【車/経営】短期的な勝負は目標でない--トヨタ・豊田章男社長 [10/15]

ライトスタッフ◎φ ★

トヨタ自動車の豊田章男社長は１４日、ロイターとのインタビューに応じ、短期的な
リターンに左右されない長期的な投資家を呼び込むため、持続的成長を重視した
経営を目指す考えを示した。　

歴史的な円高に加え、韓国の現代自動車などとの競争が激化するなか、トヨタは厳しい
経営環境に直面している。年初からの株価動向は、トヨタが２０％下落しているのに対し、
現代は２２％の値上がりと対照的になっている。

アマチュアレーサーとしても知られる豊田社長は、当地ニュルブルクのサーキットで、
「今、現代はいい車を作っていると思う。ある意味で負けているところもある」と認める
一方、短期的な勝負は目標でないと述べた。

その上で、１５年程度の期間で投資家に評価されるような会社でありたいと指摘。
「持続的な成長を目指しており、しっかり持ち続ければ必ずリターンがあるという
銘柄にしようと努力している」と語った。　

トヨタは今年３月、長期経営方針「グローバルビジョン」を発表し、環境対応車のライン
アップ強化や新興国での販売拡大などによって、２０１５年までに連結営業利益を今期
予想比ほぼ倍増となる１兆円程度、営業利益率も今期予想の約３％から５％に引き上げる
方針を示している。

豊田社長は、一部メディアが数値目標に欠けていると批判していることは承知している
とした上で、「あくまでも数値目標ではなく、良い車をつくろうとしている」と強調。
「良い車を作ることで社会に貢献し喜ばれ、その結果として利潤を得て、将来の研究開発に
つながるというサイクルにしたい」と述べ、強力な経営基盤は目的でなく結果であるとの
考えを示した。　

また、年間国内生産３００万台を維持する姿勢に変わりないものの、現在の円高水準が
継続した場合、状況の急激な変化は避けられないとの見方を示した。

「３００万台の最終組み立てを行っても、その構成品や部品がほとんど外国のものになる
という状態になった時に、日本の自動車業界が本当に先進部分で引っ張っていけるかは
分からない」と語った。

◎トヨタ自動車(7203)　http://www.toyota.co.jp/

◎http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23640520111014

◎関連スレ(他にもあり)
【車/販促】トヨタ、新たな企業広告キャンペーン『FUN TO DRIVE, AGAIN.』開始--キムタク、たけし起用 [10/13]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1318476677/