいなのはテーマとしては使えませんので、今度は男がひねくれ者の男が主人公のお話です。
深刻なテーマを盛り込みたいです。

じゃな。

276 :名も無き被検体774号+:2011/02/01(火) 18:45:36.00 ID:vK7c3hG90

そして続きよろ
age 

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